ども、ずーです。
何かを成し遂げたい、困難を乗り越えたいという強い気持ちがあるとき、「自分に厳しくしなきゃ」と感じていませんか?「目標を達成するためには、自分を甘やかしてはいけない」という考えは、多くの人が抱くものです。でも、本当にそうでしょうか?
自分を律することは素晴らしいことです。しかし、それが**「自分を追い詰めること」**になってしまっては、逆効果になることもあります。
厳しさは、ときに「足かせ」になる
真面目な人ほど、自分に厳しくしがちです。
例えば、こんな経験はありませんか?
「もっと頑張らなきゃ」 と自分を追い込み、休息を取ることに罪悪感を感じる。
「こんなこともできないなんて、自分はダメだ」 と、小さな失敗でひどく落ち込む。
「まだやれるはず」 と、心身の限界を超えて頑張り続ける。
このような状況では、たしかに一時的にパフォーマンスが上がるかもしれません。しかし、心のエネルギーはどんどん消耗されていきます。その結果、どうなるでしょうか?
「燃え尽き症候群」 になり、何も手につかなくなる。
「自己肯定感」 が下がり、新しい挑戦が怖くなる。
「目標そのもの」 が、苦痛の原因になってしまう。
自分に厳しくすることで、かえって行動が停滞してしまうのです。これは、本当に残念なことです。
自己効力感とは?
自分に厳しくする理由の一つに、「自己効力感」 を高めたいという気持ちがあるのではないでしょうか。自己効力感とは、「自分には目標を達成できる力がある」と信じる気持ちのことです。自己効力感が高いと、「きっとうまくいく」 と思えるので、困難に直面しても**「どうすれば乗り越えられるか」** に意識を向けることができます。
困難を乗り越える力は「自分への信頼」から生まれる
何かを成し遂げたいと強く願うとき、私たちは「自分にはその力がある」と信じたいものです。アドラー心理学では、これを**「共同体感覚」**という考え方で捉えます。共同体感覚とは、「他者と繋がり、貢献している」という感覚のことです。
一見、自分との関係とは無関係に思えるかもしれません。しかし、アドラーは、私たちが社会の中で**「自分の居場所がある」と感じることで、困難に立ち向かう勇気(=「勇気づけ」**)が生まれると考えました。自分を鼓舞するために厳しさを選ぶのは、もしかしたら「こんな自分では、共同体(社会や目標)に貢献できない」という恐れからきているのかもしれません。しかし、これは「貢献の度合いによって自分の価値が決まる」という**「上から目線」**の考え方です。アドラー心理学では、**「貢献は誰にでもできる」**と考えます。完璧である必要はありません。今の自分を認め、できることから一歩踏み出すことこそが、真の勇気となります。
厳しさの裏にある「目的」を考える
アドラー心理学の核心は、人間の行動には必ず**「目的」**があるという考え方です。
「自分に厳しくする」という行動の裏には、どんな目的が隠されているでしょうか?それは、**「もし失敗しても、自分はこんなに頑張ったのだから仕方がない」という「言い訳」や、「自分はこれほど努力している」という「承認欲求」**かもしれません。
本当に達成したい目標があるのなら、自分を追い詰めるのではなく、どうすれば目的を達成できるか、より効果的な方法を考えるべきです。自分を追い詰める行為は、しばしば目標そのものよりも、「頑張っている自分」に価値を見出そうとする心理から生まれます。これでは、目標達成が**「苦痛を伴う修行」**になってしまい、楽しさや喜びが失われてしまいます。
「厳しさ」ではなく「優しさ」が自己効力感を育む
では、どうすれば自己効力感を高めることができるのでしょうか?
結論から言うと、「自分に優しくすること」 です。
「勇気づけ」こそが自己効力感を育む
アドラー心理学では、困難に立ち向かう力を育むには**「勇気づけ」**が不可欠だと考えます。勇気づけとは、**「ありのままの自分」を認め、「あなたはできる」**と信じることです。厳しさで自分を追い詰めるのではなく、自分を労り、受け入れることが、自己効力感を育む土壌になります。
小さな成功を認める:「今日はこれだけできた」と、できたことに目を向ける。
休息を許可する:疲れているときは「休んでも大丈夫」と自分に伝える。
失敗を許す:失敗は「学びの機会」と捉え、「次はどうしようか」と考える。
自分を褒める:「よく頑張ったね」と、自分自身に温かい言葉をかける。
自分に優しくすると、「私には、この困難を乗り越えるだけのエネルギーがある」 という自信が湧いてきます。他者からの評価や、過去の成功・失敗に囚われず、**「今、この瞬間」**にできることに集中する。その積み重ねが、目標達成への確かな一歩となります。そして、その自信こそが、あなたの自己効力感を確実に高めていくのです。
まとめ
目標達成のためには、自分を律することも大切です。しかし、それが**「自分への優しさ」** を見失うことになっていないか、一度立ち止まって考えてみてください。「自分を甘やかしてはいけない」という思い込みを手放し、「自分に優しくしながら、目標に向かっていく」 という新しい道を歩んでみませんか?
その一歩が、あなたの自己効力感を育み、目標達成への大きな力となります。目標に向かって進む道のりは、常に平坦ではありません。しかし、自分を信じ、ありのままの自分を受け入れることで、あなたは困難を乗り越える勇気を手に入れることができるでしょう。
何かお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。