ネットの「無料復元ソフト」でデータが二度と戻らなくなる仕組みとは?【プロが解説】
「SDカードのデータが消えたから、ネットで評判の無料復元ソフトを使ってみよう」ちょっと待ってください!その判断が、思い出の写真を二度と戻らない「完全なゴミデータ」に変えてしまうかもしれません。実際に当サービスへ寄せられるご相談の中でも、「自分で無料ソフトを試したら、余計におかしくなった…」というケースが非常に多く存在します。なぜ自分で復元ソフトを使うと失敗してしまうのか?プロの視点からその裏側をわかりやすく解説します。理由①:エラーの原因に合わせた対応ができないから一言に「データが消えた」と言っても、原因はさまざまです。・論理障害:データの並び順や管理情報が乱れた状態(軽度)・物理障害:メモリチップ自体が劣化・破損している状態(重度)無料の復元ソフトは、あくまで「軽度の論理障害」にしか対応していません。もし物理障害(チップの劣化)が原因だった場合、ソフトを起動して全データをスキャンする行為は、壊れかけたエンジンをアクセル全開で回し続けるようなものです。結果としてチップが限界を迎えて焼き切れ、物理的に息の根を止めてしまうことになります。理由②:データの「断片化」を加速させてしまうからデータはメモリの中で、パズルのピースのように細かく分かれて保存されています。適切な処理を行わずに市販ソフトで無理やりデータを引き出そうとすると、このピースがバラバラに破裂(断片化)してしまいます。すると、仮にデータを取り出せたとしても、「写真は復元できたけど、下半分がグレーで映らない」「動画ファイルはあるのに再生できない」という「壊れたデータ」しか残らなくなってしまうのです。プロの復旧技術は何が違うの
0