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共倒れを避けるサポートのコツ

家族やパートナーがうつ病を患っている場合、支える側には大きな負担がかかります。 相手への思いやりから自然とサポートに徹することが多いですが、無理を重ねることで「共倒れ」のリスクが増してしまいます。 本コラムでは、支える側が心身を保ちながら支援を続けていくための「共倒れ防止策」について解説し、無理なく長期的なサポートを可能にするための具体的な方法を紹介します。家族が出来ること①ー一人で背負い込まないうつ病のパートナーを支えるとき、多くの人が「自分が支えないといけない」と強い責任感を抱きがちです。 しかし、サポートを一人で背負い込むことは、自分の心身の健康を損ね、結果的に「共倒れ」を招きかねません。 そのため、一人で抱え込まないような工夫が必要です。 他のサポートを活用する: 家族や友人、サポートグループに協力をお願いすることが大切です。こうしたサポートがあると、自分が追い詰められずに支援を続けられる可能性が高まります。 専門家の力を借りる: 心理カウンセラーや医師など、専門家に頼ることも一つの方法です。うつ病へのサポートには専門的な知識が役立つため、定期的にプロからアドバイスを受けると負担を軽減できることが多いです。 一人で全部を抱え込もうとせず、周囲やプロの力を頼ることが、共倒れを防ぐための重要なポイントです。家族が出来ること②-相手に巻き込まれないうつ病のパートナーに寄り添うことは大切ですが、相手の感情や状態に過度に巻き込まれると、支える側も心理的に不安定になりやすくなります。 そのため、適切な距離感を持ち、自分も心を守ることが必要です。共感しすぎず、冷静な視点を持つ:
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家族が出来ること・出来ないこと

家族員の誰かがうつ病のような精神疾患になると、他の家族には突然役割が急増します。 そして「家族だから」という呪文によって、周囲から色んな要求を突き付けられます。 しかし、家族だけで何もかも賄えるものではありません。 家族が病気になったとき、同居家族が出来ること・出来ないことを仕分けることが重要です。 1.「必要なこと」を4カテゴリに分ける生活上・将来への備えも含めて、必要なことは山ほどあります。 しかしその全てが本人または同居家族だけでこなさなければいけないわけではありません。 まずは、 ①病気本人が出来ること②家族が肩代わり出来ること③本人と家族が協力して取り組むこと④専門家・第三者に任せることの4つに仕分けましょう。 数字が大きくなるほど、問題は高度化・困難化していきます。 2.それぞれが出来ること①本人が出来ること 症状が安定・回復していけば増えていく可能性はありますが、どんなにしんどい時でも本人にしか出来ないことがあります。 寝ることと食べること、薬を飲むこと、通院することです。 眠れなければ主治医に睡眠導入剤を処方してもらったり、少しでも食欲がわく食事を家族が用意することや、処方箋通りに服薬しているかの声かけをすること、通院同行も家族がやることは可能です。 しかし実際に、寝て、食べて、服薬して、主治医と状態について話し合うのは本人にしか出来ません。②家族が肩代わり出来ること病気になる前に本人が担っていた「家族内役割」が何かしらあったと思います。 これを、家族自身のキャパシティに応じて肩代わり出来ます。 例えば夫が毎日お皿を洗う役割だった→うつ病になって出来なくなった→
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うつ病家族を襲う無力感

家族がうつ病(またはその他精神疾患・精神障害)になったとき、家族は 『自分が対処しなきゃいけない、少しでも早い回復を目指そう、もし治ったら二度とうつ病になんてならないように頑張ろう』 と考えてあらゆる手を尽くそうとします。 けれど結果的に思ったようにならず、無力感に襲われる。 何故でしょうか。そしてそうならないために出来ることは何でしょうか。1.家族のうつ病で無力感に至るまで家族がうつ病等の心の病を発症したとき、大抵の家族は、ショックを受けたり慌てたりしながらも、「何とかしよう」と発奮するでしょう。 本を読んだり、主治医に相談したり、講演会に参加したり。 色んな知識を得て対処しつつも、しばらくすると「本の通りにならない」という壁に突き当たります。そして不安や疑念が湧いてきます。自分の努力不足だろうか? 薬が効いてないのでは? もしかして違う病気? そもそも病気じゃなかったの?↓色々原因を想像し、検証して、別の方法を試すが、それでも思ったようにならない。↓自分自身にも仕事がある、相手はうつ病で何も出来ないからその分自分が頑張らなきゃいけない、疲れたなんて言っていられない。そしてふと考えます。「私だけ頑張ってない?」そう思った途端、今までのがむしゃらな努力が全て停止してしまいます。 辛い、苦しいと言ううつ本人の言葉も素通りします。 自分の仕事や生活への活力も無くなります。 うつ本人に対するイライラが増して、ついきつい言葉をぶつけてしまったり、今までやってきたことはすべて無駄だったのだ、と思ってしまいます。 2.やる気が無力感に変わる理由とは 一つ目は「早く」と先を急いでしまうことで
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辛い時こそ相手に期待しよう

