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「労働市場におけるジェンダー格差の解消方法」島根大学医学部前期2014年

(1)問題次の課題文及び資料を読んで,問1~4に答えなさい。 [課題文] ① さまざまな個人の選択は,制度や規範からの縛りをうけて行われます。その意味で,どのような選択であっても,働く選択と働かない選択は厳密に五分五分の確率でないことのほうが多いのです。例えば,3歳未満の子の母親がフルタイムで働くか否かを選択するにあたって,子どもが幼いうちは子育てに専念したほうがよいとする社会的通念があり,母親本人が母親としての役割期待ヘの強いこだわりがあると,働かない選択に最初から傾いて意志決定がなされます。このように,個人の選択に規範やその規範に基づく制度設計が関与してくるのは当然でしょう。ただ,社会的に望ましくないとされる選択肢を選ぶことに,不当な制裁を受けることがないような配慮が必要です。その意味でジェンダーフリーの提唱は,人びとのさまざまな生き方や選択を受け入れる,多様な社会の承認に通じるのです。② 少子化が指摘されてもう20年にもなろうとしています。その間,合計特殊出生率は基本的に下がり続けていて,少子化が改善される見通しもあまりありません。それ以来,女性就労は,子育て,家庭との両立といった観点を中心に議論されてきました。日本の女性の就労参加は断続的ですし,妻の就労も夫の収人に左右されています。逆に,夫がいない母子世帯の場合,母親の就労参加は他国よりも高いのが現状です。夫がいれば夫に左右され,夫がいなければ働かない選択は事実上なきに等しいというのが日本です。さらに,日本の男女間賃金格差は欧米に比べても依然高く,そこには女性の断続的な働き方とパート就労の低い賃金があります。③ どの
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「チーム医療」宮城大学看護学部2014年度

(1)問題問題  以下の資料を読んで、次の問1、問2に答えなさい。問1 「チーム医療」について、筆者がどのように述べているか400字以内でまとめなさい。(40点)問2 「チーム医療」について、あなたの意見を700字以上800字以内で述べなさい。(100点)(注)記述は、別紙解答用紙の所定の欄を使用し、横書きで書くこと。資料 この資料は、「病院」の誕生について説明したものである。「チーム医療」に含意される、“複数の医療従事者が医療にかかわる"という発想が、どのように生じてきたのか概観してみよう。明治以来日本の医療体制は「自由開業医制」をとっており、そこでは医師のみに、医療提供者としての権利と義務が負わされてきた。医療が、医師や看護師のほか、検査にかかわる診療放射線技師や臨床検査技師、リハビリテーションにかかわる理学療法士や作業療法士、食事を提供する栄養士などによって担われるという発想が出てきたのは、第二次世界大戦の後である。(中略) 新しい医療法(1948年制定)に基づく医療の形は、『病院』という雑誌の中でさかんに論じられてきた。1950年代の『病院』では、複数の医療従事者がかかわる新しい医療の形は、しばしば「オーケストラ」のメタファー(隠喩)で表現された。たとえば当時の厚生省技官であった小西宏はこう書いている。「シンフォニー・オーケストラは、管、絃、打の各楽器が一人の指揮者によって一糸乱れぬ演奏を行わなければならない。(中略)それぞれの専門分野が、各専門職業家によってよく調整・統括されると同時に、各分野間における調和がよく保たれなければならぬ』(1) ここでは診療、看護、検査、
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「利他的行動についての説明」神戸市看護大学看護学部前期2024年

(1)問題① 利他的行動のほうが,利己的行動よりも集団としてのメリットが大きいという説があります。災害が起こったときに人々が利己的に我先に逃げ出すのではなく,利他的に助け合う行動のほうが多く助かることが分かっているからです。逃げ道を見つけたときに,ひとりだけ逃げるのではなく,逃げ道があることを皆に知らせて逃げるほうが助かる人間が多く,集団としてのメリットが大きい。また,逃げる途中,さらなる困難にぶつかったときに,今度は,別の人間が逃げ道を見つけたりするので,助かる確率が高くなります。結局,こうした助け合いが集団を利することになります。② 集団内での助け合いは動物にも見られます。シジュウカラガンやミーアキャットのように,鳥類や哺乳類の世界では自分が属する集団を守るために見張り役を行う個体が存在します。この個体は外敵が近くに来たことを察するとけたたましい警告音を出して仲間に危険を知らせます。その個体は目立つ行為をするので外敵の餌食になりやすく,このような行為はその個体自身にとってはデメリットといえるでしょう。それにもかかわらず,こうした利他的行動には集団全体でみると,逃げる準備ができ生存率が高くなるというメリットがあるように思えます。③ しかし,これには別の見方もあります。最初に敵を発見した個体にしてみれば,黙って飛び立つと群れから離れるリスクが大きいので,危険を少なくするため,警告音を発して他の仲間と同時に飛び立つほうを選ぶのだという考え方です。そのため,讐告音を発する行為は,純粋な利己的行為であり,他個体に対する「操作」だという説もあります。④ 南極のコウテイベンギンはアザラシ
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