ダイエットコーチをしております、米谷圭太(よねやけいた)です。
サムネイルにある通り、リバウンドや失敗の経験を経て、-40kgの減量に成功し、今はダイエットを志す方のサポートをしております。
今回で2回目の投稿です。
見てくださり、ありがとうございます。
僕はダイエットコーチですがお酒が好きです
タイトルにある通り、今回はダイエットとお酒の話です。
残念ながら今回もまた、ダイエットにすぐに役立てられる方法、的なお話ではありません。
まず、僕の立場を明確にする上で真っ先に伝えるべきことは。
ダイエットにとってアルコールはデメリットしかないと言うこと。
そして、僕はそんなお酒が大好きだと言うことです。
ダイエットにとってお酒はデメリットばかり
社交の場で「ダイエットのコーチングをしています」と名乗ると、約50%の確率で開口一番に訊かれることがあります。
「ダイエットって、お酒飲んじゃダメなんでしょ?」
ダイエット指導者の目線で話をすれば、体にとってアルコールは毒以外の何者でもありません。
アルコールが体に及ぼす悪影響は、代表的なところだけでも、
脂肪蓄積、ホルモンの異常、食欲の暴走、脱水、筋分解、むくみ、ストレス、睡眠の質の低下
怖いことしかありませんね。
そのため、最高効率でダイエットを成功させたいと思うのであれば、お酒を飲むという選択肢は早々に排除すべきです。
クライアントへアルコールを禁止しているダイエット指導者の方は多いですし、そもそも指導者自身がお酒を飲まないと言う場合も少なくありません。その指導内容に異を唱えることはしませんし、むしろ非の打ち所がない正論だとも思います。
ダイエットを抜きにしても、健康面から考えてもやはりお酒にメリットはないのですから。
それでもお酒が好きなんです
僕自身のダイエット経験から言っても、お酒を飲んだ次の日は体重が増えていることがほとんどで、昔はその都度自己嫌悪に陥っていました。
やはり酒は悪。
そんな日記を毎週のように書いていました。
それでも毎週末お酒を飲んでいて、平日に少しずつ落ちていった体重が週末に戻る、と言うサイクルを繰り返していくと、これってお酒を飲まなかったらどうなるんだろう、もっと早く痩せられていたんじゃないだろうか、と思うようになっていきます。
それならばと、週末をノンアルで過ごすというのを試したことがありました。お酒の代わりに炭酸水に美酢(ザクロ味)を溶かして誤魔化してみたのですが、これがまた美味い。ついでになんとなく体にいいことをしている気がしてきます。
確かに体重の揺り戻しはありませんでした。しかし。
何か物足りない。
次の週末に行きつけのバーで一人でお酒を飲んで、やはり僕はお酒が好きなんだ、好きを否定するのは良くない、と思い立ち、本格的にお酒とダイエットの両立について調べて自分自身で実験していく日々が始まりました。
今では、お酒との上手な付き合い方について、酒好きダイエッターの方を招いてセミナー兼飲み会を開いています。仙台近郊の方、毎月1回開催しておりますので、よければどうぞ。
僕自身の実績として公表している-40kgの減量というのも、お酒ありきの結果です。お酒を飲んだ翌日は体重が増えることもままありますが、動揺したり自己嫌悪に陥ったりすることはありません。
長々と書きましたが、つまり、お酒はダイエットにとって悪かもしれないけど、頭ごなしに敵とみなすのは早計だということです。
さて、ダイエット指導者としての教科書的な話はここまでです。
ここからは、僕自身のお酒との関わり方について、つらつらと綴っていくパートですので、熱量高く密度濃く書いていきますね。
日本酒はソウルドリンク。バーは遊園地
皆さん、どんなお酒が好きですか?