この期待とは「~してくれる」ではなく 「この人ならきっとできる!」という期待です😊 うつ病になった家族が 「今日は会社に行く」 「今日こそ病院に行く」 と決意してもその通りに実行出来ないことが続くと、家族は 『どうせ何も出来ない、言うだけなんだ…』と、相手に期待することが出来なくなります。 これは学習的に仕方のないことです。 しかし、心のどこかでは 「今度こそ出来るかも?!」という期待も残ってますよね だったら、小さくてもその期待にフォーカスしましょう。すぐ身近にいる家族に期待されていると知ることで うつ本人の自己肯定感が回復し、安心感が増して、 小さな一歩を踏み出す勇気になります。 これを「ピグマリオン効果」と呼びます。 家族がすることは ➊ポジティブな期待をソフトに伝える➋小さい成功も見逃さず褒める ➌今の状態に合う適切な目標を一緒に考える ➍本人の強みを活かす視点を忘れない です。先が不安だからこそ、 本人も家族も一足飛びに大きな目標を目指しがちです。 そこが落とし穴です。 現実的な目標に取り組み続けることで、 雪だるま式に自信と実績が大きくなっていきます。 その第一歩を踏み出すためのピグマリオン効果です😊
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うつ病の回復に大切な3つのこと──家族・ケアラーにできるやさしいサポート

うつ病の回復には、薬やカウンセリングだけでなく、日々の生活の中での小さな積み重ねがとても大切です。 そして、その回復のプロセスをそっと支えられる存在が「家族」や「身近なケアラー」です。 今回は、うつ病の回復に欠かせない3つのポイントと、家族ができる具体的なサポート方法をご紹介します。1.「生活リズムのサポート」が大切うつ病の回復と生活リズムの安定は、「タマゴが先かニワトリが先か」のような関係です。 生活が整ったから元気になるのか、元気になったから生活が整うのか──。 答えは一概には言えませんが、確かなのは「どちらも深くつながっている」ということ。だからこそ、回復を待つだけではなく、生活リズムを少しずつ整えていく「やさしい刺激」が必要です。 そして、その役割を果たせるのが、毎日そばにいるご家族なんです。 とはいえ、いきなり完璧なリズムを作る必要はありません。できることから、少しずつでOKです。【家族にできるリズムサポートの例】 ✅無理のない範囲で、朝起きる時間を一緒に決める  例:「7時に一度リビングに来て座ってみて、また寝ても大丈夫だよ」 ✅小さな行動にも「できたね」と声をかける  例:「今日は着替えられたんだ、がんばったね!」 ✅昼夜逆転していても責めない  例:「ちゃんと寝られているなら、今はそれで十分だよ」「ちょっとでも動けたらOK!」という視点で、温かく見守ることが、回復の一歩につながります。2.「小さな成功体験」が大切うつ病のとき、本人の心の中は「自分はダメ」「何もできない」でいっぱいです。 これは言い訳でも弱音でもなく、本人にとっての“現実”なんです。そんな状態で「
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うつ病の辛さを家族に理解してもらうには

