人間関係トラブルは「成長のチャンス」

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コラム

運動会シーズンを過ぎると、夏休みが見えてきます。
ここからの2ヶ月、子供同士のトラブルが増えてきます。
基本的な考え方として持っていたいことは
人間関係トラブルは「成長のチャンス」です。

とはいっても「いじめ」は厳禁
障害が残るような危険な行為も厳禁
食べ物、飲み物など「生命」かかわる安全を脅かす行為も厳禁

つまり
「危ない」「きたない」「ずるい」ことをしない人に育てることは必須。

トラブルが起きたら…
 ① 行為を止める
 ② 事実確認を丁寧にする
 ③ 原因となった気持ちを確認する
 ④ どうすべきだったか考えさせる
 ⑤ 自身が取っていた言動について「親」はどう感じるか想像させる
 ⑥      〃        「相手の親」   〃
 ⑦ 納得できていない、言い足りない気持ちはないか確認する
 ⑧ 必要に応じて「謝罪」「許容」を行う

① けがなどの危険がある場合、まず行為を止めます
② 事実確認は、教師が頭の中で推測したことを補完しながらきいてはダメ!
  •    端的に事象を聞く
  •    言葉づかいや態度など、違う方向の指導にならないようにする
  •    「?」と感じた部分は必ず質問する
  •    「嘘」が疑われるときは、最後まで話させたあと、もう一度確かめる
③ その時の自分の中にあった気持ちに向き合わせる
  •    加害側は特に重要。「バカにする気持ち」「傷つけたい気持ち」
「妬みや嫉妬」など負の感情を認知させることが
    「規範意識」の涵養に繋がります。
  •    双方の気持ちを聞かせることも大切。
  •    「お互い様」の部分も多いものですが、この言葉をそのまま使うのは
    避けたほうが良いです。
    ○○さんはここが〜だったね△△さんはここが〜だったね。
    などと別個に確認。「おたがいさま」は子どもが感じ取ることで
    私たちが決めることではありません。

⑤ 親の気持ち、自分を大切にしてくれている人がどう感じるか
  必ず考えさせたい。

⑥ 話に矛盾が感じられたとき「それはこういうこと?」など大人は補正せず
  質問に徹したい。結果的には子どもが嘘つきにならずに済みます。

「正論」を突きつけて飲み込ませるだけの指導は「規範意識」を育てません。

「ですよね!」「違いますか⁉」「それが普通でしょ!」
このように問い詰め、「はい」といわせる指導は「服従心」や「思考停止」を生みだします。
そして、成長とともに「気持ちに寄り添う指導」「怖くない指導」に対して「不服従」な子どもが育ちます。

「行為」には「原因となった心情」があります。
「正しさ」はその気持ちを「受容」したあと子供の心に「入ります」

間違いやトラブルは成長のチャンス!
子どもたちがよりよい人生を送れるように″いま″教えたいですね。


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