一つでは多すぎる 〜ルートコーチ名言集 ③

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 私がコーチングを受けていた頃のコーチ「ルートコーチ」の名言集、今回は「一つでは多すぎる」について。
 まず、どう考えてもこれは日本語としておかしい。間違っているといってもいいかもしれない。そもそもルートコーチの名言にはこの種の「日本語として間違っている」ような表現が多発する。「おやっ?」と思わせてあれやこれやと考えさせようということなのか、いろいろに受けとれるようにという意図なのか、ともかく言葉としてクセが強い。

 私はこれを「一つ(にまとめてしまっては中身が)多すぎる」と補足して理解している。何かについて考えたり、取り組んでいく時は全体を漠然と一つのまとまりとしてとらえてはいけないよ、ということだろうと。ロジカルシンキングの表現を使えば「チャンクダウン」せよ、となる。チャンクアップ、チャンクダウンを図にしてみると
『(上の階層にまとめた)一つでは(下の階層で考えると)多すぎる
というのが一目瞭然だ。
 例えば「ブログを書く」ということについて考えてみる。まさに今ここで取り組んでいる行動そのものだけれど、「かくぞ〜」というだけではなかなか実際に書くというアクションにつながらない。チャンクダウンの常道として「たとえば?」「具体的には?」で考えてみよう。
・どんなジャンルの話題か
・単発かシリーズか
・タイトル
・アイキャッチ画像
・文字数
・なにか関連エピソードはあるか
・参照するブログエントリーはあるか
・どんな構成書いていくか
・他のエントリーとの関係や順番は
・いつ書くか
・限定公開か一般公開か
・有料か無料か
また、AIを活用するとしたら
・どんなふうにAIを利用するか
といったことも検討することになるだろう。
このように具体的に書き出していくと一見やることが膨大に増えていくようにも見えるが実際に取り組む場合にはタスクが小分け、具体的になっていた方がとりかかりやすいし、順に作業を進める時にもどれができているかチェックできて便利だろう。

 コーチングでよく扱う「行動になかなか取りかかれない」「先延ばしにしてしまう」の背景として、するべきことの全体をただ漠然と考えていて具体的な行動がタスクリストやプロセスとしてイメージできていない、という場合が多い。

 部屋の片付け、資料の調査、コンテンツ作成、プレゼンの準備、語学の学習…などなど 例を挙げればキリがない。

 似た考え方に「ベビーステップ」とうのがあるが、こちらは量的に多い取り組みを少しずつ切り崩していくようなニュアンスが感じられる。チャンクダウンはむしろ質的に異なるものを一つずつ区別していく感覚だろう。どちらも行動化のハードルを下げて無理なくスタートが切れるようにするための「あの手この手」の有力なツールになるだろう。

 なかなか行動に移れない時、あれかこれか迷う時、まずは少し立ち止まって「全体を一つで見ていないか」と自問してみよう。
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