うつ病になっても、その辛さを家族に理解してもらうには時間がかかります。 思いやりのある家族であっても、すんなり受け入れることは難しいし、「分かっているよ」と言ってもそれがうつ病本人が求める理解とはずれていることもあるでしょう。 うつ病の辛さを家族に理解してもらうためには、どうすればいいでしょうか。 前提:うつ病本人とそれ以外の溝まず、うつ病になった本人と、それ以外の人たちとでは、物の味方や感じ方が全く違う、という前提があります。 そしてそれは家族であっても同じでしょう。 しかし家族は一緒に生活しているので、ズレているままでは生活に支障が出てきます。 家族側からの「理解しよう」という姿勢だけでは不十分です。 うつ病本人側からの「こんな状態にある」という発信も大事です。 では、うつ病本人側からはどんな発信が必要でしょうか。 ケース①:日常生活が滞ることへの理解うつ病になると、衣食寝の全てが億劫になります(らしいです。私も自分がうつ病になったことはないので、家族や経験者の話からの想像です)。 眠いわけではなくても横になっていることしか出来ないし、空腹も、他人事のように感じることはあっても「食べたい」という意欲は感じません。しかし家族が「何か食べないと」と言ってくる気持ちもわかります。 例えば食事を例に取ると、本当に何も食べたくない、という時もあるでしょうが、「要らない」「食べたくない」という返事だけではなく、 ◆胃がもたれて食べられない ◆脂っこい食事を想像すると食べたくなくなる ◆○○なら食べられるかもしれない ◆今は無理だけど後でなら食べられるかも ◆食べることを考えると○○の
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うつ病家族に必要な〇〇力 -行動力-

うつ家族に必要な力の最後は「行動力」です。行動する、と聞くと、思考型の型はハードルが高く感じるかもしれません。しかしここでは、そんな大きな行動ではなく、ごく小さな行為・言動を差します。では、どんな行動を増やせばいいか、どうやって増やすか、を考えていきましょう。1.考える<行動する、のメリット①思考・感情より、行動のほうがコントールが楽例えば、昨夜夫婦喧嘩をした、と仮定します。「ケンカの原因について考えないようにしよう」とするのと、「じっとしていると(ケンカのことを)考えてしまうから、洗濯をしよう」とするのと、どちらが「ケンカについて考えずにいられる」でしょうか?②行動は第三者にも見える心の中で「これからは〇〇のように考えよう」と決意することはとても大事です。ただ、それは自分の胸の内だけの問題で、第三者には見えません。言葉で宣言したところで、まだ話半分にしか聞いてもらえていないかもしれない。例えば「もっと相手の気持ちを理解しよう」と決意するだけよりも、「今日は〇〇が出来たんだね」「疲れていそうだから無理しないでいいよ」と声をかけるほうが、家族に分かりやすく伝わります。③ガス抜き効果家族がうつ病になった時、頭と心の中だけで考え込み始めると、どうしてもネガティブな、後ろ向きな、不安に引っ張られるような思考になりがちです。それは仕方のないことです。そういうときに行動する、身体を動かす、環境を変えることは、頭と心に溜まったガスを抜いて空気を循環させるような役割を果たしてくれます。2.極小レベルの行動からスタートしよう①あいさつ家族間ならほぼ無意識に交わしているだろう、「おはよう」「おやす
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#1 私と“家族の保健室”について

はじめまして!家族バランスコーディネーターの咲(さき)と申します☆看護師であり、一児の母です(^^)最近ココナラでの活動をはじめました!自己紹介名前:咲(さき)年齢:30代後半好きなもの:コーヒー・お花・甘いもの苦手なもの:虫・納豆看護経験:NICU(新生児集中治療室)     総合内科病棟     コロナ病棟     認知症デイサービス     放課後等デイサービス出産を機に、昨年2月から看護師としては現場を離れています。(現在子どもは1歳)看護師になってからは16年ほど経ちます。子どもと関わりたくて就職時は小児科を希望しましたが、第二希望に書いたNICUに配属になりました。詳しくはまた別の記事で書こうと思いますが、そこでの5年で患者さんの家族への支援の大切さを感じました。そして進学し、家族支援・家族看護について学びました。それが結果的に今の活動に繋がっています。活動を始めたきっかけ治療が必要な患者さんだけでなく、その方を支える家族も多くの悩みや葛藤を抱えています。しかしそれを感じていながらも、いち看護師である以上は患者さんへのケアが最優先。超勤に厳しくなっていたので、患者さんの家族と関わること自体が困難。気掛かりな患者さん・ご家族がおられても、退院後は当然関われないというもどかしさ。だから、「誰でもアクセスできる窓口を作ろう!」と思い、家族の保健室という名前で家族に関するオンライン相談を始めました。家族の保健室についてきっかけは病院での勤務でしたが、病気のひとがいなくても、家族は様々な問題を抱えています。夫婦2人の家族でも育児中の家族でも思春期の子どもをもつ家族でも介護をし
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【もう限界…】「心がしんどい」と感じたら最初に読んでほしいこと

