〈実例をお見せします〉編集者はどのように原稿に赤字を入れるのか?
「自分はSNSで毎日文章を書いているから、原稿を書くのは得意だ」
「文章には自信があるし、そんなに直されることはないだろう」
本を書こうとする人の多くが、心のどこかでこう思っています。
しかし、いざプロの編集者に原稿を渡したとき、待ち受けている現実は往々にして想像とまったく違います。
戻ってきた自分の原稿が、編集者の赤字で“真っ赤っか”になっている。
この光景に驚き、ショックを受ける著者は少なくありません。
私が赤字を入れた原稿の実例をお見せしましょう。
驚くかもしれません。↑どうしても横で表示できなくてすみません!実際、何十冊も出版しているベテラン著者であれば、赤字がほとんど入らないこともあります。
ですが、初めての出版では、ほぼ例外なく原稿は赤ペンだらけになります。
これは「文章力がないから」ではなく、「本にするための文章の書き方」と「日常的に書いている文章の書き方」がまったく違うからなのです。
赤字が入る3つの典型的なポイント
編集者がどんなところに赤字を入れているのか、代表的な例を3つあげてみます。
① 良い文章を書こうとしすぎる
初めて本を書く人ほど「いい文章を書かなきゃ」と力が入りがちです。
すると、修飾語をやたらと重ねたり、後の展開を考えずに思いつくまま書いてしまったり…。
結果、読み手からすると「結局何を言いたいの?」と迷子になってしまう文章になります。
本は「著者が書きたいこと」を並べる場ではありません。
「読者が読みやすい形に整えられたメッセージ」を提供する場です。
ここを意識できるかどうかが、赤字の量を大きく左右します。
② 一つの文章に一つのことだけ書
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