~植物たちとともに育つ、わたしの毎日~
お疲れ様です、咲良です。
気が付けば、季節はまた少しずつ移り変わり、
窓をすり抜ける風にも、ほんの少し初夏の香りが混ざり始めました。
そんなある日。
ふと、朝の光に包まれながら、わたしはぼんやりとリビングを見渡していました。
そして、思わずくすっと笑ってしまったのです。
「……あれ? 我が家、なんだかジャングルみたい。」
そう、ここ最近、我が家の観葉植物たちがどんどん勢いを増して、
リビングの一角をまるで密林のように緑で満たしていたのでした。
■植物との出会いは、まるで縁結びのように
最初に迎えたのは、小さなパキラでした。
あの日、何かに導かれるように立ち寄った花屋さんで、
店先にぽつんと並んでいた、その子と目が合ったのを覚えています。
「あなたのお家に行きたい」
そんなふうに、パキラが語りかけてきたような気がして、
わたしは迷うことなく、その小さな鉢を手に取ったのでした。
それからというもの、植物との出会いは不思議な縁の連続でした。
仕事帰りにふと立ち寄ったカフェで、窓辺に置かれていたモンステラ。
あまりにもその葉っぱが美しくて、
思わず店主さんに「どこで手に入れたんですか?」と聞いてしまったこと。
友人が「最近忙しくて、お世話できなくなっちゃったから」と譲ってくれたフィカス・ウンベラータ。
最初はちょっと元気がなかったその子が、
わたしの部屋に来てから、少しずつ新芽を出してくれたこと。
そんなふうにして、気が付けば我が家には十数種類の観葉植物たちが、
それぞれの個性を輝かせながら、共に暮らしているのです。
■「ジャングル化」していく日常
朝、目覚めるとまずカーテンを開けます。
そこには、朝日を受けて嬉しそうに葉を広げる植物たちの姿。
「おはよう」
「今日も元気だね」
思わずそんなふうに話しかけたくなります。
水やりの日はちょっとしたイベントのよう。
葉の色や土の乾き具合を一つひとつ確かめながら、
丁寧にジョウロで水を注いでいきます。
ときには、葉っぱにそっと霧吹きをかけて、潤いを与えることも。
水の粒がキラキラと光る葉っぱを見ていると、
不思議なほど心が静かになっていきます。
植物たちは、一日にほんの少しずつ成長しているのに、
それが積み重なると、気づいた時には見違えるほど生い茂っているんですね。
「ここにも新しい葉っぱが……!」
「わぁ、こんなに大きくなってる!」
そんな小さな発見が、毎日の小さな喜びになっています。
■風水と植物の力 変わっていった我が家の空気
昔からなんとなく「風水」に興味がありました。
でも、それは本格的に勉強するというより、
「心地よさを大切にするための小さなヒント」みたいな感覚。
だから、観葉植物たちが我が家に増え始めたときも、
「風水的にどうなんだろう?」とふと思ったのです。
調べてみると、植物たちは風水の中でも、とても重要な存在でした。
植物には、空間に「生気(せいき)」をもたらす力があるのだそうです。
生気とは、簡単に言えば「生きている力」のこと。
生き生きとしたエネルギーが巡ることで、
その場にいる人の心や体にも、自然と良い影響をもたらすといわれています。
特に観葉植物は、
・悪い気を吸い取ってくれる
・人の気持ちを穏やかに整えてくれる
・運気の流れをスムーズにしてくれる
そんな存在だと知りました。
そう思って部屋を見渡してみると、
たしかに、以前とは空気がまるで違うのです。
以前の我が家は、ちょっと「無機質」な感じがしていたかもしれません。
きれいではあったけれど、どこか冷たい印象もあって。
でも今は、植物たちがそっと呼吸しているような、
柔らかく温かな空間に変わっていました。
まるで、部屋そのものが「生きている」みたいに感じられるのです。
■風水でいう「場所ごとの植物の役割」
さらに調べていくと、風水では場所ごとに置く植物にも意味があることを知りました。
例えば――
●【玄関】は「運気の入り口」。
ここに元気な観葉植物を置くと、良い運気を家に呼び込むことができるそうです。
わたしも玄関には、明るいエネルギーを持つ「幸福の木(ドラセナ)」を置いています。
玄関ドアを開けた瞬間、ドラセナがにこっと微笑みかけてくれるみたいで、
とても気持ちが良いのです。
●【リビング】は「家族運・対人運を司る場所」。
リビングには葉っぱが大きく、広がるような植物が良いと言われます。
わたしのリビングには、モンステラ、ウンベラータ、サンスベリアなど、
さまざまな緑が仲良く並んでいます。
広がる葉っぱたちが、対人関係の運気も広げてくれると思うと、
それだけでなんだか、毎日が楽しみになります。
●【寝室】は「心と体を休める場所」。
ここはエネルギーが強すぎる植物よりも、優しく静かなものがいいそうです。
