“感謝しなさい”が、私を苦しくしていた理由。
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「感謝しなさい」
「親に感謝しなさい」
「五体満足なんだから、ありがたいでしょ」
「食べるものに困らず生きているだけで幸せなんだよ」
そんな言葉を向けられるたび、
私はなぜか、心が静かに重くなっていった。
ありがたい、はずなのに。
恵まれている、はずなのに。
それなのに、
苦しい。
つらい。
このままじゃ嫌だ。
ちゃんと、心の奥では声がしていた。
でもその声より先に、
こんな言葉が浮かぶようになった。
「感謝できない私がおかしいのかもしれない」
「私がわがままなのかもしれない」
現実のつらさよりも先に、
自分を責める癖が、いつの間にか身についていた。
一時期、スピリチュアルや精神論の本をよく読んでいた。
そこには、たくさんの「感謝」が並んでいた。
最初は、救われた気がした。
前向きになれる気がした。
でも、感謝を意識すればするほど、
現実が変わらない自分に、また目が向くようになった。
「私の感謝が足りないんだ」
「私の心の在り方が悪いんだ」
気づかないうちに、
感謝は“自分を正すための言葉”になっていた。
そんなとき、ふと耳にした言葉がある。
「感謝って、心から湧いてくるものだよ」
その瞬間、
胸の奥が、すっと緩んだ。
そうだ。
感謝は、命令じゃない。
努力目標でも、修行でもない。
安心したとき。
守られていると感じたとき。
無理をしなくていい場所にいるとき。
感謝は、
勝手に、静かに、湧いてくるもの。
私は、
感謝できない人間だったわけじゃない。
人から本当の優しさや愛情を受けたとき。
思いが、きちんと報われたとき。
心の底から、
「ありがとう」と思える瞬間は、
ちゃんとあった。
ただ、
自分の本音を置き去りにしたまま、
「感謝しなきゃ」と言い聞かせていただけだった。
「私はこうでありたい」
「こうしたい」
「こう生きたい」
その声を無視したままでは、
どんな正しい言葉も、心には届かない。
今はもう、
無理に感謝しようとはしていない。
感謝できない自分を、
責めることもやめた。
まずは、
自分の声を聞くこと。
それが、今の私にとって一番大切だから。
感謝はきっと、
自分を否定しなくなった、その先で、
また自然に戻ってくるものだと、私は思っている。
ーLuminara
#感謝に疲れた人へ
#自分の本音を大切に
#心をすり減らさない生き方
#静かに回復する