セラー業務支援室です。
私は医薬品メーカーで30年間、営業事務として働いています。
またココナラで「Amazonセラーの月次売上管理資料の作成」をお手伝いするサービスを提供しています。
以前の記事では、「独自性のある商品がいかに有利か」について、後半熱く語ってしまいました。
今回はその続編として、では個人はどうやって独自性のある商品を持てばいいのかについて、
メーカー勤務が長い私なりの視点からアイデアを書いていきたいと思います。
■「セレクトショップ」から学べること
私が学生だった30年以上前、「セレクトショップ」が大流行しました。
当時のセレクトショップとは、店主の目利きや美意識が反映された実店舗の服飾店のことで、
おしゃれな人は、決まった“お気に入りの店”に通っていたものです。
現在では「セレクトショップ」という言葉はあまり使われず、「個人店」と呼ばれることが多くなりました。
そしてその対象は、洋服や雑貨に限らず、飲食店まで含めたかなり広い概念になっているように感じます。
私は、このセレクトショップの考え方こそ、独自性のヒントが詰まっていると感じています。
セレクトショップの魅力は大きく2つあります。
• たくさんの商品の中から「これ、素敵!」と発見する楽しさ。
• その商品を選んだ店主のセンスや人柄に惹かれる楽しさです。
では、この感覚を通販で再現するにはどうしたらいいのでしょうか。
■通販でも“人”を感じさせる工夫
メーカー勤務の立場から考えると、やはり
• イベントなどに出店して、直接消費者と接する
• 商品と一緒に「カタログ」を届ける
この2つは、とても有効だと思います。
私の勤めている会社も、Amazonセラーを使う前は自社通販サイトで販売しており、
商品発送時には必ずカタログを同梱していました。
消費者としての私自身も、大手のカタログ通販で購入した際、
• カタログ
• チラシ
• ときにはサンプル品
が一緒に届いた経験があります。きっと、皆さんにも覚えがあるのではないでしょうか。
一方、現在Amazonで購入すると、多くの場合は商品だけが届きます。
これはFBA倉庫から出荷されているためですが、
実は出店者自身が発送する形でもAmazonのECサイトは利用可能です。
つまり、
• 印刷費の安い業者(例:〇〇〇〇パック)で
• 自社独自のカタログを作り
• 商品と一緒に同梱する
これだけでも、他のセラーとの差別化につながります。
これは理論だけでなく、私はメーカー勤務の経験から実感しています。
■独自性の源泉は“海外”?!
では、肝心の商品そのものの独自性はどこにあるのか。
私は「海外」にヒントがあると考えています。
先日、とある国の文化を紹介するテレビ番組を見ていたところ、こんなシーンが紹介されていました。
マーケットで生地を選び、約1週間で希望の服を仕立ててもらえる
海外の生地には、日本では見かけない色柄やデザインが数多くあります。
そうした素材を使って商品化し、日本で販売する――これは十分に独自性のあるビジネスだと思います。
さらに、Amazonは「世界」がマーケットです。
日本らしい商品を仕入れ、外国人向けに販売するという視点も、
アリだと思います。
■「ロイヤリティ」を支払って、独自性を手に入れる方法
もう一つの方法として、「ロイヤリティを支払って、権利を買う」という選択肢もあります。
これは、キャラクターなどの使用許諾を得て、そのキャラクターを商品化・販売する方法です。
すでにグッズ化されているキャラクターは、
言い換えればロイヤリティが発生するほど、ファン層が存在するということです。
いわゆる「推し活」をしている人たちは、
• 常にそのキャラクターにアンテナを張っていて
• 仲間同士で情報交換をし
• 多少高くても、欲しいものにはお金を使う
という傾向があります。
キャラクターが付いているだけで、商品には十分な独自性が生まれます。
そして、もしそれが「その商品ジャンルでは初めてのキャラクター付き」だとしたら、
独自性はさらに高まります。
もちろん、権利を取得するには条件があります。
一般的には、帝国データバンクなどで一定以上の信用評価を得ている企業でなければ難しいのも事実です。
ただ、その条件を満たしている経営者であれば、
「高額なロイヤリティを上乗せした値段をつけても売れる」というメリットがあります。
メーカー勤務が長い私の、かなり私見に寄ったアイデアを3つ挙げてみました。
• 手間(カタログ作成)
• 足(海外仕入)
• 資金(ロイヤリティ)
この中で、
「これはできそうだな」
「これなら挑戦できるかも」
そう感じたものはありましたか?
またこれをヒントにさらなるアイデアが浮かびましたか?
「少しハードルが高い」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
たとえば、今扱っている商品に
「自作の簡単な説明書を1枚つけて発送する」
「イベントに出店して商品一覧表のチラシとサイトの案内を作って配る」
だけでも、立派な差別化になります。
独自性は、こうした小さな工夫の積み重ねから生まれていくものだと私は思います。