彼の「秘密」を知る優越感と、底なしの虚しさ。その迷路の出口を探しているあなたへ。

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【ご相談:Yさん(29歳)】

職場の上司と、秘密の関係を続けています。
彼の奥様は今、妊娠中。彼は「どうしても君が必要なんだ」と言って私を呼び出しますが、結局は彼自身の寂しさを埋めるために私が利用されているのは、自分でも分かっているんです。

それでも、二人きりの場所で、彼が奥様には決して見せないような剥き出しの執着を私にぶつけてくる瞬間、惨めさと同時に、言いようのない優越感を感じてしまいます。家庭では「良き夫」である彼を、私だけが本当の意味で支配しているような錯覚……。彼が私に残していく強い残り香に包まれると、このままどこかへ連れ去ってほしいと思ってしまうんです。

最近、奥様の出産が近づき、彼に会える頻度が減ってしまいました。それが辛くて、いっそすべてを奥様に打ち明けて、彼の居場所を壊してしまいたいという衝動に駆られます。彼が私なしでは生きていけなくなるほど、彼を精神的に縛り付ける方法はないでしょうか。

【サキからの回答】

Yさん、誰にも言えない、胸の奥に溜まった澱(おり)のような苦しい感情を吐き出してくれて、ありがとうございます。
お便りを読んでいて、Yさんの心が、焦がれるような熱さと、凍えるような寂しさの間で激しく揺れているのが伝わってきました。

「自分は都合のいい存在なのかもしれない」という予感がありながら、激しく求められる瞬間だけは、彼を独占しているような気持ちになってしまう……。
しかも相手は、守るべき「幸せな家庭」を持つ男性。彼が奥様には決して見せないであろう、脆くて自分勝手な「男」の部分を、自分だけが受け止めている。その背徳感と、「私だけが彼の真実を知っている」という優越感が、Yさんをこの暗い迷路に留めてしまっているんだね。

彼があなたに刻み込むような強い痕跡は、言葉以上の「繋がっている証」のように感じられて、惨めなのに、どこかでゾクゾクするような安心感になってしまっているのかもしれません。
でもね、Yさん。

「すべてを壊して彼を奪いたい」「彼を逃げられないように縛りたい」というその強い衝動……。それは、今の不安定な関係に心が耐えきれなくなった、Yさん自身の「悲鳴」なんじゃないかなって思うんです。
もし本当に彼が今の居場所をすべて失って、Yさんの足元に縋り付いてくるだけの存在になったとして……Yさんはそんな「すべてを失った抜け殻」のような彼を、今と同じ熱量で愛せるでしょうか?

きっとYさんが今、執着してしまっているのは、守るべきものがある彼がリスクを冒してまで自分に溺れる、その「歪んだ特別感」なのかもしれません。
彼を自分だけのものにし、精神的に依存させる方法……。それはある意味、今のまま彼を受け入れ続けて、彼を「あなたなしでは心が保てない状態」にすることかもしれません。でもそれは、彼を縛り付けると同時に、Yさん自身も「影の存在」という目に見えない牢獄に、自分自身を一生閉じ込めてしまうことと同じだと思うんです。

彼があなたに残していく残り香は、深い愛の証ではなく、彼自身の弱さと甘えの匂いです。
その香りに包まれて安心してしまう自分を、もう一度だけ、静かな夜に自分と向き合うように、見つめてみてほしい。
Yさんは、誰かの心の隙間を埋めるための「代わり」になるために生まれてきたのではありません。もっと明るい場所で、誰かの「唯一無二」になれる、とても大切な価値がある女性だと、私は信じています。

今はまだ、答えが出なくても大丈夫。
夜のバスで遠くへ行くように、少しずつ、自分の本当の幸せについて一緒に考えていきませんか。

サキより。

あなたの心に、明日は少しだけ優しい風が吹きますように。
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