このシリーズでは
僕がかつて担当した生徒を紹介していきます。
その生徒とどんなやりとりをしたのか、
塾講師としての尾田がどんな対応をしてきたのか、
自分の失敗も含めてリアルにお伝えしていきます。
ただし、
生徒の個人情報や特定されるような情報は伏せて書きます。
今回のテーマは
「英単語苦手生徒」です。
これまで、たくさんいました。
英単語苦手な生徒。
主に「覚えられない子」
僕の判断としては、
覚えられないのではなく、
①覚えられないと思い込んでいる
②発音がわからない
③回数が足りない
④やり方が非効率的
まず、塾講師2年目の時の失敗。
僕は①を失敗しました。
当時の僕の授業は毎回、授業の最初に英単語テストを実施していました。
毎回新規英単語を15個ずつ。
事前にリストも渡していて、
いつ・どの英単語が出題されるのか生徒はわかっている状態でした。
それでもなかなか点数がとれないクラスがありました。
当時はそのクラスは週に2回英語の授業がありました。
火曜日と木曜日。
火曜日に新しい単語15個、
木曜日にまた新しい単語15個。
点数とれません。
特に、木曜日。
火曜日が終わると、水曜日だけしか空いている日がありません。
当時の僕は何をやったかというと、
英単語テストを、
毎回15個ではなく、
30個にしました。
火曜日に新規単語を30個。
木曜日に火曜日と同じ単語を30個。
生徒が週に勉強する英単語数は変わりませんが、
「回数を増やす」という観点から、
同じ範囲で30個ずつをやりました。
結果は、
成功する生徒と成功しない生徒がはっきり分かれました。
一見、理論的には良さそうですが、
生徒目線で考えていませんでした。
前まで15問だったテストを
30問テストにすると、
できなかった時のダメージが大きくなります。
「やっぱりできないや」
より強く感じてしまう生徒が出てしまいました。
このやり方は、できる生徒には効果的ですが、
できない生徒にとっては逆効果になりました。
僕は、15問テストに戻しました。
しかし、
ただ前の状態に戻しただけではなく、
覚え方や回数も伝えたうえで、
それでもできない生徒は
授業前に一緒にやりました。
「ほら、こうやったら覚えられるでしょ」
と、生徒と一緒にやる。
そして、
成功体験を重ねていく。
それによって、
「あ、できる」
と感じてもらう。
それが一番大事だと学んだ瞬間でした。
英単語が覚えられないと感じている生徒は
「何回やっても忘れちゃう」
と言います。
僕はそんな生徒にききます。
「何回やったの?」
「3回くらい」
英単語を覚えるときは、
「んーなんだっけ」
「あ、そうだ」
の繰り返しが必要です。
どれだけ繰り返すか、
答えは、
6回~8回です。
これは人によって差がありますが、
だいたい6回~8回くらいで90%から100%覚えられます。
逆に言うと、
同じ英単語を5回も忘れるんです。
例えば、
新しい英単語100個覚えようとしたとき、
6回~8回繰り返さなければいけません。
しかも、
3回目や4回目までは効果がほとんど出ません。
5回目くらいから一気に覚え始めます。
メンタル的に4回目あたりが一番きついんです。
ただ、ゴールが8回目までと決まっていれば、
「うん、これでいいんだ」
「まだできなくていいんだ」
と思えるはずです。
そうやって今までたくさんの生徒に伝え、実践してきました。
僕自身も
生徒に伝える前に
本当にこのやり方でいけるのか?と思い、やってみました。
僕が知らない英単語を500個。
1か月やりました。
繰り返しは6回。
最終的に覚えたのは498個。
今では、
そのときのやり方を
中学生ver.にし、
さらに効果がでるようアップグレードして、
最も効率的で最も効果的なやり方を伝えています。
英単語暗記のポイントは、
・「できる感覚」を覚えること
・まだできなくていいんだと思うこと
・正しいやり方とタイミング
この3つです。
今後も、
英単語で悩む生徒が1人でも前向きになってもらえるよう、
正しいやり方を伝えていきます。