ケアと仕事、家事に追われる毎日。 ふとした瞬間に「自分のメンタル、大丈夫かな」と不安になること、ありませんか? でもそんなときほど、自分の気持ちにちゃんと向き合うのって、難しいものです。 「もし自分まで潰れたら、家族は?生活は?どうなるの?」 そんな恐怖が、心の声にフタをしてしまうのです。 でも本当に怖いのは、心が限界を超えてしまう未来。 だからこそ今、自分の心としっかり向き合うことが大切です。Step1:自分の「今の気持ち」を言葉にしてみる難しいことはしなくていいんです。 まずは、ノートにこんなことを書いてみてください。 ■今、どんな感情がある?(喜怒哀楽など) ■それをセリフにするとどうなる? ■それでも頑張っている自分に、何て声をかけてあげたい?ひとりで向き合うのが怖いなら、カウンセラーなど専門家に話してみてもOK。 心の整理は、言葉にすることから始まります。Step2:「ひとりで抱えない」は甘えじゃないケアラーがしんどくなる原因は、「家族が病気だから」だけじゃありません。 本当の理由は、「すべてを自分だけで何とかしよう」としてしまうから。よくある心の声は、こんな感じです。■「他人に頼るのは甘え」 ■「家族のことを知られたくない」 ■「相談しても何も変わらない」でもね、「話す」ことで得られる安心感って、想像以上に大きいんです。 ■気持ちが軽くなる ■自分にも強さがあると実感できる ■「私を気にかけてくれる人がいる」と思える孤独感を減らすだけでも、心の疲れはだいぶ違ってきます。 誰かに頼ることは、弱さじゃありません。 それは「自分と家族を守る勇気」です。Step3:未来じゃ
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共倒れしないために大切な心得:支える側が心を守るためにできること

家族がうつ病になると、「自分が頑張らなきゃ」と無理をしてしまうことがよくあります。 特に、支える側が責任を感じすぎると、心身ともに疲れ果ててしまい、最悪の場合、共倒れになってしまうことも…。 しかし、支えることと、自分を犠牲にすることは違います。 共倒れを防ぐために、まずは次の3つを心に留めておきましょう。 ①うつ病はあなたのせいじゃない うつ病は、本人の脳の働きや環境によるものであり、家族が治すことはできません。 「自分のせいかもしれない」と思うことがあるかもしれませんが、決してそんなことはありません。 あなたがすべきことは「支える」ことであって、「治す」ことではないのです。 ②支える側もケアが必要 「家族のために頑張らなきゃ」と無理をし続けてしまうと、気づかないうちに疲れが溜まり、限界を迎えてしまいます。 自分の心と体を守ることが、結果的に家族を支える力にもつながります。 💡共倒れしないための心得3つ 1.相手の回復は相手のペース 「早く良くなってほしい」と思うのは当然ですが、うつ病の回復には時間がかかるものです。焦らず、相手のペースを尊重しましょう。 2.助けを求めてもいい 支えることを一人で抱え込まないでください。医療機関、専門家、家族や友人に相談することで、少しずつ負担を減らしましょう。 3.距離を取ることもサポートの一つ 常にそばにいることが必ずしも良いとは限りません。ときには適度な距離を取ることが、支える側・支えられる側の両方にとってプラスになることもあります。 ③罪悪感から解放される考え方 家族がうつ病になると、 「自分が悪かったのでは?」 「自分だけ楽しいこと
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エンパワメント: 家族が力を発揮するためのアプローチ

