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ローカルルール(1)

デザイン制作を生業にしていてよく遭遇する例です。「デザインは上手なのに採用されない」以前佐藤可士和さんの講演を拝聴した際にも質問を出されていた方がいました。考えているアイデアが合っているのか自信がないと。この講演は某派遣会社主催、派遣登録のあるクリエイター向けのものでしたので佐藤さんは非常にわかりやすい言葉を使って説明されていました。「自分がこの案件のどの領域を担当しているかイメージするといいと」そしてご自身の書籍などでも「答えはクライアントの中にある」と書かれています。ご自身のオリジナリティで勝負されている方はともかく、「案件もの」はクライアントがあってのもの。得意先のブランディングがどうなっているのか、今回の依頼内容はどういう解決が必要なのか、デザイナーとはいえ、きちんと掘り下げることが絶対必要です。そうでないと小手先のビジュアルのみ、あしらい先行で本質が全く見えないクリエイティブを提案してしまうことになります。言い方を変えれるとこれらは競合他社で使えるようなクリエイティブではダメです。お金を出してデザインを発注する人の想いを全く考えていない。デザイン費は決して安いものではない、クライアントの売り上げ利益の中から、いくばくかの販管費から出ています。つまり受託した以上はその費用が無駄だったと思わせない提案をしないといけない。得意先の広報サイトを読む、商材を試して見る、その上で軽く提案しつつ質問があれば質問をする。提案までにやらなくてはいけないことが非常に多いです。この部分は営業担当やディレクタークラスの仕事、という感覚のデザイナーさんが多いですが、この方々は今、「中間中抜き業
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ローカルルール(2)

この項目を分けたのには理由があります。「デザインの決定は得意先のローカルルールに依る」ということを前回のエントリーで書きましたが、文字通り地域特有の「ローカル色」を加味しないといけないことがあります。地域によってベーシックで持っている色やトーンが違います。日本という国ひとつでも色に対する感じ方に地域差があるという、得意先云々ではなく地域、国という広い視点での考え方が必要です。一生懸命考えたC I、VIも景観条例の前では一蹴されるパターン。広告・広報<地域景観という現実は結構シビアです。そして世界に目を向けると日本で通用するデザインは海外では採用されないという現実。こちらも地域の色、家族構成、宗教によりビジュアルを変えていくことが必要となります。なのでいいデザインって実は一つでない、受け手に対し、アプローチができているかなのでその受け手が変われば表現も変わります。こと食品のジャンルは顕著で、私は旅好きで約20カ国訪問しています。海外へ行けば大抵見かける「マクドナルド」「バーガーキング」「ケンタッキー」などのグローバル企業が掲示しているメインビジュアルに対し「どうしてこのビジュアルになったのか」という思考訓練をしています。旅行時なんてプライベートなのだからそんなことしなくていいのですが、悲しき職業病です・・・。【ケンタッキー】ブルネイフィリピン【ジョリビー】ブルネイフィリピンブルネイの写真構成が二つの企業で似ています。どんなものが入っているのか、きちんと分からせる必要があるのかな?あと、大家族構成っぽい。フィリピンは圧倒的チキン推しです。ジョリビーメニューが人気すぎて、他のファース
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