僕は日本酒とウィスキーが大好きです。
ウィスキー歴はまだ2年ほどですが、日本酒は学生時代から散々飲んできました。出身も大学も米どころだったことあり、美味しい日本酒には事欠かなかったんですよね。
20代の頃は、当時一世を風靡していたmixiで某ゲーム好きが集まる飲み会に参加して、その中で日本酒好きな連中を束ねてお酒のイベントに繰り出したり、仕入れてきた日本酒を持ち寄って僕の家に招いて毎月飲み会を開く、なんてこともしていました。
ちなみにその仲間とは今でも繋がっていて、長野県の日本酒イベントには毎年一緒に参加しています。
僕にとって日本酒はソウルドリンクです。
ウィスキーはYouTubeで興味を持って買い始めました。僕の地元の仙台市には世界的に有名な蒸溜所があり、そこには年に何度も訪れています。
最近は値上がりが甚だしいですが、その中でもコスパよく楽しめるものを探したり、ちょっと背伸びをして高級な一本を厳選してみたり、高嶺の花すぎて手がでない銘柄をショーケースの外から眺めたりと、色々楽しんでいます。たぶん近所の酒屋さんは僕の顔を覚えてるでしょうね。
入り口はアイラ系のヘビリーピーテッドタイプでしたが、今はどちらかというとシェリー系が好きです。ピート系×シェリー系なんて最高ですね。
バーも、それまではカクテルがメインでしたが、今はオーダーのほとんどがウィスキーになりました。
バーはいいですね。バーテンダーさんのこだわりもあるし、知らない銘柄を色々試すことができる、遊園地みたいな場所です。
泡を吹いた学生時代と20代にできた良い経験について
などつらつらと書いていますが、学生時代には飲み放題などで安いお酒を浴びるほど飲んで記憶を何度も飛ばしていました。
当時は学生のノリで色々とやんちゃしていましたし「全日本コール選手権」なんていう、今じゃ絶対に方々から規制されそうなDVDを部活の仲間と研究しては現場で試していました。
自慢じゃありませんが、酒豪の先輩に無謀にも戦いを挑んで、秒で酔い潰れて泡を吹いたこともあります。
そんな時期を経たからこそ「学生のノリはもう充分楽しんだ。大人なんだからちょっといいものを飲もう」という感覚を20代前半の頃から持てていたのが非常に大きかったと思います。平たい言い方をすれば、量より質、ですね。
とはいえ、高給取りでもない中小企業の一般会社員だったので、質と言っても大層なものではなく、定番品より数百円だけ高いものを買ってみたり、精米歩合を気にするようにしてみたり、と言ったところからのスタートです。
営業職だったので、取引先の方におすすめの酒屋さん情報を聞いたりして、営業ついでに通ったりもしていました。
当時住んでいたアパートの近くで営業していた個人経営の居酒屋さんも、僕の酒好きに拍車をかけました。
そのお店の常連さんが近所で陶芸教室を開いている信楽焼の陶芸家の方で、居酒屋のママがそこの生徒でした。なので、お店の器は全てママのお手製。陶芸の先生専用のお猪口はもちろん先生自慢の逸品。
カウンターで差しつ差されつ先生とお酒を飲みながら、お酒と器に対する先生の考えを何度も聞くうち、酒器の魅力に惹かれていきました。
御徒町の百貨店で先生が個展をやられていた際にお伺いして購入した信楽焼の焼きしめのお猪口は、購入後10年以上、僕の晩酌の相棒として活躍しています。
酒器についても語り始めるとキリがないので、これはまた別の機会に書いてみたいと思います。
そこにお酒を飲む必然はあるか
さて、先ほど「皆さん、どんなお酒が好きですか?」と聞きました。
趣味趣向、好き嫌い、それぞれかと思います。
どうでもいいですが、僕は赤ワインと焼酎と紹興酒が苦手です。
お酒の中でも赤ワインは体に良い成分もあるからおすすめ、と言う言葉を聞いたことがあるかもしれません。
それは間違ってはいないのですが、一番苦手なお酒なので、その効果を体感する日は一生来ないでしょう。残念です。
では、気を取り直して、次の質問をします。
皆さんがお酒を飲む理由はなんですか?
どうでしょう、パッと答えられますか?
お酒の好み以上に、さまざまな理由が浮かんでくるかと思います。
反対に、なかなか答えが出ない人もいるかもしれません。
では、ちょっと訊き方を変えます。
こちらが本命の、そしてちょっと意地悪な問いです。
お酒、なんとなく惰性で飲んでいませんか?