「エンパワメント」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。 福祉の用語ですが、源流はアメリカの黒人差別撤廃運動から生まれました。 と聞くと「あまり自分には関係ないのでは…」と思われるかもしれません。 でも私は、悩んだり苦しんだりしている人にこそ必要だと思っています。 ではエンパワメントとは何でしょう。なぜ必要で、どうやったらエンパワメント出来るのでしょうか。 1.エンパワメントとはエンパワメントとは、一言で言うと「個人が自分の力を発揮できるようになること」です。 そんなの出来るでしょ、って言える方はもうエンパワメント出来ている方です。 病気や障害だけでなく、育ってきた環境や職場、家族、関わる人や今いる文化や環境によっては、自分の力を十分に発揮できず、やりたいことも分からないまま、辛い状況に耐え続けている方がたくさんいます。 そういう方に「じゃあ頑張ればいいじゃん」と言っても「どうやって?」と更に悩みを増やしてしまいます。 他人から見ればその人も色んなスキルや能力を持っているのに、本人がその価値を受け入れられていません。自分の価値を受け入れられない・認められないような環境の中でずっと過ごしてきたからです。 そのような方が、 ・どうすれば自分の今の(ネガティブな)状況を改善できるか ・改善しよう、という意欲を持つ ・自分で選択し、決定出来るようになる ・自分には価値がある、自分ならできる、と感じられるようになる のようなスキルや視点を身につけてもらうことです。 2.家族にエンパワメントが必要な理由 通常、エンパワメントとは社会的弱者やそうした集団にとって必要とされます。うつ病(そ
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Kindle9作目、発売!

こんばんは。あいです。かなりお久しぶりのブログになりますね。Kindle9作目、「明るい不登校になろう!」が発売されました。私は心理士ですが、同時に不登校児の親でもあります。不登校児の親である目線から「不登校」を考えた1冊です。特に、親御さんへのエールでもあります。不登校の子どもを支えていくのは、やはり家庭になってきます。その家庭が明るくないと、子どもものびのびといられません。大人も子どもも明るく過ごせるようなヒントも書きました。ぜひ読んでいただけると嬉しいです!子育てについての悩みも随時受付中です。
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大切な人が“うつ”のとき、どう支える? 心理学が教える寄り添い方

おはようございます。身近な人が元気をなくしていると、どうしてあげればいいのか悩んでしまいますよね。今日は、家族やパートナーがうつ状態になったときに、心理学的にどんなサポートが有効なのかをお伝えします。1 「励ます」より「理解する」が先に必要大切な人が沈んでいると、私たちはつい励まして元気づけたくなります。「頑張って」「もっと気分転換したら?」「前みたいに明るくしてよ」こんな声かけをしたくなるのは自然な気持ちです。でも、うつ状態の人にとって励ましはプレッシャーになります。心のエネルギーが低下しているため、“頑張りたくても頑張れない”状態だからです。心理学的に効果的なのは、まず 「理解する姿勢」 を見せること。「しんどいよね」「無理しなくていいよ」「そのままのあなたでいいよ」こうした“そのままを受け止める言葉”が、相手の心を守る一番のサポートになります。2 生活面では「小さなサポート」が役に立つうつ状態では、普段できていたことが難しくなります。料理、掃除、買い物、提出物の管理など、日常的なことが重く感じるのです。このとき、家族が全部を肩代わりする必要はありません。心理学的に推奨されているのは “小さな負担を減らすサポート” です。たとえば、・一緒に買い物に行く・食事を簡単に整える・提出物の期限を一緒に確認する・病院の予約をサポートする“過剰に助けすぎない” ことも大切。相手の「できていること」を奪ってしまうと、自信がさらに下がるからです。サポートは “相手の能力を守りながら、負荷を少し軽くする” 程度がおすすめです。3 正しい知識を共有することが回復を早めるうつ状態は、本人の意思の
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うつ病と共に生きる:うつ病の回復期以降に家族が心がけたいこと

