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『魚は頭から腐る』|体験記#006

”トップの腐敗が会社をダメにする”ブラック企業に33年勤めた中で、それを思い知らされた出来事です。◇会長の怒声「お前!B部長に恥かかす気か!」月曜朝の会議室、会長の怒鳴り声が響きわたり、私の心臓をギュッと締めつける。当時、私は30代。「この会社を良くしたい」と本気で思っていました。そんなとき会長から、「社内の問題点を洗いざらい出せ!」と厳しい指示がでた。『よし、今だ!』ここはチャンスと思い、私は、放置され続けてきた”清掃不足”という現場の問題を、勇気を振り絞って声に出したんです。その現場こそ、会長がかばった、”B部長”が管理している現場でした。◇ズブズブの関係B部長は、ウソや隠しごとが多くて困った人でした。上っ面は仕事してる風に見せといて、実は何もしていない。現場のアチコチには汚れが溜まり、近づくと悪臭もするくらい酷い状態。清掃記録なんかは、空チェックでやったフリが当たりまえ。現場の仲良しグループと遊びほうけては、一日のほとんどを休憩室で過ごすという不良部長だったんです。こんな状態が長いこと続いていたので、現場に来たお客様からも「食品工場なのに衛生意識が低すぎる」と、厳しく指摘されていました。それでも危機感ゼロのB部長……『このままじゃ、取引停止だってあり得るというのに』そこで私は、会長の力に頼ろうとしたんです。しかし……甘かった。会長とB部長は“超”がつくほどの仲良し。何があっても「今回だけだぞ」で甘やかすズブズブの関係。『それは分かっていました』けど、”もしかしたら”と、会長の指示に、かすかな希望を持って問題点を口にしたんですが…私が甘かったですね。けっきょく、「お前、B部
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