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ヴィゴツキーの社会的構成論的アプローチに触れる

こんにちは!心理学客員研究員の原です。今回は,ヴィゴツキーの社会的構成論的アプローチについて書いていきたいと思います。社会的構成論的アプローチって難しそうなイメージですよね。私もこの内容を理解するのに少し時間がかかりましたが,わかると人間の発達においてとても大切なことだと感じるようになりました。簡単に触れますので,ご興味を持った方はいろいろと調べてみてください。早速,社会的構成論的アプローチとは何かということですが,これは人間の精神機能+社会的・文化的要因を考慮したアプローチになります。これだけではわかりづらいので具体的にその特徴を見ていきましょう。特徴の1つ目は,発生的分析の必須性です。これは,人間の行動の本質をとらえるには,その起源と発達的変化明らかにしていくことが必要ということを指します。特徴の2つ目は,人間の精神機能は道具,言語,記号が媒介する間接的活動です。これは,人間は言語などを使用して考えを伝えたり,考えたりしていることを指します。例えば,伝えることについて,相手に「好きです。付き合ってください」ということは一つの間接的活動といえます。また,考えることについて,「どのようにすればうまく論文が書けるのか」を思考すること,それ自体が間接的活動といえます。特徴の3つ目は,人間(個人)の精神機能の社会的起源です。これは,人間の精神機能は社会的活動の中にあり,2度,2つの水準で現れると想定することを指します。1つ目の水準は社会的レベルの精神間機能です。この例えとして,言葉(外言)を使って他者とコミュニケーションすることが挙げられます。2つ目の水準は個人的レベルの精神内機能で
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ヴィゴツキーの発達の最近接領域に触れる

こんにちは!心理学客員研究員の原です。今日は子どもの発達にとってとても大切なテーマであるヴィゴツキーの発達の最近接領域について書いていきたいと思います。このテーマを述べる前にヴィゴツキー認知発達理論について少し触れますね。ヴィゴツキーは他者とのコミュニケーションの道具として言葉は獲得されると考え,5~6歳頃になると分化が生じて思考のための道具として言葉は内在化されると考えました。そして,コミュニケーションに用いる言葉を「外言」,思考の際に用いる言葉を「内言」と呼びました。この年頃になるとあらわれる子どものひとりごとは外言から内言への過渡期と考えました。このようなヴィゴツキーの認知発達理論の提唱は,発達心理学や教育心理学分野に大きな影響を与えました。特に大きな影響があったのは,発達の最近接領域です。ヴィゴツキーは,子どもの認知発達は2つのレベルで行われていると仮定しました。1つは,「現在の発達レベル」でこれは自分の力でできることを意味します。もう1つは,「発達の最近接領域」といわれる大人や友達にときには手伝ってもらい,またときには見守られながら時間をかけて自力でできるようになっていくことを意味します。発達の最近接領域というのは教育場面で重要であると考えられ,ヴィゴツキーは,人間のもつ高次精神機能である思考などの認知機能を発達させるときに発達の最近接領域を教育者の側が適切に認識し,そこに働きかけることで教授ー学習過程は効果的になると考えました。ヴィゴツキーはあまり注目されなかったですが,とても大きな功績を残している研究者です。特に,発達の最近接領域や次回に書く社会的構成論的アプロー
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