1.回復期以降、“自立”を育てる家族の関わりとは―支えるから「信じて見守る」へ ①少し元気になって来た本人に感じる、家族の喜びと戸惑い 個人差はありますが、うつ病の場合自分に合った薬を服用し、負荷の少ない生活をしばらく(数ヶ月)送っていると、少しずつ症状が安定しうつ病が回復してきます。 うつ病の回復とは、日常生活に小さく表れ始めます。 ・寝付く時間が早くなった ・自発的に整容(顔を洗う、入浴する、身なりを整える)することが増えた ・会話が長くなった ・食べる量が増えたり、過食や飲酒が落ち着いてくる などです。 見ていただいて分かるように、病気ではない人から見たら普通の日常動作です。でもずっとそれが出来ない状態が続いていたのですから、本人をよく観察していたご家族ほど「元気になってきている」と感じ取れるでしょう。 この「元気になって来たみたいだ」という喜びからどういう判断をするか、が分かれ目になります。 ②先走ってしまうのは、心配や不安の裏返し 回復の兆しが見えたことで安堵して「良かった、もうこれで大丈夫、もう元気になったんだ!」と考えてしまうのは、それまでのケア生活がそれだけつらかったからですよね。 ・ずっとこのままだったらどうしよう ・家族の問題なんだから私が一人で頑張らなければ ・早く元気になって欲しい、それだけが願い ギリギリの状態で踏ん張って来たから、小さな兆しが大きな光に見えてしまうのも無理はありません。 ただ、家族側がどのような支え方をしているかと、うつ病の回復過程はリンクしないです。 うつ病は一進一退を繰り返しながら少しずつ回復していく病気なのです。 もし「これだけ
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うつ病の家族を支える中で見えたこと:ケアラーとしての気づきと、わたしの「したい」を大切にするまでの道のり

家族がうつ病になったとき、日常は大きく揺らぎます。わたしもその渦の中にいました。 今は少し離れた場所から、そのときの自分を振り返ることができるようになりました。 この記事では、当時の体験をもとに、ケアラーとしての気づきと、そこからどうやって自分自身を立て直していったかをお話しします。 1.家族がうつになって最初にやってきた混乱と孤独夫がうつ病になったときのことを、正直あまり覚えていません。 毎日目の前のことに対応するだけで精一杯で、「大変だ、しんどい、辛い」と思いながらも、どうすることもできませんでした。親に頼るという発想すらなかった自分。 身体は疲れ、健康診断では再検査の通知がちらほら。 今振り返れば、もっと早い段階で「情報を集める」「専門機関に頼る」「セルフケアを優先する」ことをしておけばよかったと思います。特に最初の3ヶ月間は、とにかく抱え込まずに、準備期間と位置づけるのがおすすめです。2.ケアラーが情報に向き合うときに大事なこと 「これからどうなるんだろう」という不安を抱えながら、情報を求めるのは自然なことです。 当時のわたしは精神疾患について何も知らず、福祉の制度にも全く無知でした。 SNSもまだ限られていた時代、同じような経験をしている人のブログに励まされ、慰められていました。でも今は、情報があふれている時代。だからこそ問いたいのです。📢その情報、出所はどこですか?ケアラーの頭の中は、常に「不安」と「期待」でいっぱいです。 だから、つい簡単に解決してくれそうな情報に飛びついてしまいがち。 でも本当に必要なのは、「自分たち家族に合った、実践できる行動に繋がる情報」です
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家族関係と役割:家族たちの相互の結びつきと機能

家族とは、その中に病人やケアラーを含まなくても、関係性やコミュニケーションが大事です。 何故大事なのでしょうか。 家族が相互に結び付きあい、役割を果たすためにはどんな要素が必要で、毎日の生活で何が出来るでしょうか。1.家族同士は依存し合って生活している 依存というとあまり良くないイメージかもしれませんが、ここでは「お互いが影響し合っている」ことを指します。 例えば夫婦は、こどもにとっての両親です。母⇔子の直接的な影響だけでなく、母(妻)・父(夫)同士がどのように影響し合っているか、が、子へも間接的に影響します。 逆も然りです。子同士(きょうだい)の関係や影響が、父母へも影響します。 影響していない、としたら、それもまた心配ではあります。 同じ家の中で生活しているのに、他の家族同士の関係に全く影響を受けずに生活しているとしたら、そこには分断が生じている可能性があります。 2.各自の役割分担 家の中で役割分担というと他人行儀にも聞こえますが、何か仕事をするのではなくても、家族は居るだけで何かしらの「役割」を持ち、周囲もそれを求めます。そしてその内容は、家族ごとに異なっています。 例えば父(夫)は、制度上は世帯主です。文化(精神)的には、古い言い方かもしれませんが「大黒柱」です。何となくお父さんが最終決断をする、というご家庭はやはり多いのではないでしょうか。 私はたまに訪問営業みたいな人が来たら、「今夫がいなくて私じゃ分からなくて…」と言って逃げます。こういうと結構な確率であっさり引いてくれます。納得できる理由なんですよね、きっと。 母(妻)は何くれと無く世話をしてくれる人、という
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ピア仲間の持つ意義

