これまでに実績の必要性については何度も言ってきましたが、一歩間違えると実績が価値を失います。
実績には、必要な要素というのが存在します。
その要素とは、
「この人すごいな、もっと話を聞きたい」と思ってもらうことです。
そして、この分野でのプロだと感じさせることが、あなたの優位性を高めることになります。
では、実績といってもどんなものがいいのか見ていきます。
例えば、業界的に怪しいと思われている業種では。
これは、お客様の声の「数」になります。
しかも、大量に。
これだけの体験者がいれば、たとえ怪しい業界だとしても安心材料になります。
売上をあげるコンサルタントや教材であれば、売上をあげてきた「数字」やそのクライアントの「数」。
その他、クライアント先。
また、介護分野などでは、本人の声よりも「家族の感謝の声」など。
その他、サービス業(飲食店や美容院・マッサージ店など)であれば、新規の客数よりも「リピート客の固定率」など。
この実績というのは、業種業態によって実績の価値が変わります。
例えば、飲食店で新規客は多いけどリピートが少ないとしたら、美味しくないのかな、サービスが悪いのかなと勘ぐられます。
ですので、この実績というのは何でもかんでもあればいいということではありません。
冒頭でもいいましたが、
この分野でのプロだと感じさせ「もっと話を聞きたい」と思ってもらえるような実績でなければ意味がないということです。
これが成約率を高めます。
人は見た目が8割と言われていますが、名刺交換の段階で名刺が実績を語ってくれればあなたがわざとらしく言う必要はありません。
あなたは名刺を差し出し、あとは相手が「すごいですね」と言うのを待っていればいいだけです。
このスタートの段階であなたの地位は確立させます。
この地位が確立される前に
「何かお困りごとありますか?」と言うと「あなた何様?」となるだけです。
まずは、圧倒的な実績を持つ専門家だと思ってもらうことで、あなたの話に耳を傾けます。
この状況をいかに作り出せるかどうかで同じ話でも価値が変わってきます。
話自体に価値があるのではなく、実績を持っている専門家に言われるから価値と感じるだけです。
もし、あなたの話が素通りしているなと感じたらそれは、あなたの優位性が伝わっていない証拠です。
専門家を名乗る人は、世の中沢山います。
専門家だけでは価値としては不十分です。
そこに実績が加わるからこそ「この人は本物だ」と感じてもらえるのです。
まずは、あなたの業種であればどんなものを実績として積み重ねればいいのかをもう一度考えてみてください。
次に、有効価値が見つかれば、あとは実績を上塗りしていき、情報発信していくだけです。
その発信方法は、名刺でもいいし、サイトでもいいし、挨拶に含めるなど、すべての箇所に実績の発信を意識して下さい。
その実績が、見込み客の興味を引き、成約率を高めてくれます。
あなたが苦労して実績をせっかく積み重ねても、伝わらなければ宝の持ち
腐れになります。
ということで、今回はここまで。
※自分のビジネスには実績がない・・・
目立つ実績があればもう少し集客や売り上げも上がるんだが・・・
とお悩みの方。
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