うつ状態のときって、本当に地獄のように辛い。
どれくらい辛いかというと、「癌になったことがある人が、その時よりも辛くて苦しい。」と言うくらいだとされている、らしい。
私は癌になったことが無いし、経験が無い人は比較しにくいと思うから自分なりの例えで言ってみるね。
そうだな、インフルエンザになって40度の熱が出て、喉も痛くて唾も飲み込めず、もちろん何も食べられない。
ふらふらで体を起こすことも出来ず、トイレへ行くのがやっと。
薬を飲んで数時間は楽になっても、効果が切れてきたらまた同じ状態になってしまう。
そういうのが一生続くことを想像するくらいには辛いんじゃないかと思う。
これは身体的な辛さの方。
そして、うつの辛さはこっちがメインと言ってもいいと思うけど、心(脳)や感情面での辛さ。
人それぞれ環境やどういう症状が出ているかによってさまざまだけど、私は出来ないことの多さに対する罪悪感や焦りがとても辛かった。
まだマシだったころ出来てたことがどんどんできなくなる。
仕事なんてもってのほかになった。
体を起こすこと、電話やメッセージに返事すること、最低限の身だしなみを整えることすら出来ない。
薬の副作用で太ったりむくんだり、見た目もどんどんみすぼらしくなるのも耐えがたいもんだよね。
金銭面で衣食住が危険になることも、恐怖でたまらなかった。
こんなに追い詰められてても、障害年金は通らないことが多いし、生活保護が適応されるためには数々の条件を満たしていないといけない。
体が重すぎて自分の名前すら思うように書けないのに、普段から特に仲が良くない親族に連絡をとるなんて気が遠くなる。
とにかく、なんにも出来ない。
寝ていたいわけじゃないのに、寝ているしかできない。
その状況が悲しくて涙が止まらない。
追いうちをかけるように、状況はどんどん悪くなってきている。
「焦り」と「動けない」がぶつかって、爆発しそう。薬をのんでいないとまた自分を傷つけてしまいそうだ。
死なないように必死に戦っているのに、死にたくて仕方ない気持ちがわいてくるという矛盾も気持ち悪い。
ーーーていうのが、私ののうつ状態だったときの苦しさの一部。
うつの経験がある人はどこか重なるところはあったかな?
まぁとにかく、日々、気分のどん底を更新してくように酷いメンタルだと思って良いとおもう。
では本題。
だらだらと書いてごめんね。
今日のブログで伝えたかったのは、うつ状態のときにどうすれば回復への希望が「自分で」見えてくるか…
ということ。
「自分で」と強調したのにはわけがある。
これまでの経験上、医師の診察も心理士さんのカウンセリングは本当に状態が悪いときは役に立たないことが多いから。
心を許している家族や恋人がいる場合も、支えになるかもしれないけど、自分の意志より強いものは無いから。
あくまでも自分で「今、少し楽かもしれない。」と思える瞬間を感じ取ることがとても大事だと思う。
ちょっとでも楽でマシな瞬間の積み重ねが、じわじわと生命力に力を注いでくれる。
体は生きようと、最後まで傷を修復しようとするように人間はできているから。
このじわじわと、ほんの少しの気持ちの移り変わりが育つのを出来るだけ気楽に待っていれば良いと思う。
(表現がとてもむつかしいから、きっと色んな表現でこの先も書き続けると思うけど、届く人に届けばいいなって思って書いてる。)
うつ状態のときはとにかく後ろ向きに考えてしまうし、無いものばかりに気がいくもの。
だから、マシな瞬間を感じ取るためにはちょっとのコツがあって、それを今回伝えていきたい。
では、コツを紹介していくね。
コツといっても全然むつかしくないよ。
もし、今うつ状態だって人はだまされたと思ってやってみて欲しい。
①「このままでいいや!」と諦める
ほとんど寝たきりとか、お風呂に入れないとか、ご飯を食べられないとか色んな症状があると思う。
それで、自分に対して「なんでこんなことすらできないの!」って責めたり、焦ったりする。
