【ご相談:Zさん(24歳)】
少し変わった悩みかもしれませんが、聞いてください。私、男性との「本能的な相性」に目覚めてしまったんです。
きっかけは些細なことだったのですが、人によって肌の匂いや、重なり合ったときに感じる「エッセンス」が全然違うことに気づいてしまって……。
今では、刹那的な出会いを繰り返しては、まるで自分に合うワインをテイスティングするように「相性の良し悪し」を確かめるのが止められません。身体の奥まで相手の温度が溶け込んでくる瞬間に一番の幸せを感じて、もっと私を満たしてくれる人がいるんじゃないかと、次を探してしまいます。
でも、ふと我に返ると、「私、こんなことを繰り返していて、いつか本当に心から愛せる人と巡り会えるのかな」と不安になります。
【サキからの回答】
Zさん、すごく勇気を出して、誰にも言えない胸の内を教えてくれてありがとうございます。
「相性を確かめる旅」……。Zさんのその感覚、私は決して変だとは思いませんよ。だって、嗅覚や触覚といった五感は、人間が持っている一番正直で、嘘がつけない本能の部分だものね。
Zさんが感じている「満たされる幸せ」は、単なる刺激だけじゃなくて、相手の生命そのものを自分の中に受け入れるという、究極の「受容」から来ているのかもしれない……。お便りを読んでいて、そう感じました。
でも、「もっと合う人がいるかも」と次々に探してしまうのは、心のどこかで、五感だけでは埋められない「渇き」があるからなんじゃないかな。
少し本で読んだ話ですが、「香りの相性がいい人は、本能的な相性がいい」なんて言われたりもしますよね。Zさんは人一倍感覚が鋭いから、無意識のうちに、自分の心が求めている「運命の相手」を、五感というセンサーで必死に探している最中なのかもしれません。
ただ、私が少し心配なのは、Zさんがお相手を「相性の良し悪し」という数値だけで見るようになってしまわないか、ということです。「この人は合格」「この人はハズレ」と、相手をただのサンプルのように評価してしまうと、その人の瞳の奥にある優しさや、心の揺らぎが見えなくなっちゃう気がするの。
本当に理想の相手ってね、もしかしたら「世界一相性がいい人」ではなくて、「たとえどんなに不器用な重なり合いでも、この人のすべてを愛おしいと思える相手」のことかもしれないよ。
今はまだ、旅を続ける時期なのかもしれません。でも、もし朝を迎えたあとに、言いようのない虚しさが残るようなら……一度「感覚」へのこだわりを横に置いて、その人の「心」に触れてみてほしいな。
大切だと思える心と一緒に分かち合う温度は、きっと今までで一番、Zさんの心も体も優しく満たしてくれるはずだから。
焦らないで、Zさんのペースで「最後に見つける大切な人」に出会えるよう、願っていますね。
サキより。
あなたの五感が、いつか安らげる場所に辿り着けますように。
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