うつ病をはじめとして、メンタルな病気になった家族を持つ者同士で繋がることは、色んな点でメリットが考えられます。 家族同士も「ピア」なのです。 どんなメリットが考えられるでしょうか。 また、ピアとしてつながる上で、守るルールは何でしょうか。 1.ピアのメリット ①孤独、孤立の解消 家族が精神疾患になると、同居家族は強い孤独感と孤立を感じます。▲一番身近な人が病気だから、頼れない。 ▲自分にも専門的知識はない。 ▲誰に相談すればいいか分からない。教えてくれる人もいない。 ▲どんな問題も全て自分が解決しなければいけない。 と考えてしまいます。 その時、似たような経験や立場にいるピア仲間と繋がることは「一人ではない」という連帯感を感じることが出来ます。 ②経験の共有 本などで勉強しようとしても、実際の生活の中で感じる 「この先どうなるんだろう」 「この問題の解決方法はあるんだろうか」 「助けになるヒントが欲しい」 という具体的な要望に応えてくれるものは少ないです。 自分より先に経験している人の話は、大きな手助けになります。 ③自己開示/自己受容 家族の病気についてどう思っているか、自分が今出来ていることは何か、もっとやらなければいけないことがあるのではないか、など。 家族の悩みは尽きませんが、それを人に話すことも難しいし、しづらいものです。 ですが、実際に困っていることを他者に話すことは、直接的なアドバイスや助けを得られなかったとしても、自分の中で大きな変化や気づきに繋がります。 言葉に出来ることで、自分で自分を受け入れることが出来るようになります。 ただし内容が内容なだけに、誰にでも
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心のケアが必要なケアラーへ。自分を見失わないための3つの心得

🍃ケアラーさんに届けたい「こころのいろは」🍃 心のケアを担うあなたに贈る、3つのメッセージケアラーは、やらなきゃいけないことがいつも山ほどあります。 介護や看病だけでなく、他の家族のこと、自分自身のこと、そして未来のことまで——。 それに加えて、 「もし○○だったら…」 「○○と思われたらどうしよう…」 という不安や迷いも、絶え間なく湧いてきますよね。 私もケアラーですから、お気持ちよくわかります。 だからこそ、何が大切で、何を守るべきかを見極める「こころの軸」が必要なのです。 今日はそんな“軸”を整えるヒントとして、「こころのいろは」を3つ、お届けします。「い」:イメージしよう。家族みんなで笑い合える毎日。つらい状況の中でも踏ん張れるのは、 「家族みんなで笑い合える日々をもう一度」と願っているからではないでしょうか。でも、頑張り続ける中でふと 「私は何のためにやってるんだろう…?」と、わからなくなってしまう瞬間もあると思います。そんなときこそ、“言葉”ではなく“イメージ”の力(映像)を借りてみてください。 昔、みんなで笑った場面や、温かな時間を思い出してみましょう。 アルバムを開いてみてもいいし、記憶の中の一場面でも構いません。 そのときの自分が感じていた安心感や嬉しさを、思い出してみてください。今のあなたの頑張りは、あの時間を取り戻すため。 そう思えたとき、目の前の家族は「ケアすべき相手」ではなく、「一緒に未来を築く仲間」に変わっていきます。そして、「自分ひとりで頑張らなきゃ」という孤独からも、少しずつ解き放たれるはずです。 「ろ」:論より体験!今感じている思いが、一番大事
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うつの家族に共感するためのポイント:5選

