日々、患者さんと向き合う医療現場。しかし今、現場のスタッフを最も疲弊させているのは、『言葉の暴力』や『理不尽な要求』かもしれません…
はじめまして。私は現在、病院の管理職として医療安全の仕事に携わっていますが、かつては刑事として事件を追う身でした。
『なぜ刑事が医療の道へ?』 と驚かれることもありますが、医療の世界に足を踏み込んでみると、これまで『安全な場所』と信じて疑わなかった病院には、実はたくさんのトラブルが起こっていて、そこには生粋の医療者だけでは対応に困る事例が多いことがわかりました。
私は刑事時代に医療過誤の捜査にも携わったことがありますが、そのころは医療現場では『漫然と診療を行っている医療従事者がいるのではないか…』と感じることがありましたが、実際にはスタッフの皆さんが日々全力で診療に向き合っていることを痛感し、その認識を改めました。
私が病院で勤務した最初の一年、当時は患者クレームが非常に問題になっていた時期でもあり、大小合わせて400件のクレームの対応をしました。
また、その病院では医療事故への対応もしており、その一年で自身のトラブルへの対応スタイルのベースができたと考えています。
今はカスタマー(ペイシェント)ハラスメントが問題になっていて、私も昨年長期間にわたって入院患者の家族からの執拗なハラスメントの対応にあたりました。
ある日では、通算しての対応時間が4時間半にわたり、日付が変わってから帰宅したこともありましたが、最終的には退院をさせることができ、その後の報復も考えて警察への協力依頼をすることまでやりました。
私の職務は病院にくる善良で協力的な患者さん、病院スタッフを守ることであり、その盾になりたいと思っています。
このブログでは、私が現場で経験したリアルな『奮闘の記録』や、組織を守るための考え方を少しずつ綴っていこうと思います。
独りで抱え込まず、現場が笑顔を取り戻すための一助となれば幸いです。
これから、よろしくお願いいたします。