テレビの印象操作について
昨日の続きです。テレビの印象操作の方法をもう一つあげると、発言の切り取りがあります。テレビにかぎらずマスコミはある人物の発言を恣意的に切り取り、本人の意図とは違う、場合によっては逆の方向にゆがめて、報道することがあります。要するに自分たちの決めたイメージに誘導するわけです。たとえば、有名な例では、やや古いですが、JOC委員長だった森喜朗氏の女性蔑視発言での辞任事件があります。森氏は確かに失言大王との異名があるくらい問題発言が多く、マスコミも手ぐすねを引いて待ち構えているようなところもあるのですが、このときはひどかった。森氏は、「女性が入ると会議が長くなる」、「発言時間を規制しないといけない」、そして「わきまえた女性が望ましい」といった発言をしたとされています。これにマスコミがこぞって飛びついて批判し、世論を森氏許すまじの方向へと誘導した結果、森氏はJOC委員長辞任に追い込まれました。しかし、森氏の発言をよく読むとわかりますが、「女性がたくさん入っている会議は時間かかる」は他人の発言の引用であって、森氏の発言ではないんです。これがどこかの一つの新聞社やテレビ局だけの報道だったら間違いで済むかも知れません。しかし、みんな、誤解であることを百も承知の上で、そのほうが面白いから、森氏だったらそういった発言をしてもおかしくないからと、訂正するどころかさらに尾ひれを付けるような形で報道したのです。もう一つ例をあげると、これも東京オリンピック絡みですが、テレビ朝日がモーニングショーで桜田五輪大臣(当時)が「白血病告発にがっかりしている。そういった盛り上がりが若干、下火にならないか心配していま
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