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『無能なヤツほど出世する』|体験記#007

「ん?方針?…そんなもんね〜よ!」 今回は、こんなふうに軽々しく口にする無能な”Y部長”のお話です。ブラック企業に33年勤めてきた中で、「いい人なんだけど…仕事となると残念な人」それが、”Y部長”。この人も、忘れられない“困った上司”の一人だったんです。=======================鼻歌「ふっ、俺に理想?…ないない!」飲み会や接待では、超が付くくらいの人気者。でも、仕事となるとポンコツすぎて、話がまったく噛み合わない。そんな”Y部長”が、なぜか、「品質監査の説明役」をやると、自分から言いだしたことがあったんです。まぁ一応、品質保証部の部長さんだったので、お断りする理由もなく、本人の意志を尊重することになりましたが……正直、めちゃくちゃ不安でした(~_~;)そして、監査当日。会議室には、お客様から派遣されてきた2名の監査員と、私を含めた7名が監査を受ける側として出席していました。いよいよ監査が始まると、最初のうちは順調で、「問題ないですね」と監査員からも好反応が出ていました。すると、Y部長――「ふんふんふ〜ん♪」サザンの鼻歌まじりで調子に乗りだしてきたんです。(頼むから余計なことは言うなよ…) 嫌〜な予感がしながら私は隣で冷や汗(ーー;)すると、監査員のひとりが、Y部長に真顔で質問しました。「品質保証部の方針は、何ですか?」凍りつく時が止まったかのように場が静まり、質問をした監査員の視線が、Y部長に突き刺さる。(どう答えるんだろう?) 不安になった私は、そっとY部長の横顔をうかがうと――「え〜、特にないです!」 (マジか!脳天気に答えやがった!)(しかも、アホまる
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