外国人スタッフ向けのマニュアルを翻訳しようとしたとき、同じ1ページでも見積り金額が違うことがあります。
理由は、文字数だけで作業量が決まらないからです。完成した日本語をそのまま訳す仕事と、意味を整理し、現場で誤解されにくい文章へ直してから訳す仕事では、必要な確認が変わります。
依頼前に次の3点をそろえると、見積りと納期が分かりやすくなります。
■ 1.何に使う資料か
最初に、資料を使う場面を一つ決めます。
・入社初日に説明する
・厨房や休憩室に掲示する
・毎日の確認表として使う
・お客様から質問を受けたときに確認する
同じ文章でも、掲示物なら短く、教育資料なら理由や確認手順まで必要です。「翻訳してください」だけでなく、「誰が、いつ、何のために読むか」を伝えると、表現を選びやすくなります。
■ 2.日本語原稿を一度確定する
翻訳中に日本語が何度も変わると、修正範囲が広がります。まず、次を確認します。
・最新版の原稿か
・文字数またはページ数
・表、画像、手書き部分の有無
・店舗独自の用語
・変更してはいけない名称や数値
原稿が完成していない場合も依頼できますが、「翻訳」と「原稿作成・構成整理」は作業を分けた方が、料金の理由が明確になります。
■ 3.読む人と中国語の種類を決める
中国語には、主に簡体字と繁体字があります。中国本土出身のスタッフ向けなら簡体字、台湾・香港などの読者を想定する場合は繁体字が候補になります。
また、日本語能力、職種、経験年数によっても適切な言葉は変わります。新人向けなら、一文を短くし、禁止事項と確認先を明確にする方が伝わりやすくなります。
■ 料金が変わりやすい部分
翻訳費用に影響するのは、主に次の項目です。
・文字数、ページ数
・表や画像からの文字起こし
・簡体字と繁体字の両方が必要か
・日中対照レイアウトが必要か
・原稿の整理や書き直しを含むか
・納期と修正回数
そのため、最初はA4一枚など、小さい範囲から試す方法もあります。実際に現場で使い、読みにくい箇所や追加したい説明を確認してから、入社資料全体へ広げると無駄を減らせます。
■ 依頼前チェック
□ 使用目的
□ 日本語原稿
□ 対象者
□ 簡体字/繁体字
□ 希望納期
□ 納品形式
□ 店舗側で最終確認する責任者
個人情報や機密情報は、必要に応じて伏せてから共有します。アレルギー、法令、安全に関わる内容は、翻訳後も店舗責任者または専門家による最終確認が必要です。
現在、外国人スタッフ向けの入社説明・衛生・アレルギー注意事項などを、簡体字中国語へ翻訳するサービスを出品しています。基本料金は日本語800文字まで、またはA4一枚程度で5,000円です。
対応範囲と有料オプションはこちらで確認できます。