はじめまして。ココナラで漢文翻訳や日中翻訳、チベット語翻訳などのサービスを提供しているrunner(ランナー)と申します。この度、ブログを始めることにしました。この第一回目のブログでは、私自身のことや、なぜこのようなサービスを始めるに至ったのかをお話ししたいと思います
二つの言語の間で育って
私は中国人の両親のもとに生まれ、幼少期から自然と中国語を話していました。その後、3歳の時に両親とともに日本に移り住んだことで、家では中国語、外では日本語という環境で育ちました。そのおかげで、両言語をネイティブレベルで扱えるようになりました。
この二か国語のバックグラウンドは、後に私の仕事の基盤となりました。日中翻訳や通訳の世界では、単なる言葉の置き換えではなく、文化的背景も含めた、ニュアンスまで汲み取った翻訳が求められます。幼い頃から両方の言語環境に浸っていたことで、言葉の裏にある感覚や文化的な機微まで汲み取れることが、私の強みになっていると感じています。
漢文との出会い - 言葉の中に込められた深い世界
ある時、講演会や講義の翻訳・通訳の仕事をする中で、漢文を扱う授業を担当する機会があり、そこで私は漢文の魅力に引き込まれていきました。
一つの漢字にこれほど多くの意味が込められていることに驚き、短い文章でこれほど深い意味や趣きを表現できることに心を奪われました。現代の言葉では何行も要する内容を、わずか数文字で表現する漢文の簡潔さと奥深さに魅了されたのです。
中国語ネイティブとして原文をより深く理解できること、同時に、日本語ネイティブとして自然な訳出ができること、この二つの視点を持っていることが、漢文翻訳においても大きな強みになっています。意味が曖昧なところは中国語の注釈を調べられるため、より正確で自然な翻訳ができるのではないかと思います。
チベット語との出会い - 新たな視点を与えてくれた言葉
日中翻訳の仕事に携わる中で、ある時、チベット語の文献に触れる機会があり、その出会いがきっかけで、私はチベット語の文献に興味を持つようになりました。そこから自分で本を読んだり、ネットでいろいろと調べていくうちに、特に、インドからチベットに伝来した仏教哲学に強く興味を持つようになりました。
自分の生い立ちや性格も相まって、私は小さい頃から、人間関係や日々のいろいろな出来事に落ち込んだり、悩んだりすることが多く、今でも毎日いろいろな出来事に思い悩みながら生きているのですけれど(笑)、チベット仏教では、今まで自分が考えたこともなかったような新しい視点の考え方がたくさん紹介されていて、そうして視点を変えて物事を考えてみると、また違った世界の見え方になっていく気がして、不思議と悩みがほどけていくような感覚になります。
この経験から、もっとチベット仏教を知りたい、そして、自分と同じように生きづらさを感じている方々にも、何かヒントになるかもしれないと思い、チベット語の学習を決意しました。チベット語教室に通ったり、チベット語のカリキュラムに参加したり、実際にチベットを訪れたりして理解を深め、約10年前から少しずつ翻訳を始めました。
私の心がけていること・強み
翻訳や通訳の仕事において私が最も大切にしていることは、単なる直訳ではなく、ニュアンスまで汲み取った自然な表現に訳すことです。同時に、原文に対する敬意と尊重も忘れないように心がけています。例えば字幕制作では、文字だけを見て訳すのではなく、必ず映像と一緒に流して口調や語気までチェックするようにしていますし、詩歌などであれば、自分の解釈が合っているか、複数の注釈を参考にしながら翻訳を進めるようにしています。
お客様からは、速さと質の両立や、幅広い対応力を評価していただくことが多いです。普通は、価格が安かったり、納品がスピーディだったりしても、その分、質や出来栄えが今ひとつということが多いですが、私のサービスでは、迅速かつ質の高い翻訳をリーズナブルな価格で提供することを心がけています。
また、現代中国語だけでなく漢文にも対応できる点は、他の翻訳者と比べても特徴的な点ではないかと考えています。
温故知新 - 古いものの中にある新しい発見
チベット語や漢文と聞くと、古いもの、堅苦しいもの、とっつきにくいものというイメージを持たれやすいかもしれませんが、実際はそのようなことはなく、非常に面白い世界が広がっています。
古代の人々も、今の私たちと同じように日々様々なことに思い悩み、喜び、悲しみ、怒り、様々なドラマを生きていました。そして、その中には古代から現代に至っても通じる普遍的な真理が息づいています。長い時間、淘汰されずに伝承され続けてきたものには、それなりの理由があるのかもしれないなとも思います。
私は翻訳という形で、これらの古の知恵と現代をつなぐ架け橋になりたいと考えています。
今後の目標
個人的な目標としては、世界中を自由に旅しながら、フリーランスの翻訳者・通訳者として活動を続けていきたいと考えています。そして何より、自分の生い立ちや経験を通じて、少しでも誰かの役に立てたら嬉しいと思っています。
普段は読書をしたり、好きな映像作品を鑑賞したりすることで、常に新しい言葉や概念に触れ、視野を広げることも大切にしています。特に翻訳で行き詰まったときは、旅行や散歩で気分転換をすることで、より良いアイデアが浮かぶことも多いです。
これからのブログについて
このブログでは、翻訳の舞台裏や、漢文・チベット語の面白い表現、日中文化の違いなど、言語にまつわる様々な話題を取り上げていく予定です。次回は「漢文の中の知恵 - 現代に活かせる古代の言葉」と題して、日常生活で使える漢文の名言をいくつか紹介したいと思います。
言葉は単なるコミュニケーションの道具ではなく、文化や歴史、人々の思いを運ぶ架け橋です。このブログが、皆さんの言葉の世界を少しでも豊かにする一助となれば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。