ヴィゴツキーの発達の最近接領域に触れる

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こんにちは!
心理学客員研究員の原です。

今日は子どもの発達にとってとても大切なテーマであるヴィゴツキーの発達の最近接領域について書いていきたいと思います。

このテーマを述べる前にヴィゴツキー認知発達理論について少し触れますね。
ヴィゴツキーは他者とのコミュニケーションの道具として言葉は獲得されると考え,5~6歳頃になると分化が生じて思考のための道具として言葉は内在化されると考えました。そして,コミュニケーションに用いる言葉を「外言」,思考の際に用いる言葉を「内言」と呼びました。この年頃になるとあらわれる子どものひとりごとは外言から内言への過渡期と考えました。

このようなヴィゴツキーの認知発達理論の提唱は,発達心理学や教育心理学分野に大きな影響を与えました。特に大きな影響があったのは,発達の最近接領域です。

ヴィゴツキーは,子どもの認知発達は2つのレベルで行われていると仮定しました。1つは,「現在の発達レベル」でこれは自分の力でできることを意味します。もう1つは,「発達の最近接領域」といわれる大人や友達にときには手伝ってもらい,またときには見守られながら時間をかけて自力でできるようになっていくことを意味します。

発達の最近接領域というのは教育場面で重要であると考えられ,ヴィゴツキーは,人間のもつ高次精神機能である思考などの認知機能を発達させるときに発達の最近接領域を教育者の側が適切に認識し,そこに働きかけることで教授ー学習過程は効果的になると考えました。

ヴィゴツキーはあまり注目されなかったですが,とても大きな功績を残している研究者です。特に,発達の最近接領域や次回に書く社会的構成論的アプローチは人間の発達を考えるうえで重要であり,大学院入試には頻出なので要チェックです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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