このように、報告を受けたことがあります。S君が、目の下(首よりも上のケガ)をしているのですが、最後まで聞かなければわかりません。この事例では、S君のけがの程度や処置を優先しなければなりません。けれども、この話し方では、重要な情報の伝達が最後になり、しかもぼやけてしまいます。
では、どのように話せばよいのでしょうか。
マーボ先生。ケガの報告です。今日、昼休みに、〇年〇組のS君が、目の下にケガをして、保健室で処置を受けています。出血、変形、変色は見られません。保護者には連絡済です。原因はM君に殴られたことのようです。鬼ごっこのルールで口論になったとのことです。
何の話なのか分からないまま、じっと話を聞くのはつらいですよね。落語のように、「落ち」を期待して聞く場合でもない限り何の話なのか、はじめに聞き手に伝える必要があります。このことは「朝の会・帰りの会」や「集会での講話」「諸連絡」はもちろん「授業」でも有効です。
先生業の八割くらいは「話す」ことでできています。毎日男性が1日に発する単語数は平均7,000語。女性の場合は平均20,000語というデータがあります。(米メリーランド大学)平均して13,500語として
私たちはきっとその何倍も話していることは想像に難くありません。
話し方を意識して、言葉を磨いていけば私たちはかなりの話者になれることは間違いなさそうです。