長女犬のこと

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去年(2024年)の今ごろ、我が家には大きな犬が3頭いた。3頭とも同じ犬種で全てメスなので、ここでは長女犬・次女犬・末っ子犬と呼ぼうと思う。

当時の年齢は
・長女犬 14歳
・次女犬 11歳
・末っ子犬 4歳

小型犬と比べたらどうしても寿命が短い大型犬。「大型犬は10歳超えたら長寿。その後の時間はボーナスタイム」とよく言われていたので、長女犬に関しては年齢的に何があってもおかしくないという覚悟は数年前から持っていた。

でも先に死んでしまったのは次女犬だった。去年の6月の終わりのこと。

年の順に死ぬわけではないのは動物も同じ。そう頭ではわかっていたけど、次女犬はまだまだ元気で、もう何年かは一緒に過ごせると当たり前のように思っていた。次女犬については心づもりが出来ていなかったというか、覚悟が出来ていなかった分、気持ちの整理が難しかった。当時、犬仲間に「長女犬が先だと思ってたんだけどなー」と冗談っぽく話した事をよく覚えている。

そして今年、まさに今、今度はその長女犬が命を終えようとしている。

水はまだ飲んでいるけど、食べ物は受け付けなくなった。大好物を出しても全く興味を示さない。自力で起き上がろうとしない(出来ない)。ただただ一日中寝ている。苦しそうだとかどこか痛そうだとかそんな様子はほとんど無いけれど。

たぶん、あと数日。長くてもあと数週間で彼女の命は終わる。

彼女と一緒に居たいという気持ちはあるが、不思議と、1日でも1分でも1秒でも長く生きて欲しいという気持ちにはなっていない。15年間、彼女は一生懸命に自分の命を生きたから。だから私は延命のための措置はしない。

あとはもう、植物がゆっくりと枯れていくみたいに、穏やかに終わってくれればそれでいい。散歩に行くと誰からも「美人さんだねー」と声を掛けられていた、花のように美しい彼女らしく。

ただそれだけを願って、私はふだん通りに過ごそうと思う。



(追記)


と、ここまで書き上げた3日後、長女犬は地球での命を終え、宇宙へと旅立ちました。

かわいいねー、いいこだねー、ほんと美人さんだねー、楽しかったねー、楽しかったよー、ありがとねー、そんな言葉を繰り返しかけているうちに、すうっと。

頑固な長女犬らしく、最後まで自分のスタイルを貫いて。その去り際はあまりに清々しくて、どんな感情も追いつけないほど。ほんとうにお見事でした。

ありがとう長女犬。いってらっしゃい。
そして、またいつか会おうね。

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