「介護施設の求人、資格や経験ばかり書いていませんか?」と聞かれて答えたこと

「介護施設の求人、資格や経験ばかり書いていませんか?」と聞かれて答えたこと

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ビジネス・マーケティング
介護施設を運営する経営者の方から「求人を出しても応募が来ない」とご相談を受けました。求人票を見せてもらうと、必要な資格、実務経験年数、対応できる業務範囲がびっしり書かれていました。丁寧に作られた求人票でしたが、正直「これでは応募のハードルが高すぎるな」と感じました。

なぜ介護業界の求人は応募が集まりにくいのか

介護業界は他の業種以上に「人手不足」が深刻です。だからこそ求人票では即戦力を求めたくなる気持ちはよくわかります。ただ、求職者側は「未経験でも大丈夫だろうか」「ブランクがあっても採用してもらえるだろうか」と不安を抱えて求人を見ています。

求人票が資格・経験の条件を並べる内容になっていると、その時点で「自分には無理かも」と離脱されてしまいます。応募が来ないのではなく、応募する前に諦められているケースが多いのです。

今すぐ見直せるポイント

- 「未経験可」「無資格OK」の場合は、条件欄だけでなく本文でも具体的に書く
- 資格取得支援制度がある場合は、制度名だけでなく「働きながら〇〇の資格を取得した職員がいる」など実例で伝える
- 夜勤の有無、休憩の取りやすさなど、働くイメージが湧く生活面の情報を入れる
- 「体力に自信がなくても続けられる理由」を具体的に書く(人員配置、介助方法の工夫など)
- 職場の雰囲気は抽象的な言葉でなく、実際のエピソードで伝える

資格欄を削って、働き方を書き足した施設の場合

ある介護施設では、求人票の「必須資格」欄に複数の資格を並べていました。応募数を確認すると、掲載から1か月で応募はゼロ。一緒に内容を見直し、必須条件を最小限にし、代わりに「未経験から始めて今はリーダーを任されている職員がいる」というエピソードを追加しました。

さらに「シフトは希望を月2回まで出せる」「夜勤なしも相談可能」という、働く上での実際の条件を明記しました。結果として、掲載から2週間で複数件の応募が入り、そのうち未経験者からの応募も含まれていました。求職者は「条件」より先に「自分がここで働けるかどうか」を知りたがっているのだと、改めて感じた事例でした。

介護業界の採用では、資格や経験を書くことよりも「不安を先回りして解消すること」の方が応募につながりやすいと感じています。応募が来ない原因は、媒体ではなく求人票にあるケースも少なくありません。「自社の場合はどうだろう?」と思ったら、お気軽にメッセージください。


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