こんにちは。現役で大手日本企業の採用担当を務めています。
自己PRでよく見る言葉があります。
「責任感があります」
「コミュニケーション能力には自信があります」
「粘り強く取り組む性格です」
これらの言葉が悪いわけではありません。
責任感もコミュニケーション能力も、仕事をする上で大切な資質です。
ただ、採用担当としてひとつ聞かせてください。
その言葉の後に、何が書いてありますか?
言葉は「主張」、エピソードが「証明」
「責任感があります」という一文は、自己申告です。
採用担当はそれを読んで「そうなんだ」とは思いません。
「本当に?」と思います。
では何が「証明」になるかというと、エピソードです。
たとえば、
「任された仕事が予想より難しくなったとき、
締め切りを守るために何をしたか」
「チームに迷惑をかけそうな状況で、どう動いたか」
こういった具体的な行動の描写を読んだとき、
採用担当は初めて「この人には責任感があるな」と感じます。
言葉で言われるより、場面で見せてもらう方がずっと伝わります。
「本当に持っている強み」には、エピソードが複数ある
もうひとつ、採用担当として気になることがあります。
「責任感があります」と書いた後、
裏付けとなるエピソードをひとつ書いて終わっているESがよくあります。
実はここに、見えにくいポイントがあります。
本当に自分の強みになっているものは、
意識しなくても日常のさまざまな場面で出てくるものです。
「責任感が強い人」なら、バイトでも、ゼミでも、
友人関係の中でも、その片鱗が見えているはずです。
もし「ひとつのエピソードしか思い浮かばない」と感じたとき、
一度立ち止まって考えてみてほしいのです。
それは本当に自分の強みとして根付いているか。
それとも、「強みらしく見せやすいエピソード」を探してきただけではないか。
どちらが悪いという話ではありません。
ただ、採用担当はその違いを、文章の端々から感じ取っていることが多いです。
「責任感」を書くなら、バイト・ゼミ・部活のうち
少なくとも2つの場面でそれが出ていたか振り返ってみてください。
出てくるなら、その強みは本物です。
出てこないなら、別の言葉で自分を表現した方が伝わるかもしれません。
「言葉」より先に「自分」を見てほしい
ESを書くとき、多くの人が「どんな言葉を使えば伝わるか」から考えます。
でも順番が逆で、
「自分はどんな場面でどう動いた人間か」を先に整理してから、
それを表す言葉を選ぶ方が、ずっと強いESになります。
言葉は後からついてくるものです。
先に言葉を決めて、エピソードを当てはめようとすると、
どこかちぐはぐな文章になります。
その「ちぐはぐさ」を、採用担当は意外と感じ取っています。
まず自分の行動を振り返る。
そこから滲み出てくる言葉を選ぶ。
その順番で書いたESは、読んでいてもちゃんと伝わります。
最後に
「自分の強みをESでうまく表現できているか不安」
「この書き方で伝わっているかわからない」
そう感じている方は、
現役採用担当の目線でフィードバックすることができます。
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