なんとなく買う。
あるから飲む。
そんな感じの付き合い方、していませんか。
今この瞬間、お酒を飲む必要が、その必然がありますか。
そこを問いたい。
夜はお酒を飲むもんだ。仕事終わりはプシュッとするもんだ。そんな感じで、お酒を飲むのが目的も何もないルーティンと化していませんか。
冒頭で「ダイエットにとってアルコールはデメリットしかない」と書きました。この言葉に嘘はありません。
健康的な生活を続けていきたい、体重を落としたい、そんな考えをお持ちであれば、お酒を控えた方が圧倒的に良いです。
そんなことを聞いた今、惰性でお酒をなんとなく飲むことに思うところはありませんか。
ちなみに僕は先ほどの「お酒を飲む理由」という問いに
「お酒が大好きだから、お酒を飲む。お酒を飲むことが楽しい」
と答えます。
え、そんな程度でいいの?と思われるかもしれませんが、いいんです。
僕はお酒が好きなんです。こよなく愛しています。
だから「リスクを取ってでも付き合いたい」と思っています。
お酒を飲む理由、もう一度振り返ってみてください。
そこに主体的な理由を設けてほしいんです。
高尚で大層な理由は要りません。なんでもいいですが、できればポジティブな方向で。
例えば、頑張った自分へのご褒美とか。
僕みたいに「単純にお酒が好きだから」でも、もちろんいいです。
そう考えると、お酒がちょっとだけ特別な存在になってきた気がしませんか?お酒を飲むのが、楽しみになってきませんか?
お酒を趣味にする
お酒との距離感を見直すこと。これがお酒とダイエットを両立させていく上で非常に重要なことです。
断っておくと、僕はお酒を飲みながらでも40kg減に成功しましたが、お酒を何でもかんでも好きなだけ飲んでいいとは一言も言っていません。
食事もそうですが「我慢なし制限なし」を「何をどれだけ食べてもいい」と都合よく曲解してはいけません。
残念ながら、そんな魔法みたいな方法はあり得ません。
そのため、飲酒量が多い人に対しては、量を含めた指導をします。
飲み過ぎている場合、ダイエットを成功させる難易度は間違いなく跳ね上がるからです。
だからと言って、ただ藪から棒に「お酒の量を減らしましょう」「お酒の頻度を減らしましょう」と言ったところで、そんな制限を一生続けていけるでしょうか。
断言しますが、僕なら絶対に無理です。
我慢していることはいつか限界を迎えます。その反動は底知れません。
だから、お酒との付き合い方をアップデートさせて、自然と「量を飲まなくてもお酒を楽しめる」ようにしていくことが必要なのだと考えています。
この場で僕が提案したいのは「一杯のお酒をさまざまな角度から深掘りしてみる」というものです。
香り、色合い、味の変化。
氷の有無、温度、余韻、残り香。
製造者の気持ちや歴史、という切り口もあるでしょう。
アプローチは無数にありますし、人によって刺さる箇所は変わります。
僕は、日本酒なら余韻、ウィスキーならグラスの残り香を楽しむのが特に好きです。
ここは完全に主観です。誰がなんと言おうと、自分が楽しめれば、それに勝るものはないのです。
あれこれ書きましたが、総じて言えば「お酒を趣味にしてみてはどうか」ということです。
お酒を好きになって、お酒が特別な楽しみになって、自分の好きなお酒を探して、それを自分の好きなアプローチ方法で心ゆくまで楽しむ。
そんな価値観を共有できる方と、一緒にお酒を飲めたなら、そんな楽しみ方をシェアできたなら、ついでにダイエットの話なんかもできたりしたなら、それは最高だなと、割と本気で思っています。
一杯のビールを味わい尽くしたことがありますか
お酒の楽しみ方について話をする時、いつも思い出すエピソードがあります。この考え方を持つようになった原体験と言っても過言ではない、この上なく貴重な記憶です。
20代前半の頃。遠方の友人と一緒にお酒を飲む機会がありました。
その友人とお酒を飲み交わすのは初めてです。最寄駅近くの居酒屋さんに入り、二人とも一杯目ということでビールを注文。
当時の僕は「ビールは喉越しを楽しむ飲み物だ」と考えていました。その席でも、僕は生ビールを三口で飲み干しました。
若かったこともあるのでしょうが、これだけハイペースで飲める自分を誇っていた節もあったと思います。
多分、鼻高々にドヤ顔をしていたことでしょう。早々に2杯目を注文する僕。
対して友人のグラスは、まだ全然減っていません。
