幸せを呼ぶ占い師 鈴音 と申します。
私の部屋には古い間箪笥(けんだんす)があります。
間箪笥とは、一間(昔の単位182センチメートルくらい)の幅があるタンスです。
これは実家からもらってきました。
曾祖母の間箪笥です。
100年くらい前の古いタンスで、私がもらわなければ捨てられるところでした。
私は曾祖母に会ったことがありません。
血もつながっていません。
私の祖父母が「取り子取り嫁」で跡を継いだので、生まれた家のご先祖様として祀っています。
父は曾祖父母のことをあまり覚えていないようでした。
同居していた祖母からは「きついお姑さんだった」と聞いています。
記録によると、曾祖父よりも10歳くらい年下で、曾祖父とアメリカに渡って言葉もわからない国で苦労して一財産築いて帰国した、とあります。
曾祖父との間に子供はいませんでした。
なんとなくですが、曾祖母は一度どこか違う家に嫁いでいて、もしかすると子供も産んでいたのではないかと思います。
何らかの事情で離縁して、曾祖父と結婚したのではないかと推測しています。
曾祖父は三男坊でした。
長男は田畑を継ぎ、次男は医者になりましたが曾祖父は継げるものがなかったので、アメリカに移民として渡りコックをしたそうです。
何年もかかって自分の店を持てることになったので、日本に帰り曾祖母と結婚しました。
再びアメリカに渡って二人でレストランを切り盛りしたのです。
朝は星が出ている時から、夜も星が出る時間までという意味の「朝星夜星」で働いて故郷に錦を飾ったのだと聞きました。
日本に帰った時はもう子供を授かる年ではありませんでした。
大きな家を買って、その家に見合うタンスを求めたのでしょう。
私が子供の時からそのタンスは暗い納戸にありました。
誰も使わず時を経て、扉は壊れ取っ手が外れて使い物にならなくなっていたものを、修理してもらいました。
結構な金額がかかりました。
同じ金額でもっといいタンスが手に入るとしても、私はこの間箪笥をそばに置きたかったのです。
苦しい時、不安な時「私も頑張るね、守ってくださいね」と話しかけます。
もちろん現役で使っています。
モノがあふれるこの時代、お店には安価で便利なモノがたくさんあります。
お店に行かなくてもテレビを見ていればテレビショッピング、新聞にはおりこみチラシや通信販売、ネットではワンクリックで自宅までお届けと、便利な世の中になりました。
買い物を楽しみ、必要なモノを買って不要なモノを捨てられている間は良いのですが、コントロールが効かなくなってモノがあふれてしまうというのもよく聞く話です。
モノを手放して、あえてモノを持たないミニマリストという生き方を選ぶ人もいます。
私はモノに込められた想いも大切にしたいから、モノをむやみに増やさないように気を付けています。
あなたのそばにも、大切なものはありますか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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