人はなぜ「自分をわかってくれる人」に惹かれるのか
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「この人には話しやすいな」
そう感じる人に出会ったことはありませんか?
特別なことを言っているわけではないのに、
なぜか安心して話せる人。
そして気づくと、
・つい色々話してしまう
・自分の気持ちを打ち明けている
・一緒にいると落ち着く
そんな感覚になることがあります。
人はなぜ「自分をわかってくれる人」 に惹かれるのでしょうか。
そこには心理学で言われる
自己開示(じこかいじ) という心の働きがあります。
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自己開示とは
「自分の気持ちや考えを相手に話すこと」です。
例えば
・最近ちょっと疲れている
・こんなことで悩んでいる
・実はこう思っている
こうした気持ちを相手に伝えることです。
人は自己開示をした時に
「そうなんだね」
「それは大変だったね」
と受け止めてもらえると、とても安心します。
そしてその安心感が、相手への信頼感 につながっていきます。
人間は本来
「自分を理解してもらいたい」という気持ちを持っています。
これは子どもの頃から続いている、とても自然な感情です。
そして、
・気持ちをわかってもらえた
・話をちゃんと聞いてもらえた
・否定されなかった といった経験をすると人は安心します。
そしてその安心感が
「この人といると落ち着く」という気持ちにつながるのです。
ところが、人間関係の中では
否定されたり、理解されなかったり
話を聞いてもらえなかったりといった事も多いです。
そのため
自分の話をちゃんと聞いてくれる人に出会うと
「この人は違う」と感じやすくなります。
それは『安心できる場所を見つけた感覚』に近いのかもしれません。
「分かってくれる人」が特別に感じるのです。
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人間関係は、
最初から深いものになることは、あまりありません。
少しずつ
・会話をして
・気持ちを話して
・理解し合って
その積み重ねで信頼関係が少しずつできていきます。
だからこそ、
「分かってもらえた」という体験はとても大切なものになります。
人は誰でも
・安心したい
・理解されたい
・否定されたくない
そんな気持ちを持っています。
そして
自分の気持ちを無理に隠さなくてもいい関係は、
とても居心地のいいものです。
もし人間関係で
「なんとなく疲れる」
「分かってもらえない」
そんな気持ちを感じることがあったら、
少し立ち止まってみるのも一つの方法です。
自分の気持ちを整理したり
誰かに話してみることで
心が少し軽くなることもあります。
人は理解されることで安心できる生き物です。
「自分を分かってくれる人」に惹かれるのは
とても自然な心の働きなのかもしれません。