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大地とつながる、ひと呼吸

夕方、パソコンに向かって作業を続けていたとき、ふと自分の肩がぎゅっと上がっていることに気がつきました。手先が妙に冷えていて、胸のあたりだけで浅い呼吸を繰り返している。 特別なトラブルがあったわけではないのに、頭のなかだけが忙しく空回りして、なんだか気持ちが落ち着かないような、小さな焦燥感が波のように寄せては返していました。 東洋思想には「身心一如(しんしんいちにょ)」という言葉があります。体と心は切り離せるものではなく、ひとつの地続きのもの、という意味です。 心がどこかフワフワして定まらないときや、不安が頭を離れないとき、それは心の問題というよりも、体にエネルギー(気)がうまく巡っていないサインなのかもしれません。 タロットカードで言えば、頭のなかの思考(風の要素)ばかりが過剰になり、現実の肉体(地の要素)とのバランスを崩してしまっている状態です。 心が元気をなくしているとき、無理に気持ちを奮い立たせようとする必要はありません。 そんなときは、心ではなく、まず「体」からアプローチをしてあげるのが、いちばんの近道になります。 椅子に少し深く腰掛け直して、両方の足の裏がしっかりと地面に触れているのを感じてみる。 そして、その足の裏から大地のどっしりとした安定感を吸い上げるようなイメージで、ゆっくりとお腹の底まで息を届けてみてください。 浅くなっていた呼吸が深くなり、お腹の底に温かさが戻ってくると、上がっていた気が自然と下へ降りていきます。 体という器が温まり、重心がすっと下に落ちるだけで、心は不思議と静けさを取り戻すものです。 今夜は少しだけスマートフォンを置いて、ご自身の身体に意
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言葉で編む、小さな結界

夕方、買い出しの帰りにふと、昼間に耳にした他人のトゲのある言葉や、SNSで見かけた誰かの強い主張が、頭の中で何度も再生されていることに気がつきました。直接自分に向けられたわけではないのに、その言葉の残像にじわじわと心のエネルギーが削られ、胸のあたりがどんよりと重くなっているような感覚です。 私たちは、無意識のうちに外側のネガティブな空気を吸い込み、自分の内側までその色に染めてしまうことがあります。 東洋思想では、言葉には「言霊(ことだま)」という強い気が宿ると考えます。 他者の強いエゴや不調和なエネルギーに触れすぎると、自分を取り巻く「気」のバリアが薄くなり、内側のバランスが崩れやすくなるのです。 風水で空間の換気をするように、心の中に流れ込んできた不要な空気も、早めに外へと流してあげる必要があります。 もし、外からの影響で心がすり減っていると感じるなら、無理にその状況をポジティブに捉え直そうとする必要はありません。 ただ、自分の口から発する言葉を使って、静かに自分を守る「結界」を張ってあげればいいのです。 「このお茶、美味しいな」「今日の夕焼けは綺麗だな」 そんな、身近なものへの小さな感謝や心地よさを、小さな声でもいいので、ぽつりと形にしてみる。 自分で発したあたたかな「陽」の言葉は、自分の耳を通して、一番に自分の内側を潤してくれます。 それは、外からの雑音を遮断し、本来の健やかな巡りを取り戻す、一番身近なセルフお祓いのようなものです。 今夜は、誰かの言葉ではなく、ご自身の心地よい言葉で、一日の終わりを静かに満たしてあげませんか。
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