結局、何から手をつけるべきか?優先順位の考え方
記事
ビジネス・マーケティング
売上を伸ばすべきか。
コストを下げるべきか。
業務改善から手をつけるべきか。
やるべきことは分かっている。
でも、どれから手をつければいいのか分からない。
この状態に悩む経営者は少なくありません。
経営改善がうまくいかない理由の多くは、
「やることが間違っている」からではなく、
「順番を間違えている」ことにあります。
今回は、経営改善を進めるうえでの
優先順位の考え方を整理します。
1.なぜ経営改善はうまくいかないのか
よくあるのは、「全部やろう」としてしまうことです。
・売上も伸ばしたい
・コストも下げたい
・業務も改善したい
どれも正しいですが、同時にやると現場は崩れます。
経営改善は、何をやるかではなく、どの順番でやるか
で結果が変わります。
2.優先順位を間違えるとどうなるか
例えば、
忙しいまま売上を伸ばす
→ 人が疲弊して組織が崩れる
利益構造が悪いまま拡大する
→ 仮に売上が伸びても思ったように儲からない
業務が整っていないのに新しい施策を導入する
→ かえって現場が混乱する
つまり、
問題を残したまま次に進むと、問題を拡大させる
ということです。
3.優先順位は「インパクト × 実行しやすさ」で決める
優先順位は感覚ではなく、シンプルに整理できます。
■ マトリックスで考える
ポイントは、
👉 「正しいこと」より「今動かせること」からやる
です。
4.まず最初にやるべきは「やめることを決める」
多くの会社は、良かれと思って改善=足し算で考えます。
・新しいルール
・新しい資料
・新しいチェック
しかしこれが、さらに現場を重くします。
ここで重要になるのが、ECRSの考え方です。
Eliminate(やめる)
Combine(まとめる)
Rearrange(順番を変える)
Simplify(簡単にする)
この順番が重要です。
👉 最初にやるべきは「やめることを決める」こと
です。
例えば、
・誰も見ていない資料
・意味のない会議
・二重の入力
・過剰な確認
これを削るだけで、現場の負荷は一気に下がります。
5.次に「詰まり」を解消する
やめるべきものを整理したら、次はここです。
👉 仕事がどこで止まっているか
例えば、
・承認待ち
・見積作成の遅さ
・特定の人への集中
・手戻り
・情報の分断
この「詰まり」があると、どんな施策も効果が出ません。
逆に言うと、
👉 詰まりを1つ取るだけで、全体が回り始める
ことも多いです。
6.その後に「利益」と「売上」
ここまで来て初めて、次に進みます。
① 業務が回る状態を作る
② 無駄を減らす
③ 利益構造を整える
④ 売上を伸ばす
この順番です。
多くの会社は、いきなり④に行きます。
だから苦しくなります。
7.まとめ
経営改善で大事なのは、順番です。
・インパクト×実行しやすさで判断する
・まずはやめることを決める
・次に詰まりを解消する
・その後に利益と売上
この順番を守るだけで、改善の進み方は大きく変わります。
もし
「やることはあるが優先順位が決まらない」
「どこから手をつけるべきか分からない」
という場合は、状況整理のお手伝いも可能です。
感覚ではなく、構造で考える。
それだけで、経営判断はかなりシンプルになります。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
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