寝室には、葉っぱが小ぶりで控えめなシュガーバインを置きました。
夜、ふと目を閉じるとき、
そっと寄り添ってくれているような優しさを感じます。
■植物と共に暮らして、わたし自身も少しずつ変わったこと
観葉植物たちが家に増えていくうちに、
わたしの中でも少しずつ、だけど確実に、変化が生まれました。
まず、時間の流れを丁寧に感じるようになったこと。
朝起きてカーテンを開けるとき。
夜、静かにソファに座るとき。
植物たちの様子をそっと眺める習慣ができたことで、
今この瞬間の「空気」や「温度」や「光」を、自然と大切に感じるようになったんです。
たとえば、小さな新芽を見つけた日。
「わぁ、昨日まではなかったのに……!」
そんなささやかな驚きが、
仕事の疲れや、忙しさでぎゅうっと縮こまっていた心を、ふわりとほどいてくれました。
自然のリズムに寄り添うこと。
それは、わたしたち人間にとっても、本当はとても大切なことなんだって、
植物たちがそっと教えてくれた気がします。
■小さな幸せを積み重ねるということ
わたしは、特別な何かを成し遂げたわけではありません。
だけど、
水をあげること。
枯れた葉をそっと取り除くこと。
日当たりを調整すること。
そんな小さな、小さな積み重ねが、
気づけば、目の前に「生きている森」を作っていたんです。
それは、何かを手に入れることより、もっと深い喜びでした。
「育てている」というより、
「共に生きている」感じ。
それはまるで、家族みたいなものなのかもしれません。
葉っぱ一枚、枝先一つにも、命が宿っている。
その命と向き合う時間が、こんなにも愛おしいものだなんて、
昔のわたしは想像もしていなかったと思います。
■わたしにとっての「風水」は、たぶん心の風通し
風水は、特別なことをするためのものじゃなくて、
もっと、心の風通しを良くするための知恵なのかもしれません。
部屋に緑が増えるたび、
どこか心の中に引っかかっていた小さな不安や焦りが、
少しずつ、少しずつ、溶けていきました。
「このままでいい」
「今日一日を、丁寧に生きよう」
そんなふうに、思える瞬間が増えていったんです。
もちろん、まだまだ迷ったり、落ち込んだりすることもあります。
だけど、そんなときも
部屋の隅で揺れている植物たちを見ると、
静かに励まされる気がします。
「大丈夫。焦らなくていいよ。」
「今日も、ちゃんと生きているね。」
そんな風に、緑たちがささやいてくれるみたいで。
■これからのわたしの小さな夢
最近、少しだけ夢ができました。
もっと植物たちに優しい家にしたいな、って思うんです。
もっと陽の光が入るように、家具の配置を工夫してみたり。
ちょっとした植物専用のスペースを作ってあげたり。
それから、いつか、小さなベランダガーデンも育ててみたい。
ラベンダーやミントなんかも育てながら、
朝はベランダでハーブティーを飲む――
そんな穏やかな時間を夢見ています。
夢は、きっと叶えようと頑張るものではなく、
そっと胸の中で温めて、自然に育っていくものなんだろうなって。
植物たちと過ごす中で、そんなふうに感じるようになりました。
~小さな森の中から~
今日も、リビングの一角では、
モンステラがゆったりと大きな葉っぱを揺らしています。
「ジャングルみたいになってきたね」と笑いながら、
それでもわたしは、この小さな森を、心から愛しています。
忙しい日々の中でも、
疲れた心にそっと寄り添ってくれる、緑たち。
この子たちと一緒に、これからも、
一歩一歩、ゆっくり歩いていけたらいいなと思っています。
小さな幸せを重ねながら。
小さな変化を喜びながら。
今日もわたしは、植物たちと一緒に、生きています🌿
■最後に――小さな命に囲まれて
たったひと鉢から始まった、わたしと植物たちの暮らし。
気づけば、部屋中に緑が広がり、
いつしか「ジャングルみたいだね」と笑い合える毎日になりました。
それはきっと、
大きな夢を追いかけることよりも、
誰かに自慢できるような何かを手に入れることよりも、
ずっとずっと豊かで、愛おしい時間だったのだと思います。
植物たちが教えてくれたのは、
「今日」という日を大切にすること。
「今、ここにいること」を慈しむこと。
生きるって、派手なことじゃない。
だけど、静かに続いていく日々こそが、
本当にかけがえのないものなんだ
そんなあたりまえのことに、改めて気づかせてくれました。
これからも、きっと季節は移り変わっていくでしょう。
わたし自身も、悩んだり、立ち止まったりしながら、
ゆっくり、少しずつ、歩いていくのだと思います。
そんなときも、きっとそばには、
そっと揺れる緑たちがいてくれる。
何があっても、
わたしはわたしのペースで、
この小さな森と共に、生きていきます。
今日も、明日も、そしてこれからも
🌸咲良🌸