彼の気持ちより先に、自分の心を見てあげる

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コラム
彼は、私のことをどう思っているんだろう。

その答えを知りたくて、
私は何度も彼の言葉を思い返した。

あの時の「好き」は本気だったのかな。
あのLINEの絵文字には意味があったのかな。
返信が遅いのは、気持ちが冷めたからなのかな。
それとも、本当に忙しいだけなのかな。

考えても考えても、答えは出ない。

それなのに私は、
また同じところへ戻ってしまう。

「彼はどう思っているんだろう」

その問いばかりを、
ずっと握りしめていた。

ネットで恋愛の記事を読んだ。

「男性が本気の時に見せるサイン」
「返信が遅い男性の心理」
「忙しい彼が本命にだけする行動」

そんな言葉を見つけるたびに、
私は食い入るように読んだ。

彼に当てはまるところを探して、
少しでも安心できる答えがほしかった。

これは本命のサインかもしれない。
これは脈ありってことかもしれない。
まだ嫌われたわけじゃないかもしれない。

そう思える部分を見つけると、
ほんの少し心が軽くなった。

でもその安心は、長く続かなかった。

次の日、彼から返信がなければ、
また不安に戻ってしまう。

占いを見たり、
友達に聞いたり、
彼の言葉を何度も読み返したり。

私は、彼の気持ちを知るために、
たくさんの時間を使っていた。

でも、ふと気づいた。

私は最近、自分の気持ちを聞いていない。

彼がどう思っているかは、
あんなに知りたがっているのに。

私はどう感じているのか。
私はこの恋で安心できているのか。
私は本当は何が苦しいのか。

そこには、あまり目を向けていなかった。

彼の気持ちを知りたいと思うのは、
自然なことだと思う。

好きな人だから。
大切に思っているから。
この関係を失いたくないから。

でも、彼の気持ちばかり探しているうちに、
自分の心が置き去りになることがある。

彼は本気なのか。
彼は私を好きなのか。
彼は会いたいと思っているのか。
彼はこの先を考えているのか。

そればかり考えていると、
自分がどう扱われているかよりも、
彼に選ばれているかどうかが大事になってしまう。

でも本当は、
恋愛は「選ばれるかどうか」だけではない。

私も、その恋の中で幸せでいていいはずだった。

私はいつの間にか、
彼に嫌われないことばかり考えていた。

どう返せば重くないかな。
どこまで聞いても大丈夫かな。
この言い方なら負担にならないかな。
今連絡したら迷惑かな。

そんなふうに考えながら、
自分の本音を少しずつ薄めていた。

寂しい。
不安。
会いたい。
ちゃんと向き合ってほしい。

本当はそんな気持ちがあるのに、
私はそれを「重い」と決めつけていた。

でも、寂しい気持ちは悪者じゃない。

不安になる心も、責めるものではない。

それは、私の心が
「もっと大切にされたい」
と教えてくれている声だったのかもしれない。

彼の気持ちを考える前に、
私は自分に聞いてあげたかった。

この恋をしていて、私は安心できている?

彼から連絡が来ない時、
私は自分を責めすぎていない?

会えない時間も、
私は私の生活を大切にできている?

彼の言葉と行動に、
私はちゃんとあたたかさを感じられている?

この問いを自分に向けた時、
胸の奥が少し苦しくなった。

ずっと見ないようにしていた本音が、
静かに顔を出した気がした。

本当は、私は安心したかった。

駆け引きみたいに悩む恋ではなく、
不安をひとりで抱える恋でもなく、
ちゃんと向き合ってもらえる恋がしたかった。

「忙しい」で終わらせるのではなく、
「待たせてごめんね」と気にかけてほしかった。

「好きだよ」と言葉で言うだけではなく、
行動でも大切にされていると感じたかった。

そんなふうに願うことを、
私はどこかで我慢していた。

求めすぎたら嫌われる。
本音を出したら離れていく。
面倒だと思われる。

そう思って、
自分の願いを小さくしていた。

でも、恋愛の中で
大切にされたいと願うことは、
わがままではない。

安心したいと思うことも、
重いことではない。

相手の事情を思いやるように、
自分の心も思いやっていい。

彼がどう思っているかは、
確かに気になる。

でもそれと同じくらい、
私はどう感じているのかも大切にしていい。

彼の本音を探す前に、
自分の本音を聞いてあげてもいい。

もしかしたら、私はずっと、
答えを彼の中に探していたのかもしれない。

彼が好きと言ってくれたら安心できる。
彼が会おうと言ってくれたら自信が持てる。
彼が優しくしてくれたら、私は大丈夫になれる。

でも、それでは私の心は、
ずっと彼次第になってしまう。

彼の言葉で上がって、
彼の沈黙で落ちる。

その繰り返しの中で、
私は自分の心を自分で抱きしめることを忘れていた。

私は、彼の気持ちを完全に知ることはできない。

どれだけ考えても、
どれだけLINEを読み返しても、
彼の心の中までは分からない。

でも、自分の気持ちは見てあげられる。

寂しかったこと。
不安だったこと。
我慢していたこと。
本当はもっと大切にされたかったこと。

それを認めることは、
彼を責めることではない。

自分を大切にするための、
小さな第一歩なのだと思う。

もし今、あなたが

「彼の気持ちばかり考えてしまう」
「本命かどうか、脈ありかどうかを調べ続けてしまう」
「彼がどう思っているか分からなくて、自分の心まで疲れている」

そんな状態なら、
一度だけ、自分に聞いてみてください。

私は、この恋で安心できているかな。

私は、自分の気持ちを大切にできているかな。

私は、彼に選ばれることばかり考えて、
自分が幸せかどうかを後回しにしていないかな。

すぐに答えが出なくても大丈夫です。

ただ、彼の気持ちを探し続けて疲れた時は、
少しだけ自分の心に戻ってきてください。

あなたの心も、
ちゃんと見てもらう価値があります。

心葉(ここは)では、
あなたの気持ちを否定せずにお聞きしています。


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