こんにちは、改善コンサルのカイゼンラボです。
このブログでは、現場で感じた「ちょっと気になるムダ」を、
ゆるく・具体的に見直すヒントを発信しています。
最近はガソリン代もようやく落ち着いてきましたが、
一時はリッター180円超えなんてこともザラでしたよね。
そんな中、1円でも安く入れたいと思って遠くのスタンドへ行ったら、
移動のガソリン代の方が高かった...
なんて本末転倒な話、よく聞きます。
実はこれと似たようなことが、仕事でも起きているんです。
今回は、そんな“ムダの旅”にまつわるお話です。
支払方法の改善だけでは足りない。見直すべきは「取引の質」
どんな会社にも、なかなかデジタル化が進まない取引先ってありますよね。
たとえば、連絡手段は電話のみ、支払方法は現金オンリー…というような、昭和文化が色濃く残る顧客。
私はこうした取引先を、心の中でこっそり「Cランク顧客」と呼んでいます(ちょっと失礼ですが…)。
もちろん、すべての取引を切り捨てろと言いたいわけではありません。
でも、時間・手間・コストがかかりすぎているのなら、それはもう取引そのものを見直す段階かもしれません。
単に「支払方法を振込に変えよう」といった対症療法だけでは限界がある。
そもそも、その取引、まだ必要?
そんな問いが本質的な改善につながります。
現金35円の支払いで往復100kmの旅!
さかのぼること3年前。舞台は、例のK社でございます。
当時の私は、毎月初に約50件の現金支払いの準備を担当していました。
1件あたりの金額は、なんと35円とか、500円とか。
しかも、それらを1件ずつ封筒に詰めて、現地へ直接持参するというアナログ方式。
で、ここからが本題なんです。
その現金を届けるために、車で往復100kmの“ムダ旅”が始まるんです!
いちおう、他の取引先も一緒に回るのですが。
それでも、1件あたり数十円の支払いに、ガソリン代と人件費、
それに精神的疲労まで費やされるのは、さすがに非効率でした。
そこで私は、部門長にこう聞いてみたんです。
「数十円の支払いに出向くって顧客って、やはり大事な商談でもあるんでしょうか?」
返ってきた返答は、
「いや、特にはないよ。情報収集ついで、みたいな感覚かな。」
正直、ズッコケそうになりました。
そこで私は提案しました。
「現金支払いの基準、つくりませんか?例えば1,000円以上は振込、みたいに。」
即答でのOKはもらえませんでしたが、
次の月、なぜか支払い件数が30件に減っていたんです笑
支払方法を見直したのか、取引先を減らしたのかは定かではありません。
でも――
行動を起こしたことで、小さな変化が生まれたのは事実です。
誰かに嫌われようが、変化を起こさないと、会社ごと時代に置いてかれ
ますからね。
見直すべきはCランク顧客と、アナログな取引文化
「支払方法を電子化しよう」というのは、表面的な改善です。
本当に見直すべきは、その取引の価値そのものではないでしょうか?
・その顧客は本当に必要?
・その支払いはコストに見合ってる?
・その訪問、目的は明確?
そんな視点で見直すと、思った以上にムダが浮かび上がります。
そして、Cランク顧客や昭和的な取引文化をそのままにしておくことこそが、最大のコストかもしれません。
記事まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回もやや辛口評価です笑
ただ、取引相手によって会社ごと翻弄されるのは本末転倒です。
お互いWin-Winな関係が、会社に永続的な利益をもたらします。
ここで今回の改善ポイントをまとめます。
✅ 数十円の支払いでも、コストはかかっている
✅ 支払方法の見直しだけでは、本質的な改善にはならない
✅ 真に見直すべきは、取引相手や取引スタイル
✅ 違和感に気づいたら、小さくでも提案してみることが大事
取引相手とのWin-Loseな関係、一度見直しませんか?
それが続くと、会社と現場に大きな負担をかけますよ。
次回予告
次回は「インクジェットプリンターでインク代カモられてませんか?」
についてお届けします。
プリンター本体は安くても、インク代でじわじわ出費…そんな経験ありませんか?
今回は、事務所で起こった“インク地獄”エピソードを通じて、
コストと効率を両立するための「プリンター選びの改善視点」をお届けします。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。