筋トレを頑張っているのに痩せない理由

筋トレを頑張っているのに痩せない理由

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筋トレをしているのに、

・体重があまり変わらない
・むしろ増えた気がする
・体型の変化を感じにくい

このような悩みを持つ方は少なくありません。

多くの場合、

「まだ筋トレの量が足りないのかな」
「もっと追い込まないといけないのかな」

と考えがちです。

もちろん、運動量や強度が影響するケースもあります。
ただ、臨床の現場で身体を見ていると、「頑張りが足りないから痩せない」という単純な話ではないことの方が多いと感じます。

まず前提として、脂肪がエネルギーとして使われるためには熱産生が必要です。

身体は、
酸素を使い、
栄養を使い、
エネルギーを作り、
その過程で熱を生み出します。

この流れがスムーズに回ることで、脂肪は燃焼されやすくなります。

では、筋トレをしているのに痩せにくい人の身体で、何が起きているのか。

一つの要素として考えられるのが、
筋膜の硬結(硬さの塊)による血流低下です。

筋膜は筋肉を包み、全身をつなぐように存在する組織です。
この筋膜に硬さが生じると、周囲の組織が圧迫され、

・血管が圧迫される
・毛細血管の流れが低下する
・血流が滞る

といった状態が起こりやすくなります。

血流が低下すると、

・酸素
・栄養
・ホルモン

といったエネルギー産生に必要な要素が届きにくくなります。

同時に、

・老廃物
・疲労物質

の回収も滞ります。

つまり、
エネルギーを作りにくい環境になります。

材料が届かなければ、エネルギー産生は低下します。
エネルギー産生が低下すれば、熱も作れません。

結果として、
脂肪を燃やしにくい身体環境が出来上がります。

ここで大切なのは、

「筋肉量が少ないから痩せない」のではなく、
「燃焼できる環境が整っていない可能性がある」

という視点です。

さらに、

筋膜の硬さを抱えたまま筋トレを行うと、
その硬さの上から負荷をかける形になります。

すると身体は、

「この場所は動かしにくい」
「守らないといけない」

と判断し、無意識に緊張を高めます。

結果として、

・血流がさらに低下
・硬さがさらに増加
・代謝がさらに低下

という悪循環に入りやすくなります。

頑張っているのに、
頑張るほど燃えにくい身体になっていく。

こうしたケースは決して珍しくありません。

身体は、

鍛えれば勝手に燃える

のではなく、

燃えやすい環境が整うと、自然と燃え始める

という性質を持っています。

血流が流れ、
酸素が届き、
組織が柔らかく動き、
呼吸が入りやすい。

この状態が土台です。

この土台がないまま筋トレだけを続けるのは、
エンジンオイルが入っていない車をアクセル全開で踏んでいるような状態です。

音は出ますが、効率よく進みません。

まず見直したいポイントとしては、

・身体のあちこちが過剰に硬くなっていないか
・触ると痛い場所が多くないか
・呼吸が浅くなっていないか
・お腹や肋骨まわりが動きにくくないか

こうした点です。

これらはすべて、血流や代謝と深く関係しています。

「鍛える」前に、
巡る身体かどうかを見る。

この視点を持つだけで、
ダイエットやトレーニングの考え方は大きく変わります。

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