親の心無い一言で子供のミスを誘発します!子供であっても1人の人間として扱って欲しいです。
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学び
この時期になると
皆さん過去問を解き始めます。
半分くらいしか得点できないと、
急に焦ってイライラし出すご両親が多い気がします。
初見の時に
半分くらい取れていれば充分です。
これから段々と上がっていきます。
(暁星や立教新座の算数などは、
そもそも合格者でも4割くらいしか取れませんので、ご注意ください)
親がイライラして発した心無い一言が
さらに事態を悪化させることは本当によくあります。
毎年起きてしまいます。
特に
『自称勉強が得意だったお父さん』
によく起きてしまいます。
正確性を担保するために、
青春時代を共にした同級生のお父さんで
説明したいと思います。
『こんなに問題を残してどうするんだ!
もっと速く解け‼️』
(これ以上速く解いたらミスが出るのに、、、。
取捨選択してわざと残しているのに、、、。
6割近く取れていて、何の問題もないのに、、、。
お父さんの言うことを聞かないと怒られると思って、焦ってしまい字も汚くなりさらにミスが出るのに、、、。)
『こんな基礎的なことやってないで、もっと難しい問題を解け!』
(基礎ができない子は受からないのに、、、、。
確実に合格する子は難問が解けるからではなく、基本問題をミスらないからなのに、、、、。
難問ばかりやっていると、基礎が抜け落ちていってしまうのに、、、。)
『こうやって解いた方が簡単だろ!』
(方程式は使っちゃいけないのに、、、。
方程式を使い出すと図を書いて整理できなくなり、難問が解けなくなるのに、、。)
『第一志望に合格するためには、
さらに上の学校を目指してその勉強をすべきだ!』
(この子にとっては第一志望校が、その『さらに上の学校』なのに、、、。
これ以上さらに上の学校の勉強をしたら、チンプンカンプンになって、基礎を維持する勉強ができなくなり、今よりも下がるだけなのに、、、。)
『先生は何でこんなことをやらせているんだ⁉️大丈夫なのか⁉️』
(別人のようにできるようになってるだろうが〜!
おまえの方が勉強できなかっただろうが〜!と叫びたくなります涙)
このような感じで、
先生の言っていることと
お父さんの言っていることがズレてきて、
子供はどうしたらいいかわからなくなり
どんどん焦ってきてミスが増えます。
間違えるとお父さんに怒られると思い、
大人の前で間違えることが怖くなり
黙り込むようになってしまい、
解く練習ができなくなってしまいます。
『今は間違えてもいいから、
注意されたことを意識してできるだけ気をつけて解く。』
『今弱点を見つけられて良かった。』
『今がピークじゃ困る。2/1にピークを持ってくるために、
今のうちに出来ないところを全部吐き出す。』
『間違えたところは直せばいい。』
こういった声掛けを
呪文のように毎日して、
子どものモチベーションを上げます。
まだまだ子どもですから、
『やればできるんだ!』
と自信を持たせた方がミスも減ります。
(過信にならないよう注意してください!)