ビールが苦手ということもなさそうでしたが、こちらが二杯目を飲み終えても、友人のグラスはまだ半分くらい。
そんな彼に僕は、なぜそんなチビチビ飲んでいるのか訊きました。飲み放題ではなかったこともあり、やや後ろめたい感覚もあったと思います。彼は「気にしなくていいよ」と笑って、こう続けました。
「私はビールの香りを楽しんでいるから。普通のビールでも、結構イケるよ」
別にクラフトビールでもなんでもない、大手メーカーのビールです。
そんな楽しみ方、知らない。
当時の僕は理解に苦しみました。ビールに味を求めたことがなかったからです。
しかし彼は僕の目の前で、一杯のビールをじっくり満喫していました。とても充実感あふれる表情だったのを鮮明に覚えています。
お酒に対しての新しい価値観に触れた体験であり、お酒の楽しみ方の幅が広がるきっかけになったエピソードの一つでもあり、それが今に至って、お酒とダイエットについての情報を発信する立場になって、より一層特別な意味を持つようになりました。
ちなみにその友人は最終的には飲み過ぎて酔い潰れてしまいました。楽しみ方をアップデートさせることは大切ですが、それでも量を飲めばその域を脱してしまう、という点でも貴重な内容ですね。
ある酒蔵の話
友人とのエピソードに付け加えて、先ほど「ちょっといいお酒を」と書きましたが、それに繋がる話でもう一つ。
つい先日、宮城県のとある蔵元の方とお話をする機会がありました。
その中で、なかなか衝撃的な話を聞きました。
その酒蔵がある市の成人式で、新成人へ「日本酒一合瓶」と交換できる引換券を渡したそうです。なんとも羨ましいですね。
ちなみに実際のお酒ではなく引換券だったのは、成人式当日ではまだ誕生日を迎えていない未成年もいるから、だそうです。
さて、その年の新成人300人に対して、実際に引換券を携えて蔵を訪れた方、何名だったと思いますか?
なんと、たったの20人。
僕は言葉を失いました。
一応言っておきますが、その酒造の日本酒はめちゃくちゃ美味しいです。酒蔵も最寄駅から徒歩で行けるくらいの好立地ですので、遠くて引換に行けないという選択肢も考えづらいです。
話をしてくださった方は、日本酒離れというか酒離れが大きいと話していました。
若い世代がお酒へのネガティブイメージを持ってしまっているという現状があるのでしょう。
お酒は会社で強制的に飲まされるものだとか、上司先輩に気を遣って飲む酒はまずいとか、まぁよくわかりませんが。
今の時代、お酒を強引に飲ませてしまったらアルハラだし、本当にお酒が弱くて、とか、飲んでみたけど合わなかった、とかなら仕方ない。
お酒は飲まなきゃダメだなんて言うつもりもない。
けど、まだそこまでお酒を嗜んだことのない年齢で、お酒への評価を、イメージだけで下してしまうのは、早計すぎると思うわけです。
もしかしたら、ちょっといいお酒を飲んで、そのお酒を好きになったら、楽しみが広がるかもしれない。でも先ほどのお話にあった新成人たちは、その選択肢を最初から排除している。
ううん、なんて勿体無いことか。
ダイエットと直接関係がある話ではありませんが、この話を書いていて思い出したので、ついでに書いてみました。
お酒を飲んでもダイエットはできます
脱線してしまいましたが、ダイエットだけを考えれば、お酒は飲まないに越したことはありません。
飲みたいけど健康に悪いし効率的にダイエットしたいからお酒は飲みません、と確固たる意志を以てストイックに取り組みたいと言うのでしたら、僕は止めませんし、それは賞賛すべき正しい選択だと思いますし、そんな方は全力で応援したいです。
ですが、ここまで読んでくださっている人はきっと、お酒好きじゃないですか。
僕もそこまでストイックにはなれませんでした。だからこそ、お酒とちょうどいい距離感を持って付き合っていくためにはどうすれがいいかを学び、体系として確立させることができました。
今はその考え方を広げていきたいと思っています。色々と偉そうなことは述べますが、僕自身、お酒がない人生は考えられない、という思考が根底にはあります。
ダイエットは目的ではありません。人生を楽しく過ごすための手段であり、一生続く習慣であるべきです。
この「楽しく」の中にお酒があった方がいい方へは、僕はお酒ありきの指導をしています。
さて、一度立ち止まってみてください。
再度問いますね。
お酒、なんとなく惰性で飲んでいませんか?
その上で、提案します。
そのお酒にちょっとだけ、特別感、出してみませんか?