憧れのお医者様との出会い
ある出会いがきっかけで、お医者さんと出会いました。
私はもちろん、「付き合えればいいな」くらいの気持ち満々で何回か会ってました。
彼は高級レストランとかには、連れてってくれないけど、近所の美味しい街中華とか、美味しい豆腐料理屋さんとかに一緒に食べにいきました。
全てが、どこか懐かしい味ですごく美味しかったのを覚えています。
彼が休みの日には、ドライブに行くことが多かったです。
勤務先から遠く離れることはできなかったけど、近くの緑が多い癒しスポットに行くことが多かったです。
彼とは色んな話をしました。
商売柄、リフレッシュできるようなところへ行くのが好きなこと。
もう少ししたら、病院を辞めて、故郷の医院を継ぐかもしれないということ。
「おお~!跡取り息子のお坊ちゃまじゃん?」
そんな彼に出会えた自分を、少し誇らしく思いました。
私は、心の遠いところで、「私も、故郷の彼の職場で働きたいな」と思っていました。
彼は日々疲れているらしく、甘い物も好きだったので、一緒によく食べに行きました。
彼はプリンが大好きで、喫茶店の固めのプリンがいかに美味しいか、うんちくを1時間も語ってくれたのが、何だか笑えて、面白かったです。
それに、食べている時の顔。
普段は、厳しい顔で仕事しているであろう彼が、にっこり満面の笑みで、
プリンを食べているところが、めちゃくちゃギャップがあって、可愛かったことは今でも忘れません。
初めての彼の部屋でのデートの誘い
そんなことを繰り返して、初めて彼から「僕の部屋へおいでよ」と誘ってもらえました。
私は高鳴る胸の鼓動を抑えつつ、甘い物大好きな彼のために、スイーツも買っていきました。
アパートの場所はよくわからなかったので、彼と待ち合わせして一緒に部屋へ向かったのを覚えています。
家について、彼が、「さあ、入って入って」と部屋に招き入れてくれました。
私は高鳴る胸を押さえつつ、「お邪魔します」と部屋に入ったことを覚えています。
彼の部屋で感じた違和感
しかし、部屋に一歩足を踏み入れた瞬間、私は「あれ?」と思いました。
男性の1人暮らしとしては、部屋が整い過ぎているのです。
きちんと洗ってあって、重ねてある食器。
その上には小綺麗な、布巾が、そっとかけてありました。
そして、綺麗に掃除機が書けられた床
コーヒーカップは、ブランドものではないけれど、洒落たカップがありました。
「おかしいな」と思いつつ、「まあ、彼は医者だから、綺麗好きなんだわ」と思ってました。
でもおかしい・・・。
トイレを借りたら、トイレカバーがちゃんとしてあって、トイレマットもしてありました。
ふと見ると、トイレットペーパーの先が三角に折ってありました。
「彼は病的な潔癖症なんだわ」
ここまで来ると、彼を疑いたくない私の気持ちで、すべてをかき消していました。
トイレから戻ってきて、2人でお茶を飲んでいる時に、
私は、衣装ダンスがかなり気になりました。
それで彼に、「いきなり初めて部屋に来たのに、ここ開けていい?」と聞くと、彼が落ち着いた声で、お茶を飲みながら、「いいよ」と言いました。
そこで、私は、衣装ダンスの扉を「バッ!!」と開けました。
その瞬間、私は目を疑いました。
洋服ダンスの中には、“誰かの生活の続き”のような気配が残っていました。
その近くにあった黒いストッキングが、妙に記憶に残っています。
私は、後ろにいる彼の顔を急いで振り返って見ました。
その時、彼の顔がサイコパスっぽく、不気味に、右の唇の端をゆがめて笑っていたのを覚えています。
「怖い、怖い、怖い」
私は、バッグを持って、その瞬間一目散に走って逃げたのを覚えています。
今にして思えば、変な事件に巻き込まれなくて良かったとつくづく思います。
世の中には、ロマンス詐欺というものがあって、偽医者も沢山いると思います。
もしかしたら、私の体験も、ロマンス詐欺にかかる一歩手前だったかもしれません。
誰しも、憧れの王子様に巡り合いたいものだし、幸せになりたいもの。
だけど、全部信用してはいけないのだと、つくづく思っています。
これが、私が、条件はいいはずなのに、惹かれない医者の思い出です。
🔮タロットからのメッセージ
今回、この恋を思い浮かべながら引いたカードは、
「死神(DEATH)」でした。
一見すると、少し怖い印象のあるカードですが、
このカードが意味するのは「終わり」ではなく、
「変化」や「再生」です。
この出会いは、結ばれるための恋というよりも、
これまでの恋愛の価値観に
そっと終止符を打つためのものだったのかもしれません。
条件や肩書きといった、
目に見える安心を求める気持ちに区切りをつけて、
もっと大切なもの――
相手の内面や、一緒にいて感じる空気、
言葉にできない違和感や心地よさに
目を向けていくためのきっかけ。
そんな意味が、このカードには込められているように感じました。
この恋は終わりではなく、
これから始まる新しい恋のための準備。
そう思うと、あの違和感も、
ちゃんと意味のあるものだったのだと、
少しだけ優しく受け止めることができる気がします。
条件はいいはずなのに。
条件はいいはずなのに、
なぜか心が動かない。
そんな自分に戸惑ってしまう夜も、あるかもしれません。
でも、その違和感は、
あなたの心がちゃんと感じ取っている大切なサインでもあります。
無理に答えを出そうとしなくても大丈夫です。
ただ、少しだけ立ち止まって、
その気持ちをやさしく言葉にしていくことで、
見えてくるものもあります。
恋愛の流れや、今のあなたの心の位置を、
タロットやルーンを通して一緒に整理してみませんか。
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