【ご相談:A君(高校生)】
同じ部活の友人を好きになってしまい、彼も僕の気持ちを受け入れてくれました。
先日、放課後の部室で二人きりになった時、初めてお互いの心の境界線を越えるような、深い触れ合いを経験しました。
彼の最も無防備な部分に触れた時、それは彼の命そのものの温かさを感じたような気がして、愛しさがこみ上げました。また、彼が僕のすべてを包み込んでくれた瞬間は、自分という存在をまるごと肯定されたような興奮で、頭が真っ白になりました。
こんなに幸せなのに、ふと冷静になると怖くなります。僕たちは男同士で、まだ高校生です。この先、大人になってもずっと一緒にいられるのでしょうか。僕たちの未来には、どんな景色が待っているのでしょうか。
【サキからの回答】
A君、誰にも言えない、でも胸が張り裂けそうなほど大切で、切実な想いを綴ってくれてありがとうございます。
お便りを読んでいて、A君と彼だけの世界にある、ひっそりとした熱気や、震えるような息遣いが聞こえてくるようでした。
初めて深く知った彼の「温もり」や、彼にすべてを委ねた時の「解放感」。
それは単なる身体的な反応だけではなくて、「お互いの魂の深くに触れた」という、言葉を超えた尊いコミュニケーションだったのではないかな、と感じました。
好きな人の、普段は誰にも見せない一番脆くて無防備な部分を、大切に慈しむこと。そして、自分のすべてを相手に託し、受け入れてもらうこと。それは、どんな「好き」という言葉を重ねるよりも、お互いの存在を強く確かめ合う行為だったのだと思います。
彼があなたを包み込んでくれたその瞬間の喜びは、A君が「この世界に自分として存在していいんだ」と、彼に全肯定されたような、深い安心感でもあったのかもしれませんね。
でも、幸せが大きければ大きいほど、ふと現実に戻った時の「未来への不安」が押し寄せてしまうこと、ありますよね。
「僕たちの未来はどうなるのか」
正直に言うとね、私みたいな一人の会社員が、「絶対に大丈夫だよ」なんて無責任なことは言えないかもしれません。社会はまだ、すべての愛に対して、手放しで優しい場所ではないから。これから先、誰にも言えない秘密を抱えたり、心ない言葉に傷つくこともあるかもしれません。
けれどね、A君。
未来がどうなるか分からないのは、どんな形のカップルだって、私たち大人だって、実は同じなんです。
確かなことは、今、A君が彼を愛していて、彼もA君を求めている。その「熱」だけは、誰にも否定できない、あなたたちだけの真実だということです。
今は無理に、遠い未来の地図を描こうとしなくていいと思うんです。
その代わり、今この瞬間の、彼と触れ合った時の感触や、混ざり合った体温、そして心が震えた瞬間の記憶を、大切に宝箱にしまっておいてください。
その積み重ねが、いつか二人が進むべき道を、そっと足元から照らしてくれる灯りになる気がするから。
誰になんと言われようと、A君が感じたその幸せは、他の誰にも奪えない宝物です。自分を責めないで、彼と過ごす今の時間を、どうか大切に育んでいってくださいね。
サキより。
放課後の静かな光が、いつまでも二人の味方でありますように。
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