人生を変えたい、と思った時に、鍵になるものは?

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学び
この間、しゃべくり007に田中圭さんが出
演された時に、子育てに関するエピソード
を披露されていまして。

そのお話を聞いて改めて気づかされたこと
があったので、綴ってみたいと思います。

それは圭さんが、どんなふうに子供を叱っ
ているか、という内容でした。

口が達者になってきたお嬢さん達が、~す
らもできないの?などと、わざと相手を傷
つけるような言動をした時に、折を見て、
ああいう言い方は良くないよ、と注意をさ
れるそうで。

印象的だったのは、他の共演者の方から、
その場で叱った方が良いのでは?後になる
と、忘れてしまうのでは?という質問があ
った時でした。

圭さんは、いや、本人はそういう言葉を使
ったことが引っかかっているから、覚えて
るんですよ、と仰ったんです。

その時に、確かにそうだ、その違和感に気
づくところから、全てが始まるんだよなぁ、
と思いました。

以前にも書きましたが、私は思春期の頃に
劣等感を激しくこじらせまして。当時は、
毎日毎日何とも言えない苦しみと闘ってい
ました。

私は、どろどろとしたその負の感情の取り
扱い方を知らず、どんどん悪化させてしま
いました。何をしていても付いて回り、内
から食い尽くされるようでした。

当時の私は本当に視野が狭く、まるで自分
だけが世の中の不幸を全て背負っているか
のように感じ、気持ちが荒んでいました。

高校生の頃、酷く愚かなことをしたのを覚
えています。

中学生の頃からソフトボール部だった友人
が、高校でもソフトボール部に所属しよう
としたものの、人数か何かの関係で、学校
から認められておらず、応援の署名か何か
を頼まれた時でした。

私は中学時代部活が上手くいかず、まとも
に活動していなかった経緯もあり、スポー
ツに対しても、劣等感がありました。

彼女が羨ましく、自分が感じていた惨めさ
や情けなさが怒りに変わり、イライラした
んだと思います。

私は何か理由をつけて、書きたくないと突
っぱねました。何を損する訳でもないのに、
強硬に拒否したうえ不機嫌そうな私を見て、
友人は、理由が分からず困惑していたのを
覚えています。

思い返すとこれ以外にも、この時のような、
何とも言えない不快感を感じた出来事はた
くさんありました。

あぁ、あれは嫉妬だったんだ、自分が傷つ
いている、と察知した時、そのダメージを
抑えるために、あんな嫌がらせや非友好的
な態度を取っていたんだ、と気づいたのは、
いい大人になってからでした。

毎度襲われるその不快感(違和感)に、慣
れた訳ではなく、都度嫌で嫌で仕方なかっ
たのですが、どこか、この選択肢以外には、
この問題を解決する方法はない、完治はで
きないので、緩和させるしかない、と思っ
てきました。

それに気づいた時、これまでその違和感を
無視してきたことにも気づいて、愕然とし
ました。ごまかさず、問題に正面から取り
組まなければと思った瞬間が、スタートだ
ったな、と思います。

今でも嫉妬はありますし、これからもなく
ならないとは思うのですが、付き合い方が
ずっと上手くなったと感じています。

話している最中にモヤモヤしたら、相手の
話を聞きながら、内面で自分の心に意識を
向けるようになりました。

あれ…、何か嫌な気分。モヤモヤする…これ
は何だろう、と探るうちに、あぁ、私は今
この人に嫉妬しているんだな、と分かるよ
うになりました。

この人の、こういうところが自分にはなく、
悔しいと思っているんだな、と認めること
で納得し、自分の劣等感が暴走することを
抑えられるようになりました。

この違和感に気づくことって、自分の人生
を改善しようとする時に、鍵となるのでは
ないか、と思っています。

長年、この違和感が当たり前になっている
と、それを感じるセンサーが完全にオフに
なってしまっていて、その存在に気付こう
と思っても、気付けなくなるんですよね…。

理解できない状況で、怒りが湧く、イライ
ラする、さらには私のように、その気持ち
を行動に表している場合もあると思います。

当時の自分の行動を、友人の立場から見て
みると、とんだどばっちりで。自分の問題
は自分で解決しろ、人に迷惑をかけるなよ、
っていう話ですよね。

自分の内面に意識を向け、一つ一つの違和
感に気づき、原因を考える。そして少しず
つ改善していくことが、自分自身を整える、
本当の意味で大人になるということなんじ
ゃないかな、と思っています。

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