本当に苦しいよね。
でも、そういうのをいったん全部やめてみて欲しい。
寝たきりなら寝たきりで良い。
お風呂に入れないなら入らなくて良い。
拒食も過食もそのままで良い。
泣きたいならずっと泣いていれば良い。
自分をコントロールしようとする力を、自分の意志でいったんゼロにしてみて欲しい。
そうしたら今までどれくらい力んでたか、どれくらい消耗してたのかきっと少しずつ解ってくると思う。
「今のままでいいんだよ」って自分で認めてあげるだけで、少し息がしやすくなる。変な力みが抜ける。
これが、ちょっとでもマシな瞬間を感じることに繋がってくるよ。
コントロールしたいという気持ちの波は何度もやってくるけど、その度に手放してみてね。
②自分にも他人にも期待するのを辞める
やっぱり、輝いていたころの自分がホンモノで、ぼろぼろの今の自分はウソなんだって思いたいよね。
だからどうしてもハードルを自分で上げてしまいがち。
「自分ならきっとできる!」って自分を信じることは何か目標を達成したいときには力になるけど、うつ状態のときは逆。
思うように動けないのに目標をたててしまったら、できなかったときの失望感でより一層落ち込んでしまう。
回復という長い長い道のりは、のんびりマイペースがいちばん。
自分に対する期待を捨てて、今の自分を受け入れてあげよう。
実はそれが、自分の本来の力を取り戻すための近道だったりするよ。
そして、他人に対しての期待も捨ててしまうことを私はお勧めしたい。
例えば、側にいてくれる家族や友人、恋人。かかっている医療機関や福祉施設の人。今関わっているすべての人に期待しない。
依存しないって言い換えても良いかもしれないな。
自分に対して良くしてくれるのが当たり前だという心構えでいると、予想が外れたときに大きなダメージをくらってしまう。
相手も人間だし波がある。ミスもする。
優しさの種類も人それぞれ違う。
汚い部分もきっとある。
うつ状態のときは繊細になっていることが多いから、人の小さな行動や言動に翻弄されやすい。
だから、自分と他人にしっかり境界線を引いて自分を安定させておいた方がベターだと思う。
気づいて欲しいとか察して欲しいとか、甘えたい気持ちは痛いくらい解るけど、思い通りにはいかないって、今こそ諦めた方が良い。
電話やメッセージも、無視して全然かまわない。
今はひとりぼっちになる時期、と割り切って傷を癒すことだけに集中する。
他人を巻き込むと、大きくダメージをくらってドーンと落ち込んだり、ブチ切れたり、事を荒立ててしまう可能性があるからね。
ちょっと意識してみてください。
そして、自分ひとりだけの静かな空間にいると、自分のちいさな変化に気付きやすくなる。
自分を観察するような視点を持つだけで、感情に溺れて苦しい瞬間が減ってくるようになるよ。
そういうのを、ちょっとずつちょっとずつ重ねていったら、自然と症状が落ちついてきて、嬉しい変化があるかもしれない。
是非、試してみてね。
うつ症状の改善に効果的なものとして、瞑想(マインドフルネス)やCBT(認知行動療法)などがある。
でも、それってどん底にいるときには出来ないものなんだよね。
これが当事者の生の声。
きっとみんなそうだと思う。
今回紹介したふたつのコツは、回復期以前のどん底期のときにやると効果があると実感したものです。
苦しくて人生の終わりみたいな真っ暗闇の中にいるとき、このブログが誰かに届いて、一瞬でも楽になるツールになったら嬉しいな。
回復してきたら、次に取り組むステップについてもアップしていけたらと思ってる。
興味のある人はまた私のページに訪れてみて欲しい。
病気を抱えていて辛いとき、ひとりぼっちだと感じると思うけどそんなことないよ。
少なくとも、同じ道を歩いている私がいる。
治療はものすごく長く辛いことかもしれないけど、そのなかでも肩を並べている存在がいることを忘れないでね。
最後まで読んでくれてありがとう。
また、電話で話そう!