1.共感とは何か ①定義 共感とは、コミュニケーションの基盤です。自分と相手は別の人間でありながら、「あたかも」自分がその人になったつもりで、体験や感情を共有することです。共感、エンパシー(empathy)は、他者と喜怒哀楽の感情を共有することを指す。もしくはその感情のこと。例えば友人がつらい表情をしている時、相手が「つらい思いをしているのだ」ということが分かるだけでなく、自分もつらい感情を持つのがこれである。通常は、人間に本能的に備わっているものである。しかし、例えば反社会性パーソナリティ障害やサイコパスの人物では、“共感の欠如”が見られる。近藤章久は深い共感と直観を精神治療の根幹とした(wikipedia) ②共感力が高い人の特徴 一つは「聞き上手」です。ただ音として聞くのではなく、相手がどんな意味を持ってその言葉を使いこの話をしているのか、の意図を読み取ろうとします。二つ目は「非言語コミュニケーションの使い方が上手い」です。非言語コミュニケーションとは、言葉ではない情報交感です。目線、仕草、表情、声のトーン、相手との距離、沈黙の長さなどを使って、どれだけ相手の状態や話を理解しているか、を伝えるのが上手です。 三つ目は「感情のコントロールが上手い」です。人間ですから相手の話に反発したり、自分の記憶が呼び起こされて感情が上下したりしますが、それを管理しながら相手と接することができます。 四つ目は「柔軟な想像力」があります。自分と同じ感想や経験ではないとしても、得た情報から相手の立場や気持ちを、常識や「〜であるべき」などに捉われず想像して理解することができます。 五つ目は「深い
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うつ病の回復を支える家族へ|日常でできる3つの関わり方

『私の家族のうつ、いつ良くなるのかな』 家族の心の病に対して、こんなつぶやきを何万回も繰り返してきたのではないでしょうか。 病院も行ってる、薬も飲んでる、無理をさせないように気を付けて出来るだけ楽に過ごしてもらってる。確かに前より動けるようになってる気もするし、さらに悪くなることもなさそう。 だけど……。 そう、この「だけど」が私たちケアラーの心を暗くします。 『もっと元気になって欲しい』 『病気になる前と同じくらい、色んな事が出来るようになって欲しい』 『せめて私一人で全部やらなきゃいけない状態を終わりにしたい』 こうしたごく当たり前で切実な願いを、なかったことにしようとしてきたのではないでしょうか。 なぜなら、どうすればこれらが実現するか、が分からないから。 今日は、どうすればこうした私たちの願いが叶うか、についてお話したいと思います。 1.うつ療養サポート:多くの家族が最初にたどる道 うつ病かな、と思ったらどこかのタイミングで病院に行きます。そして ◆眠れない ◆起きられない ◆考えがまとまらない ◆食欲がない ◆外に出るのが怖い と言った代表的な症状がみられると、何らかのお薬を処方してもらって数週間の休養を進められます。そして家族も医師の指示に沿って本人が楽になる様、生活上でサポートをします。 ここまではどんな方もきっと同じだと思います。 この先が、実は結構ブラックボックスです。はっきりした答えが用意されていないからこそ 『しばらくゆっくり休養して様子を見ましょう』 の通りにしつつ、「しばらく」が数週間を超えて数ヶ月に及んでくると、少しずつ家族側に不安が膨らんできます。
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うつ病の家族をそばで支えるための心がけ

➊安心できる環境を作る うつ病になると「安心安全」は遠い世界に感じます。 どんなことも不安や恐怖を喚起する刺激になるため、何もする気になれないのです。せめて家族や家庭は安心を得て欲しいですよね。 そのカギが「心理的安全性」です。 ✅否定せず、話をじっくり聞く ✅休息やリラックスを邪魔しない ✅「励ます」より「寄り添う」を意識 家が「安心できる場所」になるだけで、 回復のスピードが変わります。 あなたの大切な人がほっとできる空間づくりが必要です。 ➋過ごしやすい生活習慣を工夫する うつ病になって療養生活が始まると、あっという間に生活リズムが変わってしまいます。夜眠れず朝起きれない、夜型になってしまうんですね。 それ自体はある意味仕方がありません。 ただ人は「朝型」で体内時計が動いているので、夜型を長く続けるのはうつ病ではなくても健康に影響します。眠れないことへ配慮しつつ、可能な限り生活リズムを朝型寄りにしていくためのサポートをしましょう。たとえば 🍽朝ごはん・夕ご飯どちらかは一緒にとる 🏠家事を無理のないペースで担当してもらう 🗓詰め込まないレベルで小さな予定を立てる 小さな習慣の積み重ねが、心と体の回復につながります。 焦らず、一歩ずつ。一緒にできることから始めましょう。 ➌自己肯定感を育むコミュニケーション限界突破するほど頑張ったけど結果が出せなかったり、周りに責められたり、報われない状態を繰り返した結果がうつ病であることが多いですだからうつ病の人が自分に自信をもてなかったり自己肯定感がほぼゼロなのは仕方がないと言えるでしょう。とはいえ、自分への自信が全くないままでは、今日
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