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はじめに~小さなブランドを育てる人へ

今回から、ブランドづくりやブランド運営について、私自身の経験をもとに少しずつ書いていこうと思います。私はこれまで、ジュエリーやファッションなど、高付加価値商品を扱うブランドビジネスに長く携わってきました。高級ファッションアパレル会社、フランスやイタリアのジュエリーブランド、ミュージアムクラスのアンティークジュエリーを扱う会社で経験を積み、その後は自らジュエリーブランドを立ち上げ、10年以上にわたって企画・デザイン・販売・運営まで一貫して取り組んできました。その経験を通して、ブランドというものは「良い商品を作れば売れる」という単純なものではなく、商品企画、製造、価格設定、販売、広報、お客様とのコミュニケーションなど、さまざまな要素がつながり合って育っていくものだと実感しています。私が経験してきたのは、大企業のブランド戦略ではありません。少人数で運営するブランドや、中小企業だからこそ直面する悩みや課題、限られたリソースの中でブランドを育てていく方法を、現場で学んできました。だからこそ、このブログでは「理論としてのブランディング」ではなく、実際にブランドを運営する中で培ってきた実践的な考え方や工夫をお伝えしたいと思っています。ブランドをこれから始めたい方、運営しているけれど方向性に悩んでいる方、もっと自分らしいブランドに育てていきたい方。そんな「小さなブランド」の力になれたら嬉しい。それが、このブログを書こうと思った理由です。今後は、ブランドの立ち上げ方だけでなく、商品企画、世界観のつくり方、価格設定、販売、発信など、実際の経験を交えながら発信していきます。このブログが、皆さまのブラ
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第2章 売れる商品ラインナップの作り方~強み・リソースを掘り起こす

前回は、「ブランドを立ち上げ方」で基本の土台、外したくない考え方についてお話ししました。ブランドの方向性が決まったら、次に考えるのが「何を売るのか」です。実はここで、多くの方がつまずきます。「かわいいものを作れば売れる」「自分が好きなものならきっと売れる」「自分がいいと思うものならきっと売れる」そう思って商品を作り始めても、思うように反応が得られないことは少なくありません。理由は、独りよがりになってしまうことがあるからです。きっと売れるというふんわりした期待しか思い浮かばない時、もし期待だけで動こうとしているなら、この先を読み続けて欲しいのです。今回は、私が商品企画を考えるときに大切にしたい視点をご紹介します。1.まずは「何を特徴にするブランドなのか」言語化する、決める商品には必ず"選ばれる理由"が必要です。例えばジュエリーなら、* デザイン性が高い* 素材にこだわっている* 希少な天然石を扱っている* 使いやすい* 重ね着けを楽しめる* オーダーメイドができる* ギフトとして選びやすいなど、面白い、目新しい、楽しそうと思ってもらえる「特徴」はさまざまです。ファッションでも同じです。* シルエットが美しい* 着回ししやすい* 着心地がいい* 天然素材にこだわる* サイズ展開が豊富* 日本製である* 高級感があるなど、「何が強みなのか」を明確にすることが大切です。2.自分の持っているリソースから考えるブランドは理想だけでは続きません。自分が持っている強みを活かせる商品を考えることも重要です。例えば、* 良い仕入れ先を知っている(品質の担保)* 特定の素材を安く仕入れられる(コスト
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「ブランド=信頼される記号」──親友や家族ができるプロセスとしてのブランディング

「ブランドって、ロゴとか高級感のことですよね?」そう尋ねられることがあります。でも、味語り®が考えるブランドは、それとはちょっと違います。ブランドとは、もっと人間的で、もっと関係性の中に育まれるもの。たとえば、“親友”や“家族”のように。信頼関係の形成と、ブランディングの共通点親友や家族は、最初から特別な存在だったわけではありません。何度も会い、話し、すれ違い、ぶつかり、それでも向き合って、少しずつ築かれてきた関係。信頼は、繰り返される接触と共感の蓄積で生まれます。そしてそれは、ブランドの形成ともよく似ています。最初は知らない存在。けれど、発信ややり取りを通じて、「この人、なんか気になる」「信頼できそう」と感じ始める。それが、“ブランドが育っていく”ということなんです。人は、“言葉”より“体験”を信じる「この人、いい人だよ」と言われるより、困っているときに声をかけてくれた体験のほうが、ずっと心に残ります。ブランディングも同じ。どれだけ発信しても、それだけでは信頼されません。一貫したふるまい、言葉のトーン、何気ない対話、丁寧な返信。そうした「体験の積み重ね」が、人の心にブランドを刻みます。味語り®が考える“ブランド”味語り®では、SNS投稿も「販売活動」としてではなく、「関係性を育てる行動」として位置づけています。フォロワー数や“映え”ではなく、「共感」や「信頼」がじんわり積もっていくこと。広告では買えない、“あなたという存在への信頼”こそが、ブランドの資産だと考えています。それは言い換えると、“あなたという存在そのものが、信頼されている状態”です。親友のようなブランドは、こうし
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