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「今日から始まるナラティヴ・セラピー」坂本真佐哉著

以前読みました金田諦應著「傾聴のコツ」でも触れられていておりました「ナラティヴ・セラピー」の入門書を読み直しました。坂本真佐哉著「今日から始まるナラティヴ・セラピー」です。専門書はどうして論文特有の難しい言い回しなどありますが、この本はとても易しい語り口調で書かれております。本当に初めての方でも読めると思います。この本ではナラティヴ・セラピーの基本と周辺知識、さらには実践に向けた練習方法まで網羅されております。ちなみに「ナラティヴ=narrative」は「物語」という意味です。では、ナラティヴ・セラピー(物語療法)とはどんなものなのでしょうか?【さらっと概略】まず、一つの出来事に対して様々な見方ができるということは容易に理解できるかとは思いますが、実際にはどうしても一つの見方に陥ってしまうものですよね。第1章では桃太郎の昔話を例に説明されています。あなたは芥川龍之介の「桃太郎」をご存じでしょうか?ぜひ「今日から始まるナラティヴ・セラピー」か、「芥川龍之介全集 第21巻」を手に取ってみてください。物語は出来事(プロット)が結びつくことで出来上がりますが、先に挙げた二つの「桃太郎」は基本的なプロットは同じ流れなのですが、まったく違う印象を受けるものになっています。セラピストはクライエントから「問題のストーリー」を聴くこととなります。その「問題のストーリー」に、質問などを通して新たなプロットを加え、「クライエントが好むストーリー」へと変えていくことを目標として会話をしていきます。見方を変える一歩目として、問題の外在化があげられます。何か問題が起きた時、私たちは何が原因かを探しがちでは
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