「また働かなきゃ…でも怖い…」そんな気持ちを持つのは自然なことです。
じつは、私自身も休職経験があり、「働きたいけど不安…」という思いを何度も繰り返してきました。
この記事では、働くことへの不安の正体とその乗り越え方を解説します。
そもそも休職ってどうなるの?
休職とは、心の不安の元になっていた企業から距離をとり、回復に専念する為の『緊急脱出方法』になります。
これは、精神的苦痛に対応する最初の治療方法であり、これ以上悪化させない為の最善の対策だと考えてください。
なぜ「働くのがこわい」と感じるのか?
最も大きな理由としては、「また同じような辛い思いをしたくない」という気持ちだと思います。
ここに私自身が感じた感情としては、
「休職した企業が配慮するとは思えない・・・」
「休職した企業では評価を上げてもらえない・・・」
そう考えて、更に不安を感じました。
では、一般的になぜ怖いと感じるのかを紹介していきますね。
休職した企業で何を言われているか?
休職中は企業から離れる事ができますが、その間は企業内で社員同士がどのように感じているかという温度感も解りません。
私が以前に勤めていた企業でも休職者に対して、
「あいつはも~戻ってこれないよねぇ」
「壊れたから、復帰はしないでしょう」
などと言われていました。
精神的な理由で休職している人は、一般的な人より不安を感じやすい為、より一層悪いイメージを持ちやすい傾向にありますので、考えて落ち込んでしまう場合は、無理矢理にでもお気に入りの音楽や映像を見て気持ちを切り替えましょう。
心や体が完全に回復していない
休職当初に感じる感覚としては、仕事からの解放と今後の不安です。
しかし、ある一定の生活リズムが整うと少しだけ安心感が出てきます。この頃に感じるのが「元気になっってきた?」という感覚ですが、実際には回復の一歩であって、完治ではないことが多いのです。
厚生厚労省が報告した「主治医と産業医の連携に関する有効な手法の提案に関する研究」によれば、元の職場に復職した人の再休職率は、復職日から6ヵ月後が19.3%、1年後が28.3%、2年後が37.7%、5年後が47.1%となっています。
この事からも解るように、回復したと感じて復帰した人の約半数は、完全に回復してない、もしくは新しい環境でも再発してしまう傾向があります。
しかし、半数以上は回復している事から考えると、個人に合ったプランでしっかりと回復する方法を見つける事ができれば、社会復帰は可能です。
過去の職場での体験がフラッシュバックする
もしあなたが今も企業に復帰すると考えた時に頭によぎる事は、「また同じ事になったらどうしよう…」といった事だと思います。
もし、企業が休職制度を設けている場合は、就業規則で明記し休職者への配慮する事が努力義務として課されています。(安全配慮義務)
しかしこれはあくまでも努力義務ですので拘束力はありません。
その為、企業によっては配慮する事が無い企業もある事を考えると、不安になる気持ちも分かりますよね。
働くのがこわいと感じた時にやるべきこと
あなたがもし今不安を感じる事がある場合は、まずは簡単な事から始めてみませんか?ここでは、不安を感じる場合の対処法をご紹介します。
効果が高く、もっとも簡単な方法
私自身が体験し、実感した方法の中で最も簡単に行う事ができ、無料で行える方法が、「空を見て日光を浴びる」・「散歩をする」といった方法になります。
この方法は、一切お金はかかりませんが、科学的に効果が立証されている方法になります。
参考資料:OMRON 太陽光不足は「うつ病」を招くより
参考資料:DIAMOND online 「よく歩く人はうつ病になりにくい」→精神科医が断言する理由とは?より
また、以前に読んだ記事と書籍で学び、実感した事ですが、自分の意志で決定し歩くと決めた事を実行する事で、達成感や自己肯定感の向上につながると感じました。
ただし、近所の目が気になるという方は、なるべく周囲の目が無いタイミングを見つけ、AM11時頃やPM14時頃など、周囲に人が少ない時間を選ぶ事で人目を避ける事ができますよ。
「不安」を言語化する
不安を感じている人は、多くの事に不安を感じている場合や、抽象的な内容である場合があります。
もし自分は大丈夫と感じている人は、1度書き出して見てください。
私も思考を誠意しようとして書き出そうとしましたが、意外と書き出す事ができませんでした。しかし、これをきっかけに思考を整理する事で、問題や解決法が見えてくるのです。
言語化する方法で、最も効果的な方法としてジャーナリングといった方法が最もおすすめの方法になります。
段階的な社会復帰を考える
あなたが今後復帰を考える際に重要な事は、小さな1歩を踏み出して自分を褒める事になります。
仕事をしていない現実や、収入に関しての不安はどんな人でも必ず出てきます。
だからと言って焦ってしまうのは逆効果となり、心に不安が生まれます。
それよりも、まずは最初の1歩を踏み出す事から始めてください。
・朝決まった時間に起きて見る。
・決まった時間に顔を洗ってみる。
・ストレッチをしてみる。
何でも構いません。ただし、内容は無理なく継続できそうな事にして、もし翌日も継続できたら、とことん褒めてあげてくださいね。
人と話して客観的な意見を貰おう
なんとなく元気になってきたと感じたら、次に行うのは家族や友人に現在の心境を話して見る事です。
とはいっても、なかなか自分をさらけ出すのって勇気がいりますし、今後の関係などが頭にチラついて話しにくいといった感情との葛藤があると思います。
そんな時には、全く関係のない第三者に相談してみるのも良いかと思います。
病院では、病歴や処方箋、今後の通院の手間などが気になった私は迷わず友人に相談しましたが、おすすめは全く別の知識のある相手に話してみるのもいい選択だと思います。
あとくされもないので、安心して活用してくださいね。
無理のない職場選びは一人では難しい
日本人の場合、義務教育から高校卒業まででかかる時間は約12年にもなります。
その中で学ぶ事の中に企業選定はもちろん、将来の働き方について学ぶ事はほとんどありません。
だからこそ、企業選定や人生計画が難しいのは当たり前です。経験量でいえばみんな小学1年生と同じなのです。
そんな時こそ、先生に聞くように経験者やその道のプロに相談する事が最も近道になります。
休職経験は「マイナス」ではなく「強み」になる
少し比較してみましょう。卒業後になんとなく入った企業があなたにとっての最高の転職先だと感じている人は多いのでしょうか?
リクルートキャリアの調査(2023年)によると、転職者の約60%が「転職して良かった」と感じていると回答していますし、長年勤めたから馴染んだという人もいると思います。
それなら、自分を見つめ直す時間を持った人の方が、働き方への意識が高いですし、経験からの判断も出来るはずです。
今休職している人は、今こそ本当に求める働き方を自問自答する最高のチャンスなのです。このチャンスを活かして、最高のリスタートを踏み出す準備をしておきましょう。
まとめ:こわい気持ちは悪くない
今回は、休職中に少し元気になったけど、働く事を考えると不安になる人に向けた感情と行動の整理についてご紹介しました。
不安があるのは自然な事、でもそれに向き合いながら進む方法はあります。いろいろな背景はあると思いますが、まずは深呼吸をして、今の自分にとって本当に必要な行動を知り、1歩づつ進んで行く事が重要です。
特に、休職中の方は一人で抱え込まず、プロの力を借りて「あなたらしい働き方」を見つけましょう。