「資格不問」と書いたのに、無資格者が来なくて困っていた話

「資格不問」と書いたのに、無資格者が来なくて困っていた話

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ビジネス・マーケティング
介護施設の求人票を見せてもらうと、だいたい「資格不問・未経験歓迎」と書いてあります。でも実際に応募してくるのは有資格者ばかりで、本当に採ってほしい無資格・未経験の層からは反応がない。そんな相談を、この業界では何度も受けてきました。

なぜこうなるのか、求人票を読み返すと理由がはっきりしています。

なぜ「資格不問」と書いても無資格者に響かないのか

- 「資格不問」の一言だけで、具体的な仕事の中身が書かれていない
- 未経験者が読むと「結局、専門知識がないと無理そう」と感じる表現が多い
- 夜勤・身体介助など、不安に感じやすい部分の説明が省かれている
- 「なぜ資格がなくても大丈夫なのか」の理由が書かれていない
- 職場の人間関係や教育体制など、介護職特有の不安要素に触れていない

介護の仕事は「体力的にきつそう」「人の命に関わるから怖い」というイメージが先に立ちます。それを払拭する言葉がないまま「資格不問」とだけ書いても、未経験者の不安は消えません。

今すぐ求人票に足したい5つのポイント

- 「入社後にどんな研修があるか」を具体的に書く(座学何日、同行何日など)
- 夜勤の有無と「最初は日勤のみ」など段階的な働き方を明記する
- 「未経験からどれくらいで独り立ちするか」の目安を書く
- 利用者さんとの関わり方など、仕事のやりがいが伝わるエピソードを1つ入れる
- 「資格取得支援制度」があるなら、費用負担の有無まで具体的に書く

実際に改善した施設では、これらを求人票に足しただけで、無資格・未経験からの応募が明らかに増えました。

「未経験可」の6文字だけ足していた施設が変わった理由

これまで担当した施設の中に、「資格不問」の下に「未経験可」とだけ足して様子を見ていたところがありました。それでも応募は変わらず、担当者は「うちは条件が悪いから来ないんですかね」と話していました。

でも求人票をよく見ると、業務内容の欄には「入浴介助・排泄介助・食事介助」とだけ書かれていて、初めて読む人には正直、かなり怖い印象でした。

そこで研修の流れと、先輩職員がどんな声かけをしているかというエピソードを2〜3行足してもらったところ、次の月から未経験の応募が続けて入るようになりました。条件を変えたわけではなく、書き方を変えただけです。

介護業界は「資格がないと無理そう」という思い込みを、求人票の中でどう解いてあげるかが勝負どころだと感じています。求人票の言葉一つで、応募してくれる層が大きく変わることを、この業界では特に実感します。

応募が来ない原因は、条件や資格要件ではなく求人票の伝え方にあるケースも少なくありません。「自社の場合はどうだろう?」と思ったら、お気軽にメッセージください。


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