いつもお疲れ様です、咲良です。
2月の、あの寒い寒い日のこと。
私は忘れられない、大切な出来事がありました。
新しい家の引き渡しの日。
朝から雪が静かに降り続ける中でのことでした。
本来なら、春を待つころの優しい空気を期待していたのに、
まるで時間が逆戻りしたかのような、冬そのものの一日。
白い息を吐きながら、不動産会社の方と手続き書類を交わし、
この家で、どんなふうに暮らしていけるのだろう。
期待と不安とが入り混じる中、
ふと、玄関のドアを開けたとき――
小さな、小さなてんとう虫が一匹、🐞
そこにちょこんと、止まっていたのです。
「えっ、こんな雪の日に?」
私は思わず声をあげてしまいました。
だって、てんとう虫といえば春や夏の虫。
寒さに弱いはずのその小さな命が、
雪をものともせず、私たちの家に来てくれていたのですから。
そして、ベランダにももう一匹🐞
羽を震わせながら、じっとしている姿が見えました。
玄関とベランダ。
まるで、家を守るように、両方に佇むふたつの小さな赤い点。
これが、偶然だと思えなかったのです。
あとで調べてみると、てんとう虫は「お天道虫(おてんとうむし)」とも呼ばれ、昔から、太陽の化身、幸運の使者とされてきたと知りました。
・お天道様(太陽神)の使いとされる
・飛ぶ姿がまっすぐ太陽に向かうため、幸福の象徴
・人にとまるとその人に幸運が訪れる
・家に入ってくるとその家に繁栄がもたらされる
そんな意味が込められていると知り、あの日のことが、さらに胸に沁みました。
雪の中でもなお、私たちの家に訪れてくれたお天道虫さんたち。
これは、きっと新しい暮らしの門出を祝ってくれたのだと、
そう信じたくなりました。
それから、もう何年たつのかな?
この家は、とてもとても心地よい場所になっています。
観葉植物たちは、引っ越してから驚くほど元気に育ち、
新芽が次々と顔を出してくれます。
リビングの窓際には、今では5種類以上の植物たちが並び、
季節ごとに姿を変えながら、家族のように寄り添ってくれています。
病気も、乗り越えました。
家を購入しようと思った矢先に、少し体調を崩してしまった時期がありました。けれど、この家に越してから、家のあたたかさと、周囲の自然の優しさに助けられて、ゆっくり、ゆっくりと回復していきました。
あのとき玄関で出迎えてくれた小さな命のことを、
ふと思い出すたびに、
「大丈夫、ちゃんと守られているよ。」
そんな声が、心のどこかから聞こえてくる気がするのです。
あの日、あの瞬間、すべてが祝福だったなぁ~((´∀`))
これからも、きっと色々なことがあるでしょう。
嬉しい日も、少し涙が出るような日も。
でも、この家でなら、どんな日も大丈夫。
お天道様に見守られながら、
ひとつひとつ、丁寧に歩んでいける気がします。
2月の雪の日に来てくれた、小さなお天道虫さん。
あなたが運んでくれたあたたかな光に、心から感謝しています。
今日も、明日も、ずっと。
🌸読んでくださった皆さまへ🌸
これからも、何気ない日々の中で見つけた、小さな幸せを綴っていきます。
どうぞ、あたたかい目で見守っていただけたら嬉しいです。
🐞咲良🐞