求人票に残業時間を書くのって、ちょっと怖くないですか。
少なければ「本当に?」と思われそうで、多ければそれだけで応募が減りそうで。長いこと私もそこで迷って、結局「詳細は面接時にお伝えします」みたいな逃げ方をしてました。
でもあるとき、そのやり方がじわじわ候補者の信頼を削っていたことに気づいて。少し書き方を変えたら、面接の雰囲気がけっこう変わったんですよね。
【「残業ゼロです」も「多い場合あり」も、なんか伝わらない】
以前は「残業はほぼありません」と書いたことがあって。嘘じゃないんです。実際、月5時間以下の月がほとんどだった。でも面接に来た方はだいたい「本当ですか?」という顔をしてる。
それはそうで、「残業ほぼなし」と書いてある求人票なんて山ほどあるから。言葉だけじゃ信じてもらえない。
逆に「繁忙期は残業が発生することもあります」と書いたら、どれくらいかわからなくて不安を煽るだけだったり。ふわっとした表現って、想像の余地を与えすぎて、むしろ怖さを増やすんですよね。
「残業ゼロです」も「多い場合あり」も、どちらも候補者には「なんか正直に書いてないな」と受け取られやすい。そのことを、実際に応募者の方から直接聞いて初めて知りました。
【数字を一個入れるだけで、全然違う】
ある会社さんの求人票を一緒に見直していたとき、試しにこう書き換えてみたんです。
「月平均残業時間:8時間(繁忙期の3〜4月は15〜20時間程度)」
それだけです。一文足しただけ。
次の面接から、「残業ってどれくらいですか?」という質問がほぼ来なくなったと担当の方が言っていて。最初は「聞かれなくなったから安心した」くらいに思ってたんですが、よく考えると、聞かれなくなったということは「もう確認済み」という状態で面接に来てくれてるんですよね。
疑問のない状態で会いに来てくれている。それって面接の質がけっこう違うんです。
もし一人で考えるのが難しいと感じたら、ここならで気軽に相談してみてください。求人票のどこをどう直すかを一緒に見ていくサービスもやっています。
【面接の「空気」が変わる理由】
候補者って、気になることを抱えたまま面接に来ると、どこかそわそわしてるんですよね。「聞くべきか聞かないべきか」って迷いながら話を聞いてる感じ。
残業時間の数字を求人票に書いておくと、その迷いが一個減る。そうすると、面接で「この仕事でやってみたいことはありますか?」とか「今どんな環境で働いていますか?」みたいな話がしやすくなる。
お互いの温度がちゃんと伝わる会話になりやすいというか。「この仕事、合ってるかな」「この職場、自分に向いてるかな」を探る時間になる。採用担当としては、そういう面接のほうがずっとやりやすかったりします。
「ちょっと多めに書いたら応募が減るんじゃないか」という心配もあると思うんですが、正直に書いた上で減った応募って、入社後に辞めてしまいやすい人だったりする。最初から知った上で来てくれた人のほうが、長く働いてくれることが多い気がしていて。そこは数字で証明できるものじゃないですけど、体感として思っていることです。
【📝 書くのが怖いからこそ、書く価値がある】
残業時間に限らず、求人票に書くのが「なんとなく怖い」と感じているところって、候補者が一番気にしているところだったりします。
そこを正面から書くのがしんどいなら、数字か事実を一文足すだけでもいい。「詳細は面接で」と書くよりは、「○時間(月平均)」と書いたほうが、信頼を作りやすい。
ずっとそれができなかった私が言うのも変な話なんですが、書いてよかったと今は思っています。
求人票の書き方を一度見直してみたい方、何が引っかかってるかを話すところから始めてもいいです。