「この表現、だめですか?」と聞かれて、正直に答えた

「この表現、だめですか?」と聞かれて、正直に答えた

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ビジネス・マーケティング
求人票を添削していると、よく聞かれます。「この表現、だめですか?」。経営者の方が良かれと思って書いた言葉に、ブレーキをかけるのは正直気が引けます。でも黙っていると、応募が減る、あるいはミスマッチが起きる。だから今日は、実際によく指摘する表現について書きます。

なぜ良かれと思った言葉が応募を遠ざけるのか

求人票の言葉は、書いた人の「当たり前」で選ばれがちです。社内では普通の言い回しでも、外から見ると不安や誤解を生むことがあります。しかも求職者は数秒で求人を読み飛ばすため、引っかかった言葉がそのまま離脱の理由になります。

実際によく指摘する表現と直し方

- 「アットホームな職場です」→ 何をもってそう言えるのか具体的なエピソードに置き換える
- 「やる気のある方求人」→ 暗に「今はやる気のない人が多い」と読めてしまうので、求める行動を具体的に書く
- 「体力に自信のある方」→ 年齢や性別を遠回しに制限しているように見えるため、業務内容で説明する
- 「ノルマなし」→ 逆に「ノルマがある業界なのか」と不安を呼ぶので、評価方法を正直に書く
- 「誰でもできます」→ 仕事を軽く見せてしまい、入社後のギャップにつながりやすい

ある企業の求人票を見直したときの話

以前、応募は来るのに面接で離脱が続くという相談をいただきました。求人票を見ると「アットホームで働きやすい職場です」という一文があり、具体的な説明は一切ありませんでした。

求職者からすると、良い意味にも悪い意味にも取れる言葉です。実際に話を聞くと「人間関係が密すぎるのでは」と身構えて来る方が多かったそうです。そこで「月1回の全体ミーティングはありますが、業務中は各自のペースで進められます」と事実ベースに書き換えたところ、面接時の雰囲気のギャップが減り、内定後の辞退も落ち着きました。

言葉を強くすることより、誤解されない言葉を選ぶことのほうが、応募にも定着にも効いてきます。

求人票の表現は、書いている本人ほど気づきにくいものです。「うちの求人、変な言い回しないかな」と思ったら、お気軽にメッセージください。


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