スマホ依存から見える「分離」と「統合」の話
なぜ僕らは常に満たされないのか想像してみてください。生まれたばかりの赤ちゃんは、お母さんと自分の境界線がよく分からない状態です。でも成長するにつれて「自分」という感覚が強くなっていく。これが「分離」の始まりです。
この分離が起きた瞬間から、僕らには「何かが足りない」という感覚が生まれます。SNSで他人の投稿を見て「いいな」と思ったり、恋人がいない時に寂しさを感じたり、お金がもっとあればいいのにと思ったり。この「足りない感」の正体は、実は根源からの分離感なんです。
守ろうとすればするほど孤独になる現象
不安な気持ちになると、僕らは自然と身を守ろうとします。例えば、傷つくのが怖くて恋愛に積極的になれない人がいるとしましょう。
その人は心の壁を作って自分を守ろうとしますが、結果的により孤独になってしまいます。守れば守るほど、人との距離は遠くなる。そしてより孤独を感じて、さらに壁を高くする。これが「分離のスパイラル」です。
面白いことに「自分を守ろう」と決めた瞬間、無意識に「敵」を作り出してしまうんです。誰も攻撃してこないのに、勝手に「きっと批判されるだろう」「バカにされるだろう」と想像して、架空の敵と戦い始める。
僕らの脳は偏見マシーン
スマホのアルゴリズムを想像してみてください。最初に「猫好き」という情報を入力すると、その後は猫の動画ばかりがおすすめに表示されますよね。
人間の脳も似たようなものです。「自分は価値がない人間だ」という初期設定があると、その後入ってくる全ての情報を「やっぱり自分はダメだ」という証拠として解釈してしまう。褒められても「お世辞だろう」と思い、批判される
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