「ちゃんとしなきゃ」に支配された日々
わたしを縛りつけていた、見えないルール「ちゃんとしなきゃ」「ちゃんとできるまで」「ちゃんとしないと、誰かに迷惑をかける」この言葉を何度、自分に言い聞かせてきたかわかりません。特に誰かに強く言われたわけじゃない。でも、わたしの中には確かに「そうしなきゃいけない」という思いがこびりついていました。■ 「いい子」でいることが、大切だった思い返せば、小さな頃から「しっかりしてるね」「お姉ちゃん、えらいね」「いい子だね」と言われるたびに、母が嬉しそうな顔をするのが、なによりも印象的でした。そして、そんな母の喜ぶ顔を見るたびに、私は、自分の心に嘘をつくようになっていったのだと思います。本当は苦しかった。本当は怖かった。本当はやりたくなかった。でも、「いい子」でいることを無意識に選んでしまっていたのです。■ 「しっかり者の長女」は、わたしの仮面だった「お姉ちゃんなんだから」「しっかりしなきゃ」「泣かないのがえらい」そんな言葉に囲まれて育った私は、気がつけば“しっかり者の長女” という仮面をしっかりとつけていました。でも本当の私は、そんなに強くなんてなかった。泣きたいときもあったし誰かに甘えたいときもあった。でも、その感情に気づくことすら許されなかったのです。だって「ちゃんとしなきゃ」いけないから。■ “ちゃんと”って、誰の基準?「ちゃんとしなきゃ」という言葉は、一見すると“まじめ”や“責任感”のように聞こえるけれど、その実態はとてもあいまいで誰の「ちゃんと」なのかもわからないまま、わたしはその見えない基準にずっと縛られて生きてきました。その基準を守るために自分の気持ちを押し殺し本音を引っ込め
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