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思わず目が止まってしまう本のタイトルの付け方 読者が「自分のことだ」と思う瞬間に人は本を手に取る

あなたは最近、どんなタイトルの本に思わず手が伸びましたか? 私が真っ先に思い浮かぶのは、禅僧・枡野俊明さんの本です。 枡野さんは、出版社からつねにオファーが絶えない大人気著者。 『考えすぎない』『抱え込まない練習』『感情に振り回されない』——。 どれも「いまの自分の悩み」をそのまま言い当てられたかのようなタイトルばかりです。 しかも特徴的なのは、余計な言葉がありません。 長々しい説明もありません。 ただシンプルに、一言が胸のど真ん中に飛び込んできます。 なぜそんなタイトルが生まれるのか? 答えはひとつ。 「読者を徹底的に絞り、その人の心の中にある言葉をタイトルにしている」からです。 これは、タイトルづくりの本質そのものです。 「自分の言いたいこと」ではなく「読者が言ってほしい言葉」を探す 多くの人がタイトルで失敗する理由はここにあります。 自分の言いたいことを大声で叫んでしまうこと。 しかし、叫べば叫ぶほど、読者は引いていきます。 たとえばあなたが街を歩いていて、 「こんなに素晴らしい本を書きました!!」と 知らない人が突然叫んできたら、どうでしょう。 視線をそらして、足早に通り過ぎるはずです。 ところが、あなたのすぐ横で誰かが、 「最近、自分を責めてばかりなんだよね…」 そうつぶやいたら? おそらく、思わず耳を傾けてしまうでしょう。 人は、自分と同じ悩みを抱えている人を見つけると、気になって仕方なくなる。 タイトルもまったく同じです。 枡野俊明さんのタイトルは、読者の「心の声」そのもの 枡野さんの本は、 「悩んでいる人」「心が疲れている人」「余裕がない人」 といった、非常に限
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●●万部突破!の裏側を知らずに“浮かれる”と危ない理由― ベストセラーの仕組みを正しく理解し、次の行動につなげるために ―

■「●●万部突破!」の数字だけを見てはいけない SNSを見ていると、「著者累計●●万部突破!」「自分が編集した本がトータル●●万部!」とアピールしている人をよく目にします。 もちろん、売れたこと自体は素晴らしいことです。出版界に明るい話題をもたらし、経済効果も生みます。 しかし――その数字だけを切り取って“その人の手柄”のように語るのは、出版の仕組みを正しく理解していないと言わざるを得ません。 なぜか? 理由はシンプルです。 ベストセラーは、著者や編集者の力だけでは絶対に生まれないからです。 ■大手出版社だからこそ可能になる“莫大なリスク” 今の出版業界では、部数を積んだ際の返品リスクは、私の体感では10年前の10倍ほどに増えています。「たくさん刷れば売れる」という時代ではありません。 では、なぜ数万部〜十万部規模の重版がかけられる本があるのか? それは—— そのリスクを背負えるキャッシュフローを持つ大手出版社だからこそ可能になるからです。 大量に刷れば、当然返品も増える。 返品が増えれば、出版社はコストを丸かぶりする。 つまり、資金的な体力がある企業でなければ、そもそも「大きく積む」ことさえできません。 逆にいえば、 同じ内容の本でも、中小出版社では絶対に十万部級には持っていけないケースが山ほどある ということです。 内容だけ見ればもっと評価されるべき本は、実はたくさんあります。しかしそれでも売れない現実があるのは、こうした“仕組み”が背景にあるからです。 ■宣伝・販売・書店…多くの人の力でベストセラーはつくられる さらに忘れてはいけないのは、ベストセラーは「置いておけば勝手
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小さくても強い出版社は、なぜロングセラーを作り続けられるのか?書店で見つけた4年前の本が平積みされていた理由

先日、東京都江戸川区の中規模書店を訪れたときのことです。 入口すぐの大きな平台──書店でもっとも人の目に触れる「エンド台」に、心理学者・内藤誼人さんの『おもしろいほどやる気になる本』が平積みされていました。 私は「また内藤さんの新刊かな?」と思い、手に取って奥付を確認しました。しかし驚いたことに、その本は4年前の発売。しかも既に第5刷を重ねているロングセラーでした。 では、なぜ4年前の本が2025年の今、書店の入口という一等地に並ぶのでしょうか? 答えはただひとつ。 明日香出版社の地に足のついた営業力です。 営業マンが足でつくるロングセラー 明日香出版社は社員10数名という決して大きな規模の出版社ではありません。しかし社長の石野さんは書店をとても大切にし、同社の営業は昔から徹底して「書店」を回ります。 ・派手な広告も打たない ・大規模なPRキャンペーンもガンガンしない ・インフルエンサーなどを使ってSNSでバズらせるような動きもしない その代わり── 目の前の書店と信頼関係を積み重ね、丁寧に目配りしながら“必要なタイミングで”注文してもらう。 この「書店営業の正攻法」を、明日香出版社はずっと続けているのです。 売れたら補充、売れたらまた補充。 いっきに大量重版をかけず、小ロットの重版を積み重ねながら“ロングセラー化”する。 これは出版社の世界でも、非常に筋の通ったやり方です。派手さはありませんが、確実に利益を積み上げる方法。だからこそ、中小出版社でありながら明日香出版社は、安定して良い本を世に送り続けています。 実際、4年前に出た本が、今なお目立つ場所で売れ続けている──それ自
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出版社の編集者は、企画書の「ここ」しか見ていない。あなたの企画がスルーされる5つの理由

商業出版を目指す人が最初にぶつかる壁――それが「企画書」です。 どんなに熱い想いがあっても、どれだけ原稿を書きためていても、 出版社の編集者が「読もう」と思わなければ、そこから先には一歩も進めません。 実際、編集者の机には毎日のように「著者候補」からの企画書が届きます。 問答無用で持ち込み企画を受け付けない出版社も多くあります。 仮に、目にとめてもらっても、そのほとんどが数行読んだだけで“却下”されているのが現実です。 なぜか? それは、企画書の中で「絶対に外してはいけない5つのポイント」が抜け落ちているからです。 あなたの企画書は、その5つを押さえていますか? もしかすると、知らず知らずのうちに“読まれない企画書”を量産しているかもしれません。 ① タイトル──最初から「力を入れすぎる」と失敗する 意外に思われるかもしれませんが、編集者は最初の段階でタイトルをそこまで重視しません。 なぜなら、採用が決まった後に編集長・営業・PR担当など、 多くの関係者と何度も議論を重ねて「売れるタイトル」に変わるからです。 実績のある著者でない限り、最初に提案したタイトルがそのまま通ることはほとんどありません。 ですから、今は「どんな本なのかが伝わる仮タイトル」で十分です。 ここで力を使い切るよりも、後述する“中身”の部分にエネルギーを注ぐべきです。 ② サブタイトル──「誰のための、どんな本か」を端的に 編集者が見るのは「この本を誰が読むのか」「読む価値はあるのか」という点。 メインタイトルで表現しきれない部分を、サブタイトルで具体的に伝えるのが鉄則です。 例えば、 